起こし方
いつも読んでくださりありがとうございます。
どおでもいいことですが、サブタイトルのつけ方はテキトーです。
夕方、帰る前に第二隊執務室へ
この軍では各隊に執務室があり、仕事で派遣されていない時や演習場にいるとき以外は、だいたいこの執務室に居るらしい。
とりあえず、お兄ちゃんから「キリトへ報告宜しくv」ということだったので、入って正面にあるキリト隊長の机に向かい、「あの~」と声をかけてみた。
キリト隊長は・・・寝てた。
机にうつ伏せになって。
「キリト隊長、起きてください。キリト隊長!」ゆすっても起きなかった。
『ねぇ、せっかく魔法の練習したんだから、復習ってことで隣にあるちょこっと分厚い本を頭の上から
落として起こしてみれば?』
という、小悪魔の囁き・・・もとい風耶の助言で早速試してみることに。
「う~ん」だんだん本が持ち上がり今のところうまくいってる。
「えいっ」ばたっという、本と隊長の頭の当った鈍い音がした。
それと同時に、「痛っ」という隊長の声も。
「おはようございます(笑)」
「オハヨウ」
「お前かこれやったの」
「はい!やっと起きてもらえましたか?」
「普通に起こせ!普通に!」
「最初普通に起こしていたんですけど、起きてもらえなかったんですよ~。」
「それで、何の用だ」
「あっそうだ!えっと今日とっても、可愛い侵入者が入り見に行ったんですけど、特に害のない侵入者でして帰したんです。でも城壁に穴があいてたんで報告に来ました。」
「そうか・・・トトカこいつに案内してもらって城壁の穴を明日ふさいで来い。」
「そういうことだから、明日は朝来たらこちらに来てトトカを案内してくれ。」
「わかりました。」
ということで、明日は朝から執務室へ直行です。