困りごと
おはようございます。
いつも読んでいただきありがとうございます。
「アン兄上にアナベラ義姉上お久しぶりでございます。」
「大きくなったね~♪」
「ホントに。お久しぶりですね~」
この会話だけで、すごくのんびりした夫婦だと思ったのは私だけだろうか?
「わざわざ来てくれてありがとう。とりあえず今日のところは部屋に戻りゆっくり休んで。
後ろの君たちもね♪」
「「はい」」
「あっセリ、明日話したいことがあるから楽しみにしてて!」
アンリッシュ王に、言われたことがわからない王子はちょっと首をかしげながら部屋に戻って行った。
私たちも、王子に続き王様と王妃様に一礼をし部屋へ。
隊長と同部屋になたが、隊長がそれなりに気を使ってくれているのか、
初日からのんびりと過ごすことができた。
翌日、昼過ぎ王様に呼ばれた王子が隊長と私を連れ広間に向かった。
広間に着くと、アンリッシュ王とアナベラ王妃そして右隣りに女性
私と隊長は昨日と同じように王子の後ろに整列し、
王子は一歩前に出て王様と王妃様に挨拶。
王様は本題に入った。
「昨日はよく眠れた?昨日話したい事があるっていったよね?実は、右にいる女性の事なんだ。」
そういって、右の女性に一歩前に出るように促した。
「この女性はね。実は私たちが結婚する前に見合いした女性なんだけど、もしよかったらセリにどうかなって?」
「どうかなって、僕何も聞いてませんが?もしかして今回の訪問ってこのため?」
「わかっちゃった?」
「わかっちゃいました。」
あきれ果てた王子は、
「残念です。まだお披露目してないから兄上知らないんですね!実は僕婚約してます♪」
さも、嬉しそうに言った。
「うそ!!」
「イエ、嘘ではありません。それに僕は伴侶はその婚約者1人と決めていますから!」
初めて聞いたよそんなノロケ話。
それを聞いた王様は、嬉しそうなでもちょっと困ったような顔をしていたが、
女性のほうが、
「おめでとうございます!!」
と言ったのにはみんなびっくりした。
なにせ、お見合い相手に会っていきなり婚約者が居てしかもそれにお祝いを言ったんだからビックリしない訳がない。
「うわ~ 困った・・・」
そう言って、王様はうなだれてしまった。
新しく出てきたセリの兄(王様)ですが、色々な呼び方してます。
ちょっと読みづらいかも。
すいません(汗)
そのうち、また登場人物紹介改めて書かせてもらいます。