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***夏休み特別企画【GrimReper女子会】***


「「「「わ~い」」」」


リ「誰の発言か分かるように、今回は「」の前に名前の最初の一文字を入れています。例えば私なら“リ「~~」です」


リ「と、言う事でGrimReper初めての試み、番外編女子会。司会進行役はDCRI(国内中央情報局)のリズこと、リゼッタ・チェンユンが務めさせても立います。先ずは自己紹介からお願いします。先ずエマから」


エ「はい。エマこと、エマ・ウォークDGSE(対外治安総局)の大尉として、中東・北アフリカ地区を担当するエージェントやっています。身長181㎝バストは100㎝越えだよ! 体重と年齢は秘密。只今恋人募集中です」


リ「はい。恋多き女性のあとは、薄幸の知的美人レイラさんお願いします」


レ「はい。レイラ・ハムダン。ザリバン、リビア方面軍副指令官をやっていました。身長は178㎝、胸は自信ありません」


リ「最後は本編の主人公ナトちゃんお願いします」


ナ「こんにちは。みなさんいつも俺の話を読んでくれていてありがとうございます。ナトーこと、ナトー・エリザベス・ブラッドショーLéMAT(フランス傭兵特殊部隊)第4班の分隊長をしています。階級は二等軍曹、身長176㎝です」


リ「わー皆170㎝超えなんですねぇ羨ましい。私なんか169㎝でギリ越えられないのに」


エ、レ、ナ「まあまあ」


リ「えー自己紹介が終わったところで乾杯です。宗教の絡みも有りレイラさんはノンアルコールビールですが、とりあえず冷たいビールでGRIMREPERの発展を願って乾杯!」


エ、レ、ナ「乾杯!」


リ「ところで、自己紹介の時ナトちゃんだけ胸の話題に触れていませんが、実際は何カップなのでしょう?」


ナ「知りません!」


エ「おっきいよ。少なくともDは越えているよね」


リ「お―っと、実際にナトちゃんの胸を見たことのあるエマが、いきなりの暴露です」


エ「詳しくは第84部分 【2年前、リビア“ŠAHRZĀD作戦”⑧】 を読むと、ナトちゃんの入浴中の描写とイラストが付いているので是非ご覧くださいね」


ナ「もう、エマ余計な事言わない!」


レ「ホント、軍服着ていると目立たないけれど、こうして私服を着ていると脱いだら凄そうって言うのがよく分かるわ」


ナ「もう。レイラまで!」


レ「ゴメン、ゴメン。でも羨ましいわ」


リ「ところでレイラは戦闘経験が浅いのに、その若さでリベア方面軍の副司令官に抜擢されたわけだけど、それはどうしてです?」


エ「だって、この人凄く頭がいいから」


リ「頭がいいのは分かるけれど、言ってはなんですがリビア出身ですよね」


レ「そう。リビア出身だけど、大学はロンドンなのよ」


リ「えっ!? ロンドン。レイラの家って、海外の大学に行くほどお金持ちだったの?」


レ「いいえ、これはカダフィー時代だったから、能力を伸ばすためには国の援助で海外の大学にも無償で行けたのよ」


リ「凄い太っ腹! で、ちなみにどこの大学?」


レ「インペリアル・カレッジ・ロンドン」


エ、リ「理工系の名門じゃない!」


レ「みんなは?」


リ「私はパリ大」


エ「私はサン・シール陸軍士官学校。軍人目指していたから」


レ「どうして、軍人を……?」


リ「決まっているでしょ。逞しくてスタミナのある男どもが集まっているからよ」


エ「なんで、そこ決めつけるのよ!」


リ「違うの??」


エ「いや……違わないけれど」


リ「ナトちゃんは?」


ナ「ごめん。俺は学校に行ったことがない」


リ「えっ? でも小学校や中学は行ったでしょ」


ナ「いや、それもない」


リ「えっ!? じゃあ、どうやって勉強していたの? エマから聞いたけどナトちゃんはフランス語の他にも、母国のアラビア語や英語、日本語にドイツ語も話せるって聞いているし、傭兵部隊でも佐官級の試験問題もクリアしたって聞いているよ」


