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暇つぶし

あの日から、

朝起きると部屋へヨハンナ様が朝の挨拶と言ってやってきて

仕事中は、

基本私たちは、王子の警護なので

王子の周りをうろちょろし、少しでも仲良くなろうと会話を何でもかんでも隊長に振ってくる。

しかし、それが裏目に出ていると気づいていないヨハンナ様。

興味のない会話をされ、苛立っている隊長に早く気付いてほしい。


最近では

王子までも隊長に同情の眼差しを向け、

夜、王子が部屋に来ると

「日程を早めに切り上げて帰るか。」

と言い始めた。

普通なら、止めるんだろうが隊長も両手を上げて大賛成

そして、機嫌の悪い時八つ当たりされている隊員たちも賛成で誰一人止めるものが居なかった。

私?賛成デスよ?

だって、早く帰って光耶ちゃんの手料理食べたいし♪

いつまでも、イライラ魔の隊長と相部屋なんていや!


次の日、早速王様に王子が日程を早めることを告げるとヨハンナ様が明日町を案内する

と言いだした。

もちろん、王様は大賛成。

王子も城でお偉いさんたちと面会ばかりだったので、これには賛成だった。 



そして町へ行く当日、あまり大勢で行っても町の人たちをびっくりさせるだけなので

見た目お父さんなテディと優男のナサリオそして凡人の二ールが私たちと同行することになった。

ヨハンナ様を待っている間、テディとナサリオの間に挟まりみんなで話しをしていると

隊長が、

「お前いつからテディとナサリオの子になった?」

と茶化して来た。

これは、いつもの事

「いつからだっけ?パパ?」

そう言って、テディに顔を向ける。

「あれ?いつだっけなぁ?かぁさん」

「さぁ、いつ生んだかしら?」

ナサリオ、母さん役がハマってます。

暇なときだいたいこんな調子で遊んでます!

そして、最後隊長が

「親なら産んだ事ぐらい覚えとけ!」

と突込みを入れ

「「じゃ、うちの子引き取ってください(な)♪」」

と、アホな会話で時間つぶしをしてます。

そうしているうちに、ヨハンナ様がいらっしゃったようです。


ヨハンナ様は、いつも自分が話しかけてもあまり話さないのに

さっきは、隊長がおかしそうに話していたことが

あまり面白くないみたいです。

しかも、私に対しては睨みを向けているし・・・。

同じ女性だからか?

いや、私女として見てもらって無いから安心してもらっても

いいんだけどな~・・・。

ただ、職業柄仕方なしに一緒にいるってだけで。

まぁ、コレ伝えてもいいんだけどさ?

命令で、恋人の振りしてるわけでしょ?

伝えたら、意味ないし・・・。

ヨハンナ様ごめんね?









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