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追跡 03

 リズミカルな摩擦音が暗い室内に響いていた。

火起こし弓が生み出す灰は、時間と共に少しずつ成長し、中に灼熱を孕んだ小さな塊となって周囲に微かな熱を放っていた。

 灰の塊を乗せた木の板を囲炉裏の中心に移動させると、エリスはおが屑や藁を振りかけた。

様子を見ながら小さく息を吹きかけていると、おが屑の山の中心に弱々しい種火が生じる。

枯れ枝や枯葉、枯れ草などを注ぎ足していくと、やがて炎は盛んに燃え上がり始めた。

後は薪さえあれば、放っておいても焚き火は燃え続けるだろう。

 窓の外にある剥き出しの土の地面では、炎に合わせて家壁の影が揺れていた。

やがて夕闇が迫ってくれば、夜目に焚き火は目立ってしまうだろう。

だが、多量に出血した人間を夜の冷気に放置すれば、朝には冷たくなっていたなどと成りかねない。

それに廃屋は丘陵と丘陵の狭間にあった。

 朽ちかけているとは言え、屋根も壁も焚き火の炎を遠目から遮ってくれるだろう。

迷いながらも、軽い息を吐いて仕方ないと割り切った。

 部屋の片隅に横たわっているアリアは、今は安らかな寝息を立てていた。

平気そうに振舞っていても、やはり相当に疲れていたようだ。

人族の娘の青白い憔悴した顔を見つめて、無理もないと半エルフは目を瞑った。

昨日今日とずっと戦っているか、歩き詰めだったのだ。

傷の痛みで目を覚ますまでは、ゆっくりと眠らせておこう。

 額の汗を拭ってから、エリスは血糊に濡れたアリアの長剣を抱え上げた。

やはり重い。短剣や小剣なんかとは、根本的に違う武器だとその重さが躰に理解させる。

岩場に囲まれた地面の窪みに、多目の雨水が溜まっているのを見つけていた。

飲んだり、躰を洗うには適してないが、剣を洗うくらいには丁度いいだろう。

「洗っておくね」

寝ているアリアにそう声を掛けると、長剣を腕に抱かかえたエリスは戸口へと向かった。



「わしらの身内には、確かに追跡を得手とする者がおるよ。腕は確かじゃ」

 黒エルフの長は、一見では好々爺の印象を与える痩せた小さな老人であった。

しかし、その細い目が、油断なさそうな狡猾な光を浮かべている事に注意深い者なら気づいただろう。

黒エルフの老人を農家へと呼び出したオーク氏族の有力者たちは、高圧的に振舞いつつ追跡するのに人員を貸すように言い渡したが、老人は怯んだ様子もなくオークたち足元に付け込んできた。

