一日目終了
するとお兄ちゃんは、
「ちょっと、夕美に用事があったんだ。ここじゃなんだから
食事終わるまで待っていて良いかな?」
そういって、私たちの食事が終わるまで本当に待っていた。
私の背に寄りかかって・・・重かった。
そして食事が終わると、「じゃ、部屋に行こっか?」そう言って何故か
お兄ちゃんは、張り切って私たちと部屋へ移動し、
3人でテーブルを囲んで座った。
「で、どうしたの?お兄ちゃん。」
すると、私の方に視線を向け「夕美、だいじょうぶ?やっていけそう?」と
聞いてきた。
私は、「大丈夫。もう初めての友達も出来たんだよ♪この子、メイっていうの。」
そう言って、お兄ちゃんにメイを紹介した。
するとお兄ちゃんも「初めまして。兄のカズキです。夕美をよろしくね。」と、
メイに向かって自己紹介。
「よかったな、安心したよ。」そう言って、嬉しそうに頭をポンポンとしてくれた。
あっちでお兄ちゃんが死ぬ以前(実際には死んではいなかったんだけど)
悲しかった時嬉しかった時には、頭をポンポンとよくやってくれた。
それは、お兄ちゃんが以前と変わっていないという事でとてもうれしかった。
顔に出ていたのか私がニコニコしていると、「どうかしたの?」と聞かれ
メイに不思議がられた。
私は、「何でもないよ。」と言って、お兄ちゃんに「用事ってこれだけ?」と聞いた。
「違うよ。夕美はこっちに来る時、生活に必要最低限の物もって来てないよね。」
「うん。」
「そう思って、コレ。本当は、一緒に買い物に行ければいいんだけど、行けないから。休みの日に買い物に行っておいで。」
そう言って、革袋をくれた。
こっちで言う財布だろうか?
持ってみると、中からジャラジャラ音がする。お金かな?
「こっちのお金の単位とか買い物の仕方みたいなのとかどうせよくわからないだろ?メイちゃん、悪いけど休みの日町に連れて行ってやってくれるかな?」
「はい、私でよければ・・・夕美ちゃん一緒に行こうね!」
「うん。よろしくね♪」
「あっそうだ、少し余計に入れといたから、それでランチ2人でたべてね。」
「ありがとう、お兄ちゃん。」
「それじゃ、俺は行くから、メイちゃん夕美の事よろしくね♪」
「はい!」
そういって、お兄ちゃんは部屋を出て行った。
夜、私たちは、それぞれのベッドに入り話をしていた。
「良いお兄さんだね。」
「うん。」
「そろそろ寝よっか。明日はやいわよ。」
「え~、朝よろしくね。」
「はいはい♪」
「おやすみ~。」
「おやすみなさい。」
そして、こっちに来てからの一日目が終わった。
こんにちは。
「お金の単位」買い物の場面を書くんだったら、
考えなきゃいけないですよね~。
買い物・・・たぶんもう少し先になると思いますが出てくると思います。
それまでに考えときます。