#43 夏休み1日目
――村長の家
夏休み1日目。村長の家の居間には、2年生たちが集まっていた。
「おう、全員いるな」
村長が全員いることを確認し、中央に座る。
「さて、今日みんなに集まってもらったのは……少し確認したいことがあってな」
「確認したいこと?」とナオ。
「あぁ、実はな……このメンバーで旅行に行こうと思うんだ」
村長のその言葉に、6人は……
「「「「「「……」」」」」」
ノーリアクションだった。
村長の詳しい説明はこうだった。この間、別荘を買った友達に、久しぶりに電話をした村長。そこで友達が、この夏に遊びに来ないかと誘われたそうだ。さらに、何人でも大歓迎とのことだった。
「超優しいな、その人……」とチヒロ。
「というわけで確認したいのは、全員の予定が合うかどうかだ。予定は2泊3日だからな。さぁ、話し合ってくれ」
そして、6人はそれぞれの予定を話し合う。この時点では全員、「合わないだろうな……」と思っていた。そして……
「「「「「「合った……」」」」」」
誰もが合わないと思っていたので、驚くのも無理はなかった。ともかく、全員で旅行に行けることが決定した。
「楽しみだね、チヒロ!」
「そうだな……」
ナオは早くも旅行を楽しみにしている。
「トモ、楽しみだな!」
「……うん」
トモとマモルも、楽しみにしていた。
「ハルちゃん、新しい水着買いに行こうよ!」
「うん!かわいいのがいいよね!」
ハルコとレナは旅行の為に、新しい水着を買うことを決めたようだ。
……旅行まであと1週間。