「報酬は……そうさな。タレー銅貨で三百枚は貰いたいの」

老エルフの口にした値段を耳にしてオークたちは唖然とし、次いで額に青筋を浮かせた。

「タレー銅貨で三百枚!三百枚だと!馬鹿馬鹿しい!!」

オークたちは歯を剥きだして怒り狂っていた。値切る為の演技ではない。

オークの有力者たちから見れば、老人の要求した金額は法外以外の何物でもなかった。

「ふざけるな!たかだか四、五人のエルフを雇うのに誰がそんな金を払うものか!」

「腕利きの傭兵十人を一ヶ月雇える金額だぞ!話にならん」

 漆黒の肌をした黒エルフの老人は、オーク達の上げる罵声や怒声にも怯んだ様子もなくニコニコと無害そうな笑顔を浮かべていた。

「だが、族長の仇は取らねばなるまい」

船乗りの飼う猿のように小首を傾げながら、老人は細々とした声で反論した。

「タータズム族の誇りに比べれば、はした金じゃろう?」

黒エルフ老人の言葉に、忌々しげに睨みつけたり、舌打ちしながらも氏族のオークたちは黙り込んだ。

「見知らぬ丘陵や曠野は誰にとっても危険な土地。それは博識なおぬしらならようっく承知な筈」

 長い指を擦り合わせながら、老エルフは追従を織り交ぜてそう囁いた。

暫らく苦虫を噛み潰していたオークたちが顔を見合わせると、頃合を計ったように座の中心にいた恰幅のいいオークが口を開いた。

「に、しても銅貨で300枚は吹っかけすぎだな。精々20枚がいいところだ」

オークの言葉に衝撃を受けたように、驚愕の表情を浮かべた黒エルフの老人は細い眼を瞠った。

「欲しいのはタレー銅貨じゃよ。そこら辺の町の銅貨なら倍は貰いたいの」

数匹のオークが立ち上がりかけるのを恰幅のよいオークが手を伸ばして牽制しながら、流石に険悪な顔になって身をずいっと乗り出した。

「爺さん、欲を掻きすぎると、早死にすることになるぞ」

座のオークの一人が頷くと、恰幅のいいオークは喉から搾り出すような低い声で告げた。

「……銅貨で五十枚だ。エルフ二、三匹の日雇い仕事にしては、それでも払いすぎだがな」

殺気だったオークたちの脅し文句と険悪な視線に何も感じていないのか、黒エルフの老人は邪気のない好々爺の笑みを浮かべてニコニコしていた。

「大切な仲間を、そうそう捨て値で危ない目に合わせるわけにもいかんでのう」




 引き締まった体躯の浅黒い肌をしたオークが、焚き火の傍らで所在無げに佇んだり、地べたに座り込んでいる四、五匹の武装したオーク達の目の前に立った。

「もうじき追跡を開始する。全員、五日分の水と食料は持ったか?」

「持ったぜ。だがよ。五日は少し多すぎるような気もするぜ。三日で充分じゃねえか?」

黒オークの呼び掛けに、真ん中に座っていた大柄なオークが答えた。篭ったような潰れた声だった。

「念の為だ。東の曠野にでも逃げ込まれたら、何日追うことになるか分からんからな」

黒オークの言葉を聞いたオークたちは、明らかに長期間の任務に気が進まない様子で、顔を嫌そうに歪めたり、不満そうにぶつぶつと呟きを洩らしていた。

「躰をようく暖めておけよ。暫らく、暖かな寝床とはお別れだからな」


 踵を返した黒オークは、林の方から黒エルフが近寄ってくるのに気づいた。

黒檀の肌をした男は華奢な者が多いエルフ族にしては珍しい屈強な逞しい体格で、いかにも精悍そうな印象を見るものに与えていた。

「……話が付いた頃か」

 黒エルフの戦士が口を開き、黒オークは農家を眺めて無言で頷いた。

黒エルフは、黒オークに鋭い眼光を向けて疑問を口にした。

「だが、俺たちを雇う必要があるかな。追っ手は放ったんだろう?ガーズ・ローよ」

「網は張った。有力者共が手勢を出して、街道を中心に周囲の丘陵に四、五人ずつが待ち構えている。

が、如何せん不慣れな土地だからな。人数も足りんし、すり抜けられるのが落ちだ」

黒エルフは顎を掌で撫でながら、脳裏に地図を描いて眉を顰めた。

「……となると、南へ行けば半日で人族の領土だ。正直、捕らえるのは難しいぞ」

「奴らには手負いがいる。街道を封じれば、そうそう真っ直ぐには逃げられん」

ガーズ・ローの言葉には、多分に希望的観測が含まれている気もしたが、かといって全く望みがない訳でもない。

黒エルフは頷きながら、オークの死体に目をやってから気になってる事柄を訊ねた。

「例の剣士はどうする?ガーズ・ロー」

「如何な手練とは言え、二十人のオークを相手にしては無傷ではすまん」

黒オークは事も無げに勝算はあると呟いた。

黒エルフは頷きながら、マフラーを首筋に寄せた。

「そう思いたいものだ」

夕刻が近づき、空に黄昏の茜色が広がりつつあった。

辺りは大分、冷え込んできている。

草原に舞い降りた鴉たちが、甲高いしわがれ声で鳴きながら、鋭い嘴で草原の彼方此方に転がっているオーク達の死体を突いていた。

黒エルフが微かに背筋を震わせたのは、冷気の為だろうか。