ナ「そ、それはサオリやミランに教わっていたから……」


リ「そんな個人に教えて貰えるレベルじゃないよ。だって――」

 執拗に聞こうとするリズをレイラが止めた。


リ「んっんっ(咳払い)失礼しました。さて、一応既婚者が居ないって言うことで、定番の男の話でもしますか!」


エ「サンセー!」


リ「取り合えず、読者様にも分からないといけないので、登場人物の中から限定になるけれど“恋の女王”としてエマ、どう?」


エ「登場人物限定となると厳しいなぁ」


ナ「ムサでしょ」


エ「あぁ駄目。あれはフラれたから」


リ「LÉMATの中では? ハンスとかニルスとかフランソワとかブラームとか、良い男沢山いるけれど、どう?」


エ「駄目駄目、私、男は年上でないと受け付けないの」


ナ「じゃあ、アンドレ大佐とは?」


エ「厳格過ぎて駄目ね。あの人って、寧ろナトちゃんの方に興味があったみたいよ」


レ「それって、厳格って言えるのかな??」


リ「レイラは? 昔、婚約していたんでしょ。その人ってどんなタイプの人?」


レ「学生みたいに明るくて優しい人だったよ」


リ「LÉMATで例えるならニルス少尉みたいな人?」


レ「あー似ているかも」


リ「どう?」


レ「どうって……冗談よしてよ、私なんかもうオバサンよ」


リ「そうかなぁ。手元の資料によるとニルスは29だから、レイラより3つ下なだけよ」


エ「あら。レイラって私より一つ上なだけ?」


ナ「年齢不詳と言っておきながら、自分からバラすなよ」


エ「オッと失礼。今のカットね」


ナ「リズだったら誰が好い?」


リ「私? 私だったら――そうねぇ……黒豹みたいで逞しくて物静かなブラームも良いけれど、ちょっとガテン系でヤンチャっぽいフランソワが好いな」


エ「あーなんとなくリズに似合いそう」


リ「それに彼ってチョッとジュワちゃん似だし、リビアでハーレー乗っていた映像見て痺れちゃった」


エ「まあまあ」


ナ「ところで皆の使っている銃とか、好きな銃は?」

 自分に火の粉が降りかかるのを体よく避けるために話題を変えるナトー。


リ「私は一応内務省管轄で拳銃は官給品のベレッタ92を使っています。なんでも良いって言われたらSIGザウエルP250なんか使ってみたいと思っているのですが、こういう戦闘とかスパイ的な物語の場合、気になるのが愛用の拳銃ですが、皆さんそれぞれ何をお使いですか?」


エ「私はベレッタPX4.カートリッジの交換無しで20発も撃てるのは魅力よね」


レ「特に今は銃を持たない身分だけれど、もしも持つとしたら、以前持っていたトカレフよりもバラクの持っていたイメジェックMP-443がいいわ。ロシア製とは思えない綺麗な銃よ」


ナ「俺は、その日の気分でワルサーP99ASコンパクトと、同じワルサーのP22TARGETを使っている。何となくだけどデザインが好きかな……」


エ「そう言えばさー、ナトちゃんってドイツ好きだよね。部隊ではSIGザウエルP320なのに、わざわざドイツ製のワルサーでしょ」


ナ「そんなの偶然だよ」

 そう言いながら注文していたソーセージとジャーマンドポテトを摘まむ。


エ「ほら、それもそう。ソーセージにジャーマンポテトもドイツ料理でしょ。日ごろ日本びいきみたいに言っているのなら、チューハイに枝豆や肉じゃが、それにさんまの塩焼きでしょ」


ナ「たまたまだよ。それに、そんなものこのお店に置いてないじゃないか」


エ「いいえ。タマタマなんかじゃないわ。だいたいハンスだってドイツ人だし。さっきの恋バナ、チャッカリ避けたのは見逃さないわよ」


ナ「ハンスは関係ないだろ」


エ「いいや、ある。貴女はハンスが好き。それに部隊に居るトーニっていうイタリア人も貴方にお熱だし、死んだ日本人のサオリの事だっていまだに忘れられないし、まるで恋の日独伊三国同盟じゃない!」


 まあまあと、リズとレイラが酔いのまわってきたエマを宥める。


リ「エマ、ひょっとしてまた誰かにフラれたの?」


エ「そっ、そうなの。ベルったら最近ベッドで話をすればナトちゃんのことばかりで……」


リ「また良い人が見つかるわよ。だって貴女は“恋の女王”でしょ」


エ「ありがとう。リズ、今度また家に遊びに来てくれる」


リ「いいよ。私で良ければいつでもOKよ」


エ「あんただけだよ。私の心を分かってくれるのは」

 そう言ってリズに抱きついて泣き出してしまうエマ。


レ「エマって酒癖悪いの?」


ナ「DGSEの大尉だけど、素行は良くない」


 エマが泣き出したところで、今回の女子会はお終いです。

 引き続きGRIMREPER本編を何卒宜しくお願いいたします。

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