ユミの来る前の隊長2
部屋で待機していたところ、早速やってきたヨハンナ様。
俺を見つけると同時に首に巻きついてくる・・・ヨハンナ様には磁石でも仕込まれているんだ
ろうか?
そう疑問に思いながら執務室へ案内する。
案内途中、ヨハンナ様のおしゃべりが半端なかったのは言うまでも無かった。
執務室に着き早速みんなに紹介。
紹介と言っても、一度はあっているから知っていると思うが・・・
そして、メイに仕事の面倒を頼んだ。
「ヨハンナ様、いえヨハンナさん、これからココにいる間は、俺たちはメイドとして扱うので
そのおつもりで。」
と、メイドとして来たならちゃんと仕事してね♪
と釘をさしておいた。
そして、もうすぐ秋・・・
収穫祭の季節。
「会議始めっぞ!」
その一言で、みんな執務室に隣接する会議室に移動した。
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みんな所定の位置に・・って所定の位置なんかないのでテキトーに着き、
座る。
その間に、私がみんなの分のお茶を入れ配り、配り終えると
席に着いた。
いつもなぜか空いている席が隊長のとなりなので自然に隊長のとなりになってしまう。
隊長は、「会議を始める前に一言。あのお嬢さんが来た時点で判ったと思うが、もうしばらく
こいつには俺の(仮)恋人役をやってもらう。という訳だからあんまり余計な事言いふらさないで
くれよ。」と、隊長が言うと、
「じゃ(仮)なんですから前みたいに、あまり過剰なスキンシップ控えてくださいね」
とちょっと近頃お兄ちゃんに似てきたテディが言い返した。
お兄ちゃんと似てきた事を判っているのか、「判った」といって隊長は
本題に入った。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
今回から、季節感取り入れてみました(笑)