メイの転職
このごろ、戻ってから風耶といて楽しいんだけど
やっぱり第二隊のオニーサンたちとも遊びたい!と思いはじめ
近頃では朝少し早めに出て、演習場に行き挨拶やおしゃべりを楽しんで、仕事や勉強が終わると
執務室に直行と言う日々が続いています。
そして、話し始めると楽しくなり夜遅くなる⇒気が付き急いで帰ろうとする⇒なぜか隊長に
引き留められ家まで送られる⇒めんどくさいので泊まっていく隊長⇒一緒に出勤・・・
という日々です。
あ、もうひとつメイが第二隊の執務室のメイドになりました。
何でも、私と仲がいいから☆と王子に脅し移動させたそうです。
もっとも、いつまでもメイの相棒を見つけない王子の駄目な仕事っぷりにちょっと切れたの
かもしれないけど・・・
でも、執務室に行くたびにメイに会えるのは嬉しくて、お兄ちゃんにも感謝しなきゃ!
今日もいつもの丘でいつものように本を広げ風耶に勉強を教えてもらっています。
もちろん見張りも兼ねて・・・
夕方、いつものように異常がなくつつがなく仕事が終わり執務室によると、いつものように
メイがテディと話しをしていた。
「ただいま~」
「「お帰り(なさい)~」」
見てみるといつも寝ている隊長が居なかった。
「アレ、今日隊長ねてないの?」
「・・・例の王子に呼ばれてった。」
「あの馬鹿王子?」
「そう。」
「だっだめですよ!自国の王子様に向かって馬鹿王子なんて!!」
そう説教始めるメイだったけど、私とテディは改めるつもりはない。
「あぁ、別にかまわないんだよ。馬鹿だし。」
「そうそう、馬鹿だから・・・。ねぇ、風耶?」
そう、問いかけると久しぶりに私以外に姿を見せた風耶。
「あれ、馬鹿だものね~」
風耶にまで(笑)
「その馬鹿が来たんだか・・・」
「・・・」
噂をすればなんとやらって本当だったんだ。
「ヨッ!馬鹿王子♪」
「こんちわ~」
「お前ら~!!」
「あの!私をこちらに移してくださったのは王子様なんですよね。
ありがとうございました。
おかげで、また気軽にユミと話せるようになりました。」
「あぁ、その申し出を言いだしたのはカズキだ。
礼はカズキに言え。」
「はい!」
ちらっと、王子は風耶を見たけどまた目をそらした。
「ところで、王子今日は何の用事?」
「あぁ、キリトは後から来るがお前に一言・・・頑張れ!とスマンと・・・言っておきたくて。」
なんか悪い予感。
「とにかく、もうすぐメイの新しい仕事仲間を連れてくるから皆仲良く頼む。」
そういって、去っていった。
いつも読んでいただいてありがとうございます。