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真っ白ご飯3

 すんませんしたっ!!

 かれこれ3ヶ月ぐらい更新してませんでした。

 なんか自分より案内ページに確認しにきてくれた方がいたようで嬉しかったです。



 それでは!どうぞ!

 朝遅刻したせいで、ゴリラ面の教師にコッテリ叱られ、なぜかスクワットまでさせられてしまった。


「不幸だったなー、今日の昇降口当番がゴリラで」


 俺の不幸を笑っているのは、いつも俺とつるんでいる(みの) 卓也(たくや)


「うっせ。でもスクワットですんだなら良かったかな~~♪」

「おっ! なんかいいことあったのか? もったいぶらないで話せこのやろう!」


 卓也は興味を隠しきれない様子できいた。

 天使は興味がないのか教室の後ろにある棚の上に仰向けになって寝ていた。


「いやね、学校来る途中にさ、女の子とぶつかってさ、それが結構カワイイ感じでさ……」

「くぅ~~、羨ましいなお前! 遅刻しそうで女の子とぶつかるなんてどんなフラグだよ!」


 話し終わる前に、卓也は呻きながら俺を、羨ましそうに睨んできた。

 それを俺は余裕を感じさせるようにかわしながらいった。


「ふふふ……ついに俺にも春が来たのかもなっ!」

「クソっ! 俺とかわれよ。そんな調子にのる奴はモテたことのない卓也様が成敗してくれるっ!」


 遂にキレたらしい卓也が俺にチョップを繰り出してきたが、授業開始の予鈴がなってひとまずおひらきとなった。







 そんな中、後ろで寝ていた天使は静かに元晴の背中を仰向けになったまま見つめていた。



===========


 1日の授業が終わったあと……


「元晴~帰ろーぜ」


 卓也と一緒に帰る。

 もちろん天使も一緒について来る。

 坂を下りきったあと、卓也が俺の肩をツンツンつついてきた。


「なんだよ、一体?」

「あれ見ろよ、あれあれ」


 そういって卓也はニヤニヤしながらある場所を指差した。

 指差す方向を目で追っていくと、朝ぶつかった女の子がいた。


「あっ……」

「馬鹿っ!!声がデカいっ、気付かれたらどうすんだっ!!」


 ぜってーお前の方が声デカいだろ。

 そう思いながら元晴は卓也に口を塞がれていた。

 すると、女の子が(卓也の声の大きさに)こっちを向いた。

 そして、俺達を視界に捉えると、はっとなって、こっちに近寄ってきた。


「えっと、こんばんは。朝はその遅刻しませんでした?」

「ん~(え~)、んう(はい)んんうんううんんん(遅刻しちゃいました)」


 卓也がフリーズしてるせいで、俺は唸ることしか出来なかった。


「はい?」


 女の子は俺が何を言っているのか解らず首をかしげていた。

 俺は卓也の手を引っ剥がし、


「遅刻しちゃいました、そっちはどうでした?」

「私も遅刻しちゃいました。今度から気をつけないとダメですね」

「そうですね」


 そんなことを話していると、女の子は腕時計を見る。


「あっ、もう塾行かなきゃ……そういえば、まだ私名前教えてなかったね。私、天空あまぞら 風音かざねよろしくね」

「あぁ、多田野 元晴です」


 天空が名乗ってきたので俺も名乗ることにする。


「えっと、そこで固まってる人は……」


 天空はおずおずと卓也を指差した。


「そいつは、ただの馬鹿だ」

「はあ……? えっと、こっちから話し掛けといて悪いんだけど、塾があるからまた今度話そうね」


 そういって、天空はどこかに走っていった。


「おいおい! お前どう言うことだよ!!」


 フリーズから回復したらしい卓也が俺の胸ぐらを掴んで前後に揺らす。


「おまっ……ちょっ……」


 前後に揺らす。


「せっ……説明……するから……」


 前後に。


「どういうことなんだよおぉぉ!!」


 卓也はとうとう泣き出した。だが、前後に揺する動作は止めない。

 状況は悪くなるばかりだ。オマケに気持ち悪くなってきた。


「男を泣かせるとか、お前、そういう趣味が……」


 ないからっ!! そんな初めて聞く変態チックな趣味ないからっ!!

 さらに、天使が脇から変なはやし立てをする。

 天使のはやし立てに俺もキレた。


「だぁ!! 二人ともうるせー!」


 卓也の手を振り解きながら叫ぶ。


「えっ? 二人?」


 叫ぶときに思わず『二人』と言ってしまった。


「いや、何でもない。つーかお前こそどうしたんだよ。動かなくなったり、急にさけんだり……」

「いやだってよ、天空 風音だせ!!」

「まあ、そう名乗ってたしな……」

「……まさか……お前、知らないとかじゃないよな?」

「えっと、なんかあんのか? 他校の生徒ってこと以外」


 すると卓也は、信じられないと言った顔になった。


「嘘だろ!! 教師狩人ティーチャーハンターの名を持つ天空 風音を知らないのか?」

「……なんだよ、その変な呼び名……」

「バッカみてぇ……フフッ……」


 脇で天使がお腹を押さえながら笑っている。

 卓也からの説明によると、天空 風音はルックスや成績などは上の中程でありながら、しぐさがカワイイということで、結構男にモテてる。更にそのしぐさは教師にも有効なようで、40を超えた教師(しかも子持ち)が狙っているらしい……ということだった。


「なんだそりゃ?」

「で、問題なのが本人はモテてる自覚がないってこと。オマケにすげー鈍感で、アプローチした奴も告白する前に諦めるんだと」


 卓也は説明し終えると一呼吸おいて。


「俺が驚いているのはその天空 風音と、少なくとも中の下のお前が顔見知りだったってことだ」


 …………さりげなくコイツ俺のこと馬鹿にしやがった。

 俺は卓也に天空 風音と会う経緯を説明した。 説明し終えると、卓也は、信じられないといった顔になった。


「マジでそんなことが……」

「ああ、マジだ。朝、天空 風音とぶつかって、ちょっと押し倒してしまったんだ。誤ったら許してくれたけど」


 少し事実と違うが別にいいだろう。


「いいなー、マジで羨ましい」


 卓也は悔しそうに言った。

 この後、別れるまで卓也のいいなーコールは続いた。



===========


 家に帰って部屋でくつろいでいると、天使が話し掛けてきた。


「お前、明日早く家でろ」


 なーんで天使様は命令口調なのかなぁ?

 天使は続ける。


「あ、あとついでにハンカチは二枚持っていけ」


 結局、どういう意味かわからなかったが、天使の言うことなので、一応信じてみようと思うことにした。

 いかがでしょうか?


 これからは、きちんと活動報告書きますね。

 それで更新日とか報告しますので。



 あと、感想もモチロン募集中です。


 それでは!ありがとうございました!

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