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#60 洞窟の3人
――ツキカゲ村の洞窟
チヒロとナオは、洞窟に来ていた。探検の際に見つけたこのスポットに、チヒロたちは時々、この場所に来ていた。
「あー、涼しいね」
「うん……」
2人が話していると、向こうの方から足音が聞こえる。その人物は……
「フミヤ?」
狐族のフミヤだった。
「久しぶりだね」
「そうですね」
フミヤは、普段あまり外に出ることがない。自分の部屋で絵をかいたり、勉強したりしていた。話を聞くと、身体がなまってはいけないと思い、散歩のついでにここに来たそうだ。
「ん?お前、目の下にクマがあるぞ?」
チヒロが心配そうにする。
「あぁ、絵を描いてるんで。そろそろコンクールもあるし……」
「おー、そんな時期か」
フミヤは現在、絵のコンクールで、3年連続『金賞』を獲得していた。
「ちゃんと寝る時は寝ろよ?」
「大丈夫です、そこら辺は気をつけてますから」
フミヤは、しばらくして帰っていった。チヒロとナオは、これからどうするか話し合っていた。そして……
「じゃあ、『ナオの家でスイカを食べに行く』で決定!」
2人は、ナオの家へ行くため、洞窟を後にした……。
フミヤは久しぶりですね……。




