王子と精霊
少し落ち着くと、今度は「ならお前の職を変えるか?」
と言いだした。
ホント身勝手な王子だ。
「俺の補佐と、おれ付きのメイドどっちかにするか。」
「するかって、勝手に決めないでよ!」
「じゃ、どっちにする?」
「どっちも遠慮します!今のままがいいし、第一またメイが1人になっちゃうじゃない!!メイ一人で
2人分の仕事させる気?」
「お前、仮にも王族なんだから城で働いている者の事ぐらい把握しとけよ~。」
「兄妹そろって生意気だな。」
「「兄妹だからね。」」
「だいたい、なんであんたの周りで働くの?」
「それは・・・、」
「それはね、もともと風耶は王子と契約する予定の精霊だったんだよ。それが、いざ契約って時に精霊に逃げられてププっ♪
な~んか男女のもつれみたいな話だよね。」
「笑うな!!あいつが悪いんだよ!いきなり消えやがって。」
男女のもつれね~『風耶って男の子だよね~』
『そうだよ』
『じゃ、なんで逃げたの?』
『逃げたんじゃないよ?ひどいな~君のお兄さん知っててからかっているんだから。』
「おにいちゃん、からかってるの?」
「あっばれちゃった?」
ぺしっ、
お兄ちゃんの頭を軽くたたくといい音がした。
「夕美痛い~♪」
「本当は?」
「本当はね、王子と精霊の相性が悪かっただけ。」
それを聞いた王子は目をぱちぱち。
「知ってたな。」
「うん。光耶に聞いてたから。」
すると、王子は「クソッ」と近くにあった椅子に八つ当たり。
私は、理由が分かったならもういいかな?なんて思って
お兄ちゃんに「もう帰ってもいいかな?」
って言ってみると、
「まだ用事が終わって無い」と王子。
「どのような用事ですか?」
「お前の職について。」
今のままでいいのに~。
おはようございます。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
相変わらずの下手な文(子供じみた文)で申し訳ありません(汗)
こんな文でも、少しでも楽しんで読んでいただければと思います。