七並べ
いつも読んでいただいてありがとうございます。
「さぁ、本音しゃべってもらおうか?」
「本音って何だ?」
「とぼけんなよ。コイツお前の女なんかじゃないだろ?」
「アレ?わかってらっしゃる?」
「当たり前だ!」
「あっ、でもコレから口説く予定だから♪どっちにしてもあの王様の紹介された女は
無理。という訳で、お前頑張れ!!」
「嫌だから。まだ口説く段階ならお前でいいじゃん。」
「好みじゃない。」
「・・・・俺も。」
「じゃぁ、いくら王様と言ってもお前の身内だし断ってくれ。ヨロシク♪」
「・・・・部屋に戻るわ。」
そう言って王子は隊長と一通り言い合った後、部屋へ逃げて行った?
王子が逃げ帰った後、
私は、お兄ちゃんに風耶と光耶ちゃんを通じて一日の報告をするため
部屋のベランダへ出た。
部屋は3階風通しもいいため、報告に持ってこいだ。
風耶に今日の報告内容を伝え、それを風耶の仲間に伝えてもらう。
そして、光耶ちゃんからお兄ちゃんに伝えてもらうのだけど、
日のあるうちにそれを行わなければならない。
それを、実行した後は今日はもうやることがなくなり自由時間だった。
隊長もその他の隊員も暇そうに遊びに来ていた。
私も、みんなとカードで暇つぶし。
テディの隣に座り七並べ
テディは、とても大柄なお兄さん。
わたしが隣に来るとよく親子とからかわれるが、本人はまんざらではない様子。
子供好きなのか?まぁ優しい性格ではあるけど・・・。
ただいま、ダイヤ9止められています。
明らかに、わざとです。
誰だよ!
あとちょっとなのに!!
ちなみに、1番最初に上がったのはラビでした。
そうやって、夢中でカード遊びをしていたところあっという間に時間がたち
夜に・・・。
夜になっても暇なのには変わらず、ベッドに入る直前までみんなこの部屋で暇つぶし。
まぁ、その頃はどこから持ってきたのか酒盛りが始まっていて・・・
この酒臭い部屋で寝るんデスね。
ちなみに、みなさんお酒には強いそうで寝る頃にはそれぞれの部屋に帰って行き
また隊長と二人っきり。
そういえば、これだけは聞いとかないと!
「たっ隊長?」
「何だ?」
「あの!昼間王子との会話・・・。」
「会話?」
「あの、・・・私を口説くって。」
「あぁ、あれは出まかせだ。」
「えっ、出まかせ?」
「ホントに口説いてほしかったか?」
なぜか、ニヤリとする隊長。
イエ、そんな怖そうな笑みいりませんからーーー(汗)
私は、「イエ、遠慮しときます・・・。」
そう言って回れ右をし、部屋へ戻りました。