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別に読まなくてもいい設定 貨幣 気候について

設定集とか世界観考察を読んでニヨニヨするのが趣味な人の為のものですから、

読まないでも全然平気です。たるい人は飛ばして下さい


貨幣の価値 

銅貨は、10円玉くらいの大きさに厚みが三倍の物が日本円にして大体3000円くらいの価値です。

真鍮銭は、大きさや欠損の有無、鋳造している国の経済力、銅の含有率にもよりますが、

大体、800円から2000円程度です。

無論、銅や真鍮のありふれた土地や、より稀少な土地に行けば価値も変動します。

探鉱、採掘、冶金技術。全て未熟な世界ですから、青銅、赤銅製の腕輪や指輪、真鍮の冑などに鋳鉄や銅を使った農具など金属製品は全般的に非常に高価です。



冒険の舞台であるヴェルニアでは、他にも錫、鉛、銀、青銅などが硬貨の材料として流通していますが、土地や貨幣の種類によって価値はまちまちです。

海を渡った南の土地では、銀は少なく、銅が採れ、真鍮を造れる冶金技術があります。

ヴェルニア内部でさえ、銅貨や真鍮銭が流入してくる南方の港町と、幾ばくかの銀が採れる北の山岳地帯では、当然、価値も異なりますし、多量の物資を買い付けた商人が多くの銀貨や銅貨を都邑などに持ち込めば、それだけで物価や貨幣価値も変動します。


物凄く大雑把な指標 

銀貨  銅貨30枚から36枚の価値 10万円 

銅貨  真鍮銭2枚の価値     3000円 

真鍮銭 錫貨6枚から8枚の価値  1500円 

錫貨  鉛貨4枚から5枚の価値  200円から250円 

鉛貨               50円から60円 


一回掘り出された金属は、蓄積されます。

金属は鋳直して形は変えても、その後もずっと使用されますから、多少の摩耗が在っても貨幣の流通量は次第に増大し、新たな用途が見つかるか、人口が急激に増えない限り、相対的に社会における貨幣価値は徐々に下がっていきます。


上記は貨幣が全て同じ大きさで、含有率も等しいと仮定した場合の数字です。

例えばコルブ貨は比較的小さな錫貨で、大振りな鉛貨であるミヴの倍程度の価値しかありません。

三話でドウォーフが鮎を買い取るのに使った真鍮銭も、恐らくは小さなコインでしょう。


土地によっては琥珀や翡翠、蜻蛉玉なども通貨となります。

鉄貨は、その多くがドウォーフ族の鋳造したもので、エルフ族は余り好みません。

ヴェルニアでは、錫と鉛、亜鉛、そして僅かな銀が取れますが、銅は乏しい為、

少ない銅貨で銀貨と交換できます。

対照的に海を渡った南の土地では、銅が多く採掘され、銀は滅多にない為、

銀を購うには多くの銅、或いは銅貨を支払う必要があります。


銅貨と真鍮銭は、商業の盛んな南方の国々で鋳造された信用度の高い貨幣。

云ってみれば円やドルのようなハードカレンシーで、大抵の土地で歓迎されます。

対して、錫貨や鉛貨にはそこら辺の小領主や都市国家が独自で鋳造したものも多く、それら私鋳銭の多くは、鋳造した土地から遠ざかれば遠ざかるほど、露骨に価値が落ちます。

河を渡ったら、持っていた鉛貨の価値が三分の二に落ちたったという事もありえるのです。

有象無象の土豪や小さな町の貨幣ともなると、地元を除いた殆どの土地で金属それ自体の価値でしか通用しません。



現在に比べて、貨幣の価値が全般に高い理由。

十円玉の銅としての価値とか付加された信用とかひとまず置いて、

現代日本では、単純に銅貨一枚で10円の価値を持つとしましょう。

採掘や冶金技術が未熟な時代では、当然、銅の生産量や精製量も大幅に落ちます。

仮に現代の一万分の一として、銅の価値は一万倍になります。

ですが、単純に銅貨の購買力が一万倍の10万円分とはなりません。

なぜなら、銅と同様。食料や衣服なども生産量が少なく、今よりずっと貴重で高価だからです。だから銅貨で大体3000円です。



冒険の舞台の気候。

小氷河期の中世欧州よりは温暖な、耕作に向いた気候を設定してます。

どちらかと言えば、ローマやギリシア全盛の古代欧州に近い気候です。

かわりに、放牧や畜産技術は余り発達していません。

耕作で充分に食べていけるのが一つ。

もう一つは人跡未踏の土地が多く、広汎な土地を確保する必要がある遊牧が難しいからです。

曠野や山岳、森林には未だ多くの害獣が群棲し、さらに狼や獅子とは比べ物にならないほど危険な魔獣や魔蟲、巨人族などが辺境を彷徨っています。

竜となると、駆逐するどころか最下級のドレイク種一匹怒らせただけで村や町一つが簡単に滅びに追い込まれる事もあります。

因みに上位種はゴジラです。日本版のブレスを吐く奴。魔法も使う。滅多にいませんけど

森の神フンババやもののけ姫の乙事主が実在する世界だと考えてください。

しかもギルガメシュのような英雄もおらず、文明は未だ黎明期。

一部料理や文学、哲学などを除いては紀元前のローマやペルシアにも及びません。

好戦的な亜人と争いながら、森を切り開くのは極めて困難な事業です。

此の世界の人族は、屈指の列強種族ではありますが万物の霊長ではありません。


ヴェルニアには人間並み、或いは人間以上の智恵や知識を持つ、しかも邪悪で強欲な魔獣も多数存在します。小氷河期になったら、人族や亜人は、魔獣によって全滅させられてしまうかも知れません。

