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#70 もうすぐ学校
――ナオの家
「はぁ~……」
ナオは漫画を読みながら、溜息を吐いた。
「もう夏休みも終わるね」
「あと3日だな」
ナオは、夏休みが終わってしまうのを残念がっていた。
「双子たちも「夏休み終わるのやだー!」って言ってたな」
「チヒロは残念じゃないの?」
「しょうがないじゃん」
チヒロのその言葉に、「大人だなー」感心するナオ。
「よう、お前ら」
しばらくして、マモルが来た。そしてドカッと座ると、机に何かを置き始める。
「もしかしてマモル……」
ナオは机に置かれた……夏休みの宿題を見て、何かを察する。それはチヒロも同じだった。
「去年もその前もだったじゃん、しっかりやらないと……」
「わかってるって」
チヒロとナオは少しだけ手伝うことになった。マモルは夏休みの宿題をやりながら、ナオの説教を聞いていた。
こうして長い夏休みもあっという間に過ぎ、学校が再び始まる……。今年は思い出がたくさんできたな……そう思うチヒロだった。そして……
「冬休みのはしっかりやること!あと来年の夏休みも……」
「はいはい、わかってるって」
ナオの説教はまだ続いていた。




