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子供扱い

配置も決まり、その他諸々連絡等も伝えたところで会議が終った。


カップを再び回収し、洗い終ると隊長が待っていました。

「あれ?隊長まだいたんですか?」

そう聞くと、

「カズヤの留守は、頼まれているからな。」と言われ

結局、今日も一緒に帰ることに・・・

詳しく聞くと、「女の子だけだと不安だろうから頼まれた。」だそうだ。


風耶もいるし、別にだいしょうぶだけどな~

まぁ、心配性のお兄ちゃんが安心するならいっか!


そう思いながら、隊長と一緒に今日も帰り、光耶ちゃんもいないため、

途中買い物をして、家に着いた。

私は、ここに来る前は両親と離れて暮らしていて自炊していたため料理と家事は

意外と出来る方だと思う。・・・たぶん



昨日は、みんなと食事(みんなは飲んでいたが)してきたため

朝、キッチンを覗いたときほとんど食材が無いので驚いた。

これは、買い物に行かないと!

そして、今日も家に隊長が泊まると判ると

一緒に買い物に連れて行き、食材費は全部隊長に出してもらった♪


(仮)恋人するんだからこのぐらいいいよね?


家に着くと、着替えて早速料理開始!

メイのおかげで、この国の食材が判るようになり、

和食も少しぐらいなら作れそう。

でも、今日はハンバーグとサラダだけど(笑)


料理が出来て、隊長を呼び

お互い着席すると、「あともう一人の女性はいいのか?」

と聞いてきた。

あっ、先輩は女性扱いなのね?

「先輩は、王子とデートらしくもう出かけましたよ?」

「そうか。」

「子供と食事なんかつまらないんでしたら、風耶やヨハンナさんでもよびましょうか?」

「いやさすがにそれはやめてくれ・・・」

私は、それを聞くとめのまえにあったぱんにサラダとハンバーグをはさみハンバーガー?

サンドイッチ?状にして

「ちょっと、やること思い出したんで別の場所で食べますね。」

といって、屋上に向かった。


ちなみにお兄ちゃんの屋敷は、洋風な作りで3階だての

屋上つきというちょっと変わっていた。

屋上と言ってもこじんまりとしたスペースだけど、私にとっては、

落ち着くスペースだった。

私は、読みかけの本を片手に、ハンバーグもどきをもう片方に持ち

椅子に腰かけた。

夜と言っても、ちょっと肌寒いぐらいで心地よい風が時々吹いて

空には、星が・・・・出ているはずなんだけどな~~~~

明日雨かな??月は出てましたョ。


私の座っているイスはいわゆるガーデニングチェアー

その隣にガーデニングテーブルも置いてあり、明かりも準備万端!

なので、夜でも本が読めるわけです。


本に夢中になっているとふと、後ろに気配。

☆丁度いいので実験台になってもらいましょう☆

「~~~~~~~えいっ」と手のひらを思い切り振りおろすと気配の真上からざばーっと

水が落ちる音が・・・

成功の様です。

ちなみに、実験台の餌食は誰だったんだろう?

そーっと警戒しながら近づくと、アレ?

「なんでずぶぬれ?」

「オマエガヤッタンダロウ?」

「なぜ、そのような所にいるんですか?」

「おまえ、急に態度がおかしかったから・・・」

「心配無かったか?」

「ソノヨウデス」


「で、機嫌治ったか?」

「はい。」

「そうか・・・」


「・・・」

「・・・」


「じゃ、もう寝ろ。子供は寝る時間だ。」

「(怒)わかりました。寝ます!!」

そう言って、ドカドカと音を立てながら部屋へ向かいベッドへもぐった。

ちなみに、先輩は結局その日帰ってこなく翌日帰って来た。


そして私は、その日からお祭りまで隊長と口を聞かなかった。






いつも読んでいただいてありがとうございます。

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