東と燈[invisible days]

青年、中結 東（ナカムスビ　アズマ）は写真記憶のできる高校2年生（17歳）。
来年は受験。
それまでに、海外に行こうと行動を起こした。

一方、少女、会川 燈（アイカワ アカリ）は陸上部に所属する中学1年生（12歳）。
夏休み、部活の朝練に向かうため家を出るも、違和感。

誰か、私に気づいて！
少女は、全てを失おうとしていた。

ひょんな事から燈の存在に気が付いた東は、僅かな時間だが燈と共に過ごし、そして……。

---『神隠し』---
理不尽の極み、不可抗力の神の力。
その力の前には、何人も抗う事は叶わない。

少女は、懇願する。助けてほしいと、懇願する。
例えそれが叶わぬ願いだとしても。


夏休みも残り2週間。
東と燈の出会いは、偶然か？
それとも……。


セツナクなるようなお話が書きたい次第であります。


物語は、二人のそれぞれの視点が交互に綴られています。
同じ内容が続くので苦手な方は御免なさい。