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北の村 04

 アリアは顔から水滴を滴らせながら、瞬きしてエリスを見つめていた。

「あはは、心配性な人だなあ。大丈夫だって。水浴びを楽しみなよ」

「……なるほど」

直撃した水を拭いながら、可笑しくてたまらない様子で陽気にケラケラ笑っている翠髪のエルフの位置を見定めると、顔目掛けて思い切り水を蹴り上げた。

「……うぴ!」

半エルフの笑顔に水の飛沫が直撃したところに、黒髪の女剣士はさらに水を掬って追撃を浴びせ掛けた。

「あはははははは!うん、此れは楽しいな」

 今度は愉快そうに腹筋を震わせて笑う人族の娘を前に、自分の投げた量の倍する水を被って頭の先から濡れ鼠のようになった半エルフは、翠色の前髪を指先で弄って水滴が滴り落ちるのを確かめると陰気に呟いた。

「……髪まで濡れた。こっちは顔だけだったのに。二回もした」

「先にやったのは君だしな。此れでお相子だな。お終いにしよう」

しれっとして調子のいい事を告げるアリアをエリスはじっと見詰めると、無言で川面にしゃがみ込んだ。

予想していたので、アリアは素早い動きでジグザグに後退しながら反撃の体勢を整える。

二人の娘の叫びの入り混じった笑い声が、初冬の空の下の川面に響いた。




 太陽は中天にあり、穏やかな日差しを川辺の村落の田舎道へと降り注いでいる。

翠の髪をした色白のエルフと、背の高い黒髪の娘が、全身から水滴を滴らせながら、裸に近い格好で川辺の村落の田舎道を足早に歩いていた。

 二人とも顔色は白く、唇は紫色で歯をガチガチと震わせている。身震いし、周囲を見回しながら、

「……誰もいないよね」


 胸着と腰布だけ纏った綺麗なエルフの娘が水滴を滴らせながら旅人の泊まる粗末な藁葺き小屋に飛び込むと、暖炉で魚を焼いていたウッドインプが大きく目を瞠った。

「火種、火種」

口ずさみながら頬に傷跡のあるウッドインプの隣にしゃがみ込んで、枯れ枝を纏めた即席の松明を暖炉に突っ込むと、

 火種を取ってまたすぐに小屋を飛び出していく。

布からはみ出た丸みのある白い尻を瞼に焼きつけたウッドインプは、手元の魚が焦げつつあるのにも関わらず、エルフ娘が出ていく時まで石像のように固まっていた。



「……髪の毛まで濡らす心算はなかったのに。早く乾かさないと」

河原に集めておいた枯れ枝と枯葉の山に火種を突っ込むと、火は徐々に大きくなっていく。

焚き火の傍らにしゃがみ込んで躰を暖めながら、襤褸布で水分を拭い去っていく。

今はまだ真昼の暖かな日差しが地を照らしているが、すぐに初冬の冷気が周囲を包むに違いないのだ。

「こっちは顔だけ狙ったのに」

エリスがぼやきながら、髪の毛を布で拭いていた。

「大笑いするからだ。それにそっちもすぐに髪までかけて来た。

 私の方が髪が長いから、乾くのに時間が掛かるのに……」

アリアが濡れた前髪を拭いた布を絞りながら、文句を云う。

「私だけやられっぱなしだと癪じゃない」

「……胸も小さいと気持ちも小さくなるのだなあ」

何か言い返そうとしたエリスが大きくくしゃみをした。


 土手の上から、なにやらドウォーフの野太い声とウッドインプのキイキイした声で言い争う声が聞こえてきた。

「何か喧嘩している」

呟きながらエリスは頭をごしごしと布で擦り、毛先の具合を確かめる。

「んん、大分、乾いたかな」

女剣士は空を見上げる。太陽の位置は中天よりやや西にあった。

「正午過ぎたくらいか。で、如何する?これから」

「宿屋の親父に、モアレの場所を尋ねてみようと思う。

 親父も知らなかったらティレーで古着を買う心算だけど」

 エリスは今のところ、人族の娘の余分の上着を借りてはいたが、何時までも頼っているのも気持ちがよくなかった。自前の服が手に入るなら、それに越した事はない。



 昼時を少し過ぎた頃、街道筋の古びた旅籠、竜の誉れ亭は盛況を呈していた。

泊り客や近場の常連客だけでなく、通りかかった行商人や自由労働者、巡礼などの旅人が昼飯を食おうと立ち寄ってきて十数人の客で賑わっている。

農民や市民は大半が一日二食で済ませるが、旅人のうちには食べられる時に食べる習慣の者も少なくない。明日にはゴート河の艀が再開すると聞き、旅籠に屯する旅人達の顔色も明るい。