ところで小氷河期って、鐘雹餓鬼って書くと仏典に出てくる敵みたいで強そうですね。



架空の古代や中世社会の階級や身分制。軍隊とか衣服、衛生、地図の精度、言語、遠隔地の情報の伝達、食文化、動植物の分布とか、妄想してにやにやするのが趣味です


そういう人って結構いるよね





物価について 追加 

正直、物価を正確に記すのは困難です。

何故なら、物語世界には定価という概念自体が存在していないからです。

作物は豊作の年は食料が安くなり、不作の時は高くなります。

しかし、一応の目安として大方の相場というものを記しておきます。


雑穀の粥一杯 鉛貨一枚 

街道筋の村や旅籠での値段です。

食料を自給する能力に乏しい町や市などにおいては、

農村からの輸送費がかかる為に倍する値段になります。


燕麦の粥   鉛貨二枚 

酸っぱくて、不味いです。人によっては、蕎麦の粥とかパンの方がマシに思えるでしょう。



袋一杯の雑穀 鉛貨二枚 

貧しい四人家族の一日分の食料になります。

お粥にする為の薪代やお椀も必要ですし、美味しくする為の塩なども別料金です。

小麦、大麦、燕麦、各種雑穀などは、通貨として通用します。

また、仕事の代金として支払いにも当てられます。

一日中労働して報酬が寝床と食料の提供だけという場合も在ります。

ブラックを通り越してダークです。



安いエール一杯 鉛貨一枚

薄めた安エールです。

いいものは錫貨一枚の値段をつけます。


安いワイン一杯 鉛貨二枚 

お酢みたいなワインです。

中世欧州の貧しい都市民は、泥水にお酢を混ぜたりして飲みました。

物語世界の辺境では人口密度が低い上に、囲い込みや支配構造も其処まで発達していないので、

貧困の度もたかが知れています。

逆に言えば、発達した都市ほど貧困層も底抜けに状況が悪化します。

南方の都市国家の方が、貧民は悲惨な生活環境を送っています。


袋一杯のカラス麦 鉛貨四枚 200円 

野生の燕麦を摘んで袋に詰めたものです。

家族四人分の一日の量があります。

食料は極めて安いように思えますが、田園地帯の値です。

町では五割り増し。

都市では倍に値上がりする上に、不作の年は数倍に跳ね上がります。


袋一杯の大麦   錫貨二枚 500円 

大麦粥は、少し豊かな市民の食べ物です。

燕麦や雑穀の食事が普通でしょう。



※辺境においては、蜂蜜自体が貴重な為に蜂蜜酒は見当たりませんが、

蜂蜜を取る技能を持つ南方のエルフや森の民の間では、エールより安かったりします。





両替について


辺境の街道筋の安い旅籠で、床での雑魚寝は鉛貨1枚になります。

一方、市内の高級な旅籠で一泊すれば、銅貨が必要です。

銅貨には3000円の価値が在り、一方で鉛貨は50円から60円の価値が在りますが、

両替する場合、鉛貨で銅貨を購うには手数料込みで最低百枚からが相場でしょう。

何故なら、銅貨は信用が高く何処でも使える広域貨幣なのに対して、鉛貨は多くが地元でしか使えない限定された地域貨幣だからです。

一見の客であったり、両替商が悪辣だったり、客が無知で足元を見られたりすれば、手数料によってもっと高くなるでしょう。

なので鉛貨を麦や家畜、毛布などと交換し、それを銅貨で支払ってくれる人に売った方が、値が目減りしないで両替できたりします。

時間も手間隙も掛かりますし、都合よく銅貨で支払ってくれる人がいればの話ですが。



他に通貨としては、塩や布、豚、山羊、羊、牛などの家畜や狐、熊などの各種の毛皮、家具、皿、装飾品、金属製品、翡翠、琥珀、蜻蛉玉、宝貝、鉄、銅などがあります。

薪や縄など日用品、消耗品も適正価格を知っていれば通貨に近い性質を持ちます。

物々交換の占めるウェイトが極めて大きな時代であり、蛮族との取引では貨幣が通用しない場合もあります。

なんだ?此のキラキラしたの?毛皮の代金?

ふざけんな!ちゃんと食い物と女と鉄の武器を寄越せ!という事になる訳です。



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