「死体を改めた。半数は急所を一突きか二突きでやられている。

 口で出して言うのは易いが、そうそうできる事ではない」

口にする黒エルフにしてからが熟達した剣士である。

それが些かしつこいほどに念を押してくる。

「油断はせんよ。手負いの獣は得てして手強い。

 だが、正直言えば、あの女と族長の仇とが別行動していてくれた方が有りがたい」

「それを聞いて安心した。強敵と戦えて嬉しいなんてほざく奴は、きっと頭の中に馬糞でも詰まっているに違いないからな」

ガーズ・ローは、黒エルフの言葉に唇の端を苦笑の形に吊り上げた。

「……聞かれたら事だぞ」

呟いた時に大きな農家の扉が内から開かれて、二人は同時に振り向いた。

二人の姿に気づいた小柄な黒エルフの翁は、満面の笑みを浮かべてひょこひょこと歩み寄ってくる。

「折り合いが付きましたか?」

黒エルフの戦士が丁寧な口調で訊ねると、隊商の長は破顔した。

「銅貨二百枚分の品物か貨幣。前金で百、後で百じゃ」

小規模の隊商の臨時収入としては、多くもないが悪くもない金額だった。

黒エルフは口笛を吹いた。黒オークは肩を竦める。

「よくもまあ吹っかけたものだな。爺さん」

「粘ろうと思えばもう少し粘れたがのう。オーク共の血管が破れても気の毒じゃったからな」

歯の無い黒エルフの翁は愉快そうに顔をくしゃりと歪めると、ひっひっと笑った。




 風が吹いていた。

冷たい北風が丘陵と丘陵の狭間を吹きぬけていく。

もとは村道であったのだろう、草木のない赤茶けた土に砂埃が舞った。

褐色の肌を持つ黒エルフの女は思わず目を閉じた。

風はなんとも嫌な、湿った香りを孕んでいた。

 鼻に残していった嗅ぎなれぬ匂いに黒エルフの女は眉を潜めて、鼻を鳴らした。

今だけ我慢すればいい。

柵の外にある丘陵地帯の麓。目を閉じたまま地面にしゃがみ込んでいる女エルフに、背後から微かに足音が近づいてくる。

一つは重い。

土と砂の鳴き声から足音の主が一歩一歩大地をしっかりと踏みしめているのが分かる。

 がっしりとした体躯の持ち主で、淀みのない一定の歩調からはよく鍛えられている頑強な肉体の持ち主である事を黒エルフは察知した。

もう一つの足音の主は、殆ど音をたてていない。

音を立てない歩き方を普段から習慣づけているのだろう。

乱れぬ歩調からやはりよく鍛えているが、此方は機敏で動き易い筋肉の付け方をしていることも聞き取れる。

足音のリズムからして二人とも中肉中背で、込められた音の響きから殆ど疲労していない。

砂と土を踏みしめて近づいてくる小さな足音に、黒エルフの女はしゃがみ込んで地面に指を這わせた姿勢のまま、背後に声を掛けた。

「ガーズ・ロー、ヴィレウス」

距離は背中に五十歩ほど、二つの足音が戸惑ったように急に立ち止まった。

「ほう、足音だけで誰か分かるものか?」

「何となくね」

呟きながら黒エルフの女は立ち上がる。

「話が付いたぞ。お前を借りる」

 黒エルフの女はしなやかな足取りで歩き回り、鋭い眼で丹念に地面を調べて廻っている。

聞こえているだろうが、反応しない。

黒オークは気を悪くした様子もなく、しゃがみ込んでいる女の傍らに歩み寄った。

「足跡か。此処で途切れているように見えるが……」

「ううん。結構、上手く痕跡を消しているけど残念。血の跡は誤魔化し切れてない。

やったのは多分、森エルフかな。面白い連中だね。」

黒エルフの女は再び立ち上がると、地面に刻まれた別の足跡を指し示した。

「こちらは南東に向かってる。足跡が大きくて深いから多分、若い男。単独行動している。

足跡が残りにくい草原に踏み込んでいるのが厄介だけど、追えないほどではない」

黒エルフの女は黒オークを見上げて

「本命は此方」

「自信があるようだな、ジル」

ガーズ・ローの問いかけに対して、黒エルフの女はキュッと唇の端を吊り上げた。

「私は奴の背丈と歩き方、そして村に残された足跡も此の目で見た」

 地面に残された足跡からは様々な事が読み取れる。

足跡の深みや歩幅から体重、歩幅から体格と骨格は割り出せた。

ふらついているか、真っ直ぐか、向きを見れば運動神経や疲労の程度も推測できる。

「信じられないなら両方追えばいい。私としては、エルフと剣士の二人組の方に興味があるけどね」

断言する褐色の肌の女エルフを鋭い目でじっと見つめてから、黒オークは頷いた。

「いいだろう。では、狩りを始めるとしようか」



 人気の無い廃村にも、夕刻の冷たい風が吹き始めていた。

昼から夜へと移り変わる時間帯に特有の、内陸から沿岸に向かって吹く風に似ている。

海からは遠い筈なのに、時折、潮の匂いを孕んだ奇妙な風が吹く事があった。

 エリスは躰をぶるりと震わせた。

血糊を洗い流した長剣から布で水気を拭い去り、傍らの樹に立てかけると、次に見つけたベリーやナッツの類を革袋から取り出して、食べ易いように小さな袋へと分類し始める。