安宿とは言え、宿代が重なれば馬鹿にならないのだ。


 奥の暖炉に掛けられた鍋の底には、残った粥がまだ湯気を立てていた。

大麦の黒パンですら、庶民にはそれなりに値の張る食べ物で、貧しい旅人は雑穀の粥やパン、野菜を煮たスープなどの食事で胃を満たすのが普通である。

近隣に住む老ゴブリンや農夫などは雑穀の粥に舌鼓を打っていたが、客のうちには身なりのいい者もいて、そうした者たちには旅籠の供する食事は不評のようであった。

裕福な商人らしい武装した南方人の五人組などは、数ヶ月も泊まり客のいなかった大部屋を五日ほど借り切っていた。

「ここの不味い粥ともお別れだな」

「ん、如何だ?此れでお別れと思うと名残惜しく思えるんじゃないのか?ライカン」

「止してくれ。清々するよ」

「全く!二度と喰いたくないものだ!」

囃し立てるような笑い声にバウム親父は額に青筋を浮かべていたが、鈍感なのか、図太いのか、南方人たちは気にした様子もなく汚い宿屋だ、もう見納めさ、などと続けていた。

旅籠の娘ジナも、南方人たちを嫌な人たちだと不満げに睨みつける。

父親の料理が褒められたものではないのは事実だが、態々、大きな声で言い募る必要はないと思っていた。

 扉が開いた。二人組の女性が宿屋に踏み込んでくる。

一人は美しい刺繍が為された高価な服を纏った人族の女剣士。

もう一人は、みすぼらしい腰布に不調和な綺麗な上着を着込んだ半エルフ。

この黒髪の女剣士も上客だった。

優雅な身のこなしで室内を見回すと、旅籠の主へと歩み寄っていった。

「ああ、親父。丁度よかった。ちと訊ねたい事があったのだ。……えっと」

連れの翠髪の女エルフが女剣士の耳元でなにやら耳打ちする。

「モアレだ。モアレという村を知っているか?」

女剣士が問答する一方で、エルフ娘は後ろに立って大人しく会話を聞いていた。

一昨日に出会ってから、此の二人はあっという間に仲良くなったようだ。

それが少し羨ましく思える少女は、父親と女剣士の会話の様子を傍らで窺った。


 黒髪の女剣士は金払いがいい上客だし、剣で武装しているからだろう。

肥満した親父は椅子から立ち上がって、獰猛そうな顔に精一杯の愛想を浮かべたが、見ているだけで酸っぱい牛乳を飲んだように気分を良くしてくれる素敵な笑顔だった。

「モアレですかい?」

旅籠の親父も出来る限り丁寧に対応する心算だったが、質問は予想外だったようで困ったように視線を宙へ彷徨わせた。

「……はて、何年前だったかな。何回か行った事は在りますが」

本人だけは愛想笑いだと思ってる精一杯の笑顔を浮かべたまま、太鼓腹に手を当てだみ声で困惑した様子で呟いた。


「あんな辺鄙なところにある村に何の御用で?」

隠すほどの事でもないので女剣士のアリアは正直に答える。

「連れが服を仕立てようと考えていてな。

 いい布が手に入ると聞いたから、寄り道も悪くないと思ったのだよ」

バウム親父は合点がいったように頷いた。

「はぁ、なるほど。確かにあそこの布はいいですよ。

 思い出した。わしも娘の服を仕立てるのに、春先にわざわざ……」

長くなりそうなので、それとなく遮った。

「……娘想いな事だ。で、モアレの距離と場所だが。主人、分かるか?」

「へえ、あれは女房の忘れ形見だもんでねえ」

 バウム親父はオグル鬼のような獰猛な顔に涙を浮かべてると、太鼓腹を揺らして鼻を啜った。

よく見ると、髪には白いものが混じっており、主人が意外と年配である事に気づいたが、腕はまだ太くて逞しい。娘のジナに恋人が出来れば、きっと一悶着在るだろう。

「モアレ村でしたね。ええっと、あそこは、そうですね。朝に行けば、夕方にはかえってこれまさぁ」

「道を教えてもらえるか?」

「それなら此処を出てすぐ東にある北国街道を行けばいいんでさぁ。

 街道沿いですから、真っ直ぐ行けばそのままで辿り着けます」


「ふむ。で途中、道がただの草っぱらになってる所などもあるか?」

バウム親父は少し考えてから頷いた。

「ああ、ありますな」

「では、道から逸れないようにすることが肝心か」

「ええ、そうでさ。道から逸れないのが肝心でさ」

親父は如何にも考え深そうに頷きながら、自分で考えたかのような口調で女剣士の言葉を繰り返した。

「では、目印になりそうな目立つ木とか岩とか、道標になりそうものはあるか?」

「北への道を行けば、そのままつけますから……そうだ。途中に双子の岩がありますぜ」

エリスとアリアは顔を見合わせる。所在無げにしていた半エルフの娘が口を挟んだ。

「ご主人はサンダルだけど、モアレまで行った時も、サンダルでした?」

「……えっと、いいや。遠出の時でしたから取って置きの革靴を履きましたぜ」

旅の連れの質問の意図を悟って、アリアが質問を引き継いだ。

「モアレまで歩いて一刻くらいか?其れとも二刻は掛かるかね?」

(※一刻 2時間)

