訪問
当日になり王子は馬車に乗り、私たち第二隊は馬で王子の馬車を護衛しながら出発。
こんなこともあろうかと乗馬も少しづつ練習してました。
イエ本当は、無理やり隊長が「教えてやる!」と言って、隊長の特訓を受けたんです(泣)
第二隊は、隊長や私、を含め15人ほどの小隊。
ほのぼのとした雰囲気で、まだ転職してきて間もない私でさえも優しく受け入れ接してくれる
そういう20代~30代の庶民的な隊、イエ決して貴族な方がいない訳ではないんですが・・・。
ハタラージ国までは、馬で1日。
途中村の宿に泊まり、宿ではもちろん酒盛りが始まっていた。
お酒が飲めない私は夕食を食べた後早めに引き上げ、暇だったので風耶とおしゃべり。
次の早朝、宿を出発しやっと着いた。
訪問先のハタラージ国の城へ到着しまずは各自部屋へ案内された。
部屋は、基本2人1組1人余るけどそこはテキトーに何処かに3人に。
ちなみに私は隊長と同じ部屋。
いくら仲が良くてもやはり年頃の男女を部屋に二人きりというのは心配というのと、私が一応
副隊長と言う役柄なので、隊長と同部屋らしい。
荷物を置くと、私は着替えるためバスルームへ
一応小さいけど各部屋にお風呂がついているようだ。
隊長が同じ部屋にいるため私は着替えを持ってバスルームに入った。
馬に乗るため動きやすい服装(ズボンと上着)だったので、お兄ちゃんが最近転職祝いに作ってくれた
黒いワンピースとローブに着替えた。
着替えが終わり隊長に声をかけると、広間へ移動
広間へ着くと、そこにはあの我がまま王子に似ている人が王座に座っていて隣にはおっとりした美人さんがニコニコしながら座っていた。
私たち第二隊は王子の一歩下がって後ろに着いた。