一通りやるべき事が終わったので、溜息を洩らしつつ大空を見上げると、遠い夕雲が南方の彼方へと流れていくのが見えた。

 落日の地平線に広がり揺れる茜色は、不吉な鮮血の兆候に思えてエルフ娘の小さな胸に不安を湧き起こした。

「嫌な夕陽……血の色みたい」

ポツリと呟いてから頭を振って、気を取り直してそろそろ小屋へ戻ろうと立ち上がった時に、丘陵の影から人影が姿を現し、近づいてくるのに気づいた。

「……あれは」

「……見つけた」

呟きの癖に奇妙に大きく響いた虚ろな声に、何故かエルフ娘の背筋に冷たいものが走った。

「……あ、貴方、無事だったのか」

 やがて目の前に立った村の青年は、じっとエリスを見つめてくる。

濁ったような、その癖奇妙に据わった目付きだった。

如何という訳ではないが、何故か危険な感じを嗅ぎ取って、エリスは無意識のうちに腰に手が伸びた。

だが其処に棍棒はなく、無手であることを思い出して内心で舌打ちする。

「……どうしてだ?」

言葉の意味が分からずに問い返すが、青年は瘧のように躰を震わせていた。

「え?」

「……なんでミナが死ななくちゃいけなかったんだ」

 据わった目付きで半エルフの娘を睨みつけていた青年の目には、明白な害意が渦巻いているように思えた。

困ったように肩を竦めてから、青年の横を通り過ぎようとしてエリスは腕を掴まれた。

「……なんでだ?」

「放して」

「……なんで。彼女を。見捨てた」

言葉を区切るように、掴んだ腕に力が入ってくるのが分かった。

「彼女が死んだ理由ね。教えてあげる。貴方の力不足よ。もっと早く逃げ出せば二人とも生きていた」

正論を言うよりは、逃げるなり、話をあわせるなりした方がいいかも知れないが、やる気にはなれない。

「何だその言い方は……謝れば許してやろうと思っていたのに」

あまりの身勝手さに馬鹿馬鹿しくなって、エリスは溜息を洩らした。

「そもそも、貴方は自分の出来る事をしたの?」

「……五月蝿い」

「あの状況で族長を殺せば、オークたちが怒り狂うのは当たり前で……」

「……五月蝿い!黙れ!」

 村人の青年の拳が振り上げられた。

半ば予期していた拳は、しかし避けられなかった。

エリスの顔に衝撃が走った。

訓練を受けたアリアのように格好良くはいかない。

頭の奥がくらくらする。躰が恐怖と衝撃に震えた。

強烈な一撃だった。口の中が切れている。

「お前の責だ」

 言いながら、再び、拳を振り上げて近寄ってくる。

倒れたエリスの手が地面の土を掴み取った。目潰しにパッと投げかける。

拳が空振った。目を押さえながら青年が憤怒の咆哮を上げる。

「八つ当たりはみっともないな。守れなかったのが自分とは思わないか?」

 距離を取りながら正論を吐くが、耳に届く筈もない。

青年は躰を屈みこませると、エルフ娘の声のする方向へと我武者羅に突っ込んできた。

慌てて躱したものの転倒したエリスに、伸し掛かる村人の青年。

「……穴兎が!」

「言ったな!地虫!」

 侮蔑の言葉にエリスの顔にカッと血が上った。

互いにエルフ族と農夫を軽蔑する言葉を掛け合って、エリスの足が飛んだ。

地面を踏み抜くような勢いで、転んだ姿勢から思い切りに顔を蹴りぬいた。

青年の鼻の付け根に蹴りが直撃する。

悲鳴を上げつつ、再び鼻血を撒き散らした。

「ごろじでやる」

 青年の目は灼熱の怒りに赤く歪んでいた。

血走った目付きに恐怖を感じたが、半エルフの娘は竦み上がる事はなかった。

盗賊やオークの方がよっぽど恐い。再び土を掴んで投げつける。

怯んだところを追撃の蹴りを食らわせた後、素早く立ち上がって走り始めた。

木陰に隠した長剣に走り寄るが、流石に必殺の武器を振るうのは躊躇する。

 その瞬間、農夫の青年は猛烈な勢いで迫ってきて、エリスの腰へと飛びついてきた。

悲鳴を上げながら慌てて剣を突き出したが、肩に当たるも浅い。

エリスは地面へと押し倒され、その手にあった剣は遠くへ跳ね飛ばされた。


 農夫の青年の逞しい腕が猛烈な力で翠髪のエルフの細い喉首をぐいぐいと締め上げる。

全身で暴れて必死に抵抗するも、顔を爪で引っ掻かれようが憤怒している青年にはまるで通じない。

「……やめ……て」

 エリスが腕を叩く力が急激に弱まり始めるが、懇願の言葉にも農夫の青年は首を締め上げるのを止めない。

やがて白目を剥き、舌を突き出した凄まじい形相のままにエリスの宙を掻いていた腕が力なくくたりと地面に崩れ落ちた。

 全身から力が抜けると同時に、エルフ娘の弛緩した下半身から漏れた小水が地面を黒く濡らしていく。

農夫の青年は肩で息をしながらのろのろと立ち上がり、息絶えた翠髪のエルフから顔をそむけるようにして蹲ると、恋人の名を呟きながら低い声ですすり泣き始めた。




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