「……そうですな。ええっと」

バウム親父はうんうん唸り出すが、中々思い出せないようだ。

「大体でいいのだよ」

美しい旋律の優しい呼びかけに、旅籠の親父も落ち着きを取り戻して記憶を蘇らせたようだ。

「昼前に出て、向こうの昼時についたことがありやす。一刻か二刻かと訊ねられたら、一刻半でさ」

「なるほど……如何思うね?

 この親父さんの体格で革靴を履いていれば、一刻に4リーグは進めそうだが?」

(※時速3キロ)

「一刻半なら、大まかに計算しておおよそで北へ6リーグ」

エリスが俯きながら、計算した。

「君はサンダルで、一刻に進める距離は3リーグほど。(※時速2キロ強)

 小雨とは言え長雨の直後だから、道の状態も幾らか悪いだろうし、もう少し時間が掛かると見ていい」

「往復で四刻?」

「布を探す時間も含めれば、一日掛かり。泊まりになるかも知れんな」

世の大半の農民や市民が文盲であるのに、貴族でもないエリスが普通に計算できるのは、アリアにとってちょっとした驚きだった。


「ところで、親父殿。モアレは、どのくらいの大きさの村かね?」

バウム親父も大分、アリアのする質問の意図が飲み込めてきた。

「川辺の村よりはずっと大きいですね。ソーンくらいです」

知らない村の名前を上げられても困る。

「家の数は分かるかね?」

問うてみると、バウム親父は困った顔をする。アリアは助け船に具体的な数を示した。

「十軒か、二十軒か。それとももっと多いかね」

「ええと、二十軒はありやす」

「うむ、手間を取らせた」

 旅籠の主人に喋らせていても埒が明かないので聞きたい事だけを質問したが、それで年長の親父に反発を覚えさせなかったのも、高い身分の者が自然と纏う風格かもしれない。

アリアは、真鍮銭を親父に渡すとエリスと話し合う。

「それだけ大きな村なら、見逃すこともないんじゃないかな?」

「うむ、夕飯を入れてから出発しよう。向こうに宿があるとも限らぬしな」

「さっき食べたばかりだけど……」

「肉があっただろう?体も冷えてしまったし何か腹に入れたいな。焼いてくれ」


 エリスは、兎の香草焼きを革袋から取り出すと暖炉で暖め始めた。固焼きパンも取り出して、一緒に焼き始める。

香ばしい匂いが室内に広がっていくと、部屋の隅にいた巡礼だろうか。

貧しげな灰色服の中年女に連れられた十歳くらいの小柄な痩せた少年が、母親の手をぐっと引いた。

「かあちゃん。腹減ったよ」

「後でなんか探してくるからね。其れまで待ってな」

「おいら、肉喰いたい」

 母親が困ったように微笑むと、少年は振り切って暖炉の傍へと走り寄ってきた。

薄汚れた少年が腹を鳴らして肉を見つめていると、翠髪のエルフ娘は困惑を隠せずにいたが、黒髪の女剣士の方はあからさまに不快そうな顔となった。

「なんだ、小僧。そう云えば貴様、今朝も我々に……」

「こら!」

 野太い声の怒号が室内に響き渡って、小僧を咎めていたアリアを驚かせた。

大枚を払ってくれる貴族の客の機嫌を損ねては溜まらないと、見咎めたバウム親父がどすどすと歩み寄ってきたのだ。小僧の耳を掴むと、もう片手に棒を掴んだ怒れる旅籠の主人の重い体重に床が軋んだ。

「すいません。お嬢さん。直ぐに追い払うんで」

黒髪の女剣士に頭を下げながら、バウム親父が小僧を怒鳴りつける。

「この小僧めが!優しくしてやれば付け上がりやがって!

 お客さんに迷惑を掛けるとは何事だ!鞭を喰らいたいか!」

棒を振り回して、怒鳴り散らした。

中年女が慌てて走り寄ってくると、親父は小僧を押し付ける。

「乞食女めが!働くからというから泊めてやったのに、恩を仇で返しやがって!

