#54 旅行 ~お土産~
展望台から帰ってきたチヒロたち。10分程して、村長たちも帰ってくる。ケンイチとケンジの表情を見れば、とても満足そうな顔をしていた。
――マサムネの別荘
チヒロたちは、無人島からキサラギへ戻ってきた。ケンイチとケンジと別れ、マサムネの別荘へと帰る。
「ただいまー」
「あ、帰ってた」
しばらくして、ハルコとレナが帰ってきた。2人の両手には、アウトレットモールで買ってきたであろう紙袋を持っている。
「どうだった、無人島は?」
レナのこの一言から、チヒロたちは今日の一日の出来事を話し始める。それを見ていた村長とマサムネは、夕食の準備を始めるため、キッチンに向かった。
現在、一同は別荘の庭に出ていた。今日の夕食は……『バーベキュー』だ。
「それでは……乾杯!」
「「「「「「「乾杯!」」」」」」」
乾杯の音頭も済ませ、バーベキューが始まった。
「うめー!」
「ほれ、じゃんじゃん食えよ」
チヒロたちは、バーベキューに舌鼓を打っていた。
「あ~あ、2泊3日ってあっという間だなー」
ナオは、明日で帰ることに悲しい表情になる。
「また来ようよ」
「そうだ、また来なさい。いつでも歓迎するぞ!」
マサムネはそう言って、酒を飲んだ。チヒロとナオは、顔をお見合わせて笑った。
「あっ、そうだ!」
レナが突然、別荘の方へと入る。ハルコも、何かを思い出したかのように、別荘の方へ入る。「何事だ?」とその場にいた一同は、首を傾げる。
しばらくして戻ってきたハルコとレナは何かを持っていた。
「はい、こっちがチヒロで、こっちがナオの!」
「トモとマモルも、どうぞ!」
4人は、ハルコとレナから、小さなラッピングを貰う。そして早速、ラッピングを開ける。それには……
「「「「ブレスレット?」」」」
チヒロは青、ナオは緑、トモは黒、マモルは赤のブレスレットだった。
「私たちも、ほら」
ハルコはピンク、レナは黄色のブレスレットを持っていた。それはみんな同じ形をしていた。
「折角だからお揃いにしたの!」とハルコは微笑む。
そして、トモが付けるのを見ると、それぞれ手首に付ける。そして全員が顔を見合わせる。すると……
「「「「「「あははは!」」」」」」
何故か全員で、笑いあった。
「……あれ?ワシのは?」
村長の言葉は、誰も聞こえていなかった……。
旅行編がようやく完結しました。
そして次回はあのイベントが……。