 さっさと小僧を連れて薪でも集めてこい!」

「すっ、すみません!」

バウム親父は鼻を鳴らすと、女剣士にはぺこぺこすり手をしながら頭を下げた。

猛獣に笑いかけられているみたいで、アリアは気分が悪くなってくる。

「……もうよい」

御座なりに手を振って、バウム親父を下がらせる。


「……なんだ。あの親父。随分と乱暴な奴だねえ」

エリスが呟くと、アリアはつまらなそうに鼻を鳴らして口を開いた。

「以前、何処かの町で……クレスだったかな。

些細な理由で立派な騎士が貧しい旅人を切り殺した光景を見たことがある」

翠髪のエルフ娘は戸惑っていたが、黒髪の女剣士は言葉を続けた。

「衆人環視の中であったが、騎士は衛兵に幾ばくかの金を払っただけで、後はお咎めなしだった。

 まるで罰金というよりは、死体を片付けさせる為の手間賃と言った感じであったな。

 もしかしたら、私が小僧を殺すとでも思って、親父は庇ったのかも知れん」

前髪を弄くりながら呟くと、エリスから肉とパンを受け取ってアリアは苦笑を浮かべた。



 二人組の女性客は、肉料理を食べ終わると直ぐに旅籠を出て行ったが、後で七人だか、十人だかの盗賊を切り倒した剣士とその連れだと聞かされて母親は青ざめた。

「……母ちゃん。ご免。でも、おいら」

炊事場の隅で少年は母親に頬を強く叩かれた。それから抱きしめられる。

「あとで何か探してきてやるから……我慢してな」

旅籠の娘のジナが歩み寄ってきて、湯気の立った粥を二皿差し出す。

「……残り物だから」

少年と母親に見つめられると、ジナはフッと視線を逸らした。

「其れを食べたら、さっさと薪を取りに行ってね。その後は井戸から水を汲んできて」


「余計なことを」

ぶつぶつ云いながらも、肥満したバウム親父は娘を咎めなかった。

小さな椅子に座ってパイプを吸っていた老ゴブリンが、ニヤニヤしながら

「いい子だ。母親に似てきたじゃないか」



 そろそろ金色の太陽が西の山脈の稜線に差し掛かろうとしていた。

夕陽の照らし出す草原を貫いて北へ伸びた街道を、二人の旅人が道を急いでいた。

「見えてきた。あれが双子岩だね」

人の背丈よりかなり大きめの堆積岩が二つ。道端に並ぶようにして佇んでいる。

「随分と終点に近い場所にあるのだな。何度か、道を外れたか、見過ごしたかと不安になった」

水筒の水を飲みながら、灰色の双子岩に寄りかかるとアリアも微かに汗ばんでいる額を拭った。

夕方が近づいて気温は下がってきている。

周囲は緩やかな丘陵や潅木に囲まれて、風を遮るものはない。

「二刻くらい歩いたかな」

アリアが太陽の位置から、今の時間を割り出した。

「あと少しの筈だね。そろそろ見えてきても……」

云いながら双子岩に登った翠髪のエルフ娘が、不信そうに目を細めた。

「あれは……煙?」

見て確かめると、旅の連れに少し緊張した声で告げた。

「アリア、黒煙が上がっている」

女剣士も岩へとよじ登って目を凝らした。

「烽火……違うな。何か大量の物を一箇所で燃やしている。まるで焼き討ちのようだ」


二人の娘がほぼ同時に動きを止めた。

「今の音は……聞こえた?」

「……これって」

緊張した様子で顔を見合わせ、互いの顔色に同じものを読み取ると、エリスは何かを喋ろうとするが、アリアは岩を飛び降りると必死の勢いで駆け出していた。

凄い勢いで丘陵を駆け上がり、少し窪んだ草叢の後ろへ滑り込んで振り返ると、突っ立ったままの連れに苛立ちも露わな様子で激しく手招きするので、半エルフの娘も慌てて彼女の伏せた草叢へと飛び込んだ。


 アリアは洋袴が汚れるのも構わず地面にうつ伏せとなっているので、エリスも其れに倣った。

緊張しながら、待ち続けていると、やがて前方で甲高い叫びや大勢の大地を踏みしめる地響きのような音が近づいてきた。


草叢へと伏せたまま、二人の娘は前方を緊張した様子で睨み続けている。

「……何処の軍隊だろう?」

「さて……」

話し合う声は既に囁きのように小さかった。


 二人して姿勢を低く保ち、一言も喋らずに息を潜めること三百を数えるほどであろうか。

いよいよ前方から足音が近づいてきた。雑多な五十とも百ともつかないざわめき。

やがて北方への街道の彼方から、夥しい数の戦士の隊列が姿を見せ始める。

甲高い破裂音の多い耳に不愉快な言語を喋りながら、不潔な灰色や薄汚い緑の肌をした亜人が大集団で街道を進んでくる。


「オークだ」

食い縛った歯の間から、黒髪の女剣士が囁くような低い声で呻いた。


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