3話目 学校
ルリハちゃんに色々な進展があってトントン拍子な展開で進んでいきますー!
なぜか、見たこともないような服を渡され、知らないところに案内されています。
時間を遡ること、1時間前のことでした。
*****
魔法という存在を知った、次の日の朝、、、
窓から明るい朝日が入り込んできています。昨日の赤橙とは、やっぱり違う雰囲気を持っています。
そんな時、おばあちゃんにある提案をされました!
「生活も安定してきたし、もうそろそろ学校にはいかないかい?」
「学校?、、、」
人がたくさんいるんだよね、、、自分を教育する大人が、、、怖い。
”あんたなんか、育てたくなかったわ。”
そう言われ続けて、大人、ちょっと怖くて。おばあちゃんは何故か安心したけれど、、、
雨雲のように大きく悲しく晴らしようのないこの心は、どうしたら良いのでしょうか。
「そんな不安がることじゃない。学校はいいところじゃ。」
「…」
「ルリハは、好奇心旺盛できっと友達も多くできる。今まで閉ざされてきて、心配かもしれないが、ルリハには、大丈夫じゃ。学校に行けば新たな発見があるかもしれないしな。」
新たな発見、、、、そうだ!私…人工の星について知りたかったんだ。知りたいんだ、、、偉大で怖い話を追求するんだから、、、こんなところでくじけてなんか、、いけないでしょ!!!
「わかった!行く!」
「じゃあこれに着替えてね。」
これは制服ってやつかな?本で見たことがある。白い長袖のワイシャツに、赤っぽいスカート、そして赤いリボンがついている。
可愛い服!はやくきてみたいなーーー
新しい世界に胸が高まる!こんなにワクワクする日が続くなんて!
「着替えて荷物を準備したら行くよ。」
「っていうか、おばあちゃん私が学校行くの賛成すると思って、もう学校にもう入学できる状況に!?」
「いいの。いいの。」
ちょっと面白いかも。楽しい!
*****
ということで現在、学校に向かっているそうです。今から向かう学校は、ただの勉強だけではなく魔法についても学べる”魔法学校”のようです。
もうここ3日間、新しい発見ありすぎてもう怖いんですけど!!??
何分か歩いてついたのは、、、
「すっごーーー!!!!!!」
とても大きな門、、、すごすぎて心臓バックバックだよぉ~ここに通うんだ。楽しみすぎる!
「あなたが、ルリハ・カザグレンさんですか?」
声をかけてきたのは、綺麗な大人のお姉さん。優しそう、、、私の代わりにおばあちゃんが答えてくれえた。
「そうです。こちらが、今日から14年部に入学するルリハ・カザグレンです。よろしくお願いします。」
おばあちゃんは軽くお辞儀をしているのを見て私も慌てて、合わせてお辞儀をした。ワクワクするけど緊張するよねー
「はい。ではルリハさんをご案内しますね。」
「えっと、よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします、ルリハさん。私は14年部の1組の担任をしているカナミ・サクラーリと申します。」
「カナミ先生ですね!ちなみに、14年部と言うのは、、、?」
「この学校は年齢によって学年が分けられているの。4月が一学年の区切りの月で、誕生日が来て14歳になる子が集まった学年が、14年部なんだよ。この学校は13年部から15年部があるのよ。」
「そうなんですね!ちなみにここの学校の名前って、、、?」
「ユーリラシ学園中等部よ!」
「わぁ!」
目の前に広がってきたのは、人がたくさんいて、いろんな部屋があって、、、見たこともないような賑やかな世界!
窓から差し込む朝日が、ルリハの薄い緑の髪を白く輝かせていた。
「見たことない!」
「今からルリハさんが通うのは14年部の1組。私が担任をしているわ。今日の朝の会で紹介するから、それまで待っていてね。」
「はい!!」
時間が少し流れていって人混みで騒がしかった学校前も、どんどんと静かになっていきました。
先生には準備があるから昇降口前で待っててって言われたけど、、、なんか気まずい!!
ん?何だあの人?制服の着方雑!絆創膏だらけで感じ悪いなー。ちょっと灰色っぽい髪の毛…見た目で判断って良くないよねー
ズカズカ進んでくる、、、、ん?ぶつかる!!!
気づいたときにはもう遅く、倒れてしまっていた。
「ご、ごめんなさい!すぐに退けなくて!」
「チッ、、見ない顔だな。邪魔だ。」
「あ、、、はい。」
すごい学校でも不良生徒みたいなのいるんだーー怖い怖い怖い。まぁ多分、これから関わることはないと思うからいいけど、、、
「ルリハちゃーん!」
「カナミ先生!!」
「今から教室行きましょう。」
「はい1」
*****
「みなさん、おはようございます。」
「カナミ先生おはようございます!」
「今日、朝めっちゃかわいい子見てさー」
「俺も見た!見たことない顔だったけどうちの制服だよなー」
「みなさん静かに!今日はお知らせがあります。このクラスに転入生が来ることになりました。」
「おい、、、、まさか!?」
「教室はいてきていいわよ!」
「失礼します!」
廊下から聞こえる高らかな声とともにドアが開く。透き通る白い髪。緑の瞳。クラスの大半が教室へゆっくりと踏み入れる少女を夢中になって見ている。
「自己紹介どうぞ。」
「みなさんはじめまして!ル、ルリハ・カザグレンと申します。今日から14年部1組で過ごすことになりました。よろしくお願いします!」
「あの子って今日の朝見た可愛い子じゃん!」
「うちのクラスとかあたりーー!!!!」
「少し質疑応答を取ります。ルリハさんへ質問ある人は…」
「はーい!彼氏っていますかー?」
「えっ!」
「好きな男とかっていたりする!?」
「え、、、いないです。男の人と喋るのはここ最近してなくて…」
「全然恋愛経験ない感じかー!チャンス大有!」
「好きな食べ物はー?」
「初恋したことある!?」
「髪って染めてるのー?」
「緑色好きなの?」
「ふぇぇええ~~~」
「みんな!!!一気に質問したら困っちゃうでしょ!一人ひとり挙手!」
大量の質問を大きな声で遮ってくれたのはリーダー格と思われる女の子だった。
「おい!!!質問いいか?」
「え…?」
そこで、大声で手を上げたのは今日の朝あった不良!?ふぇぇえ!???
「お前、魔法ってなに使う?」
「エレメンタリー魔法ですっ。」
「もっと細かく!」
「私もちょっと前に発芽したばかりでよくわからないんですが、自然エネルギーを操るらしいです。」
「はぁあ!?調子のんじゃねーぞ!!」
「え~」
「自然エネルギー!?よく知らねぇが最強は俺だ!!調子のんなよ。今日の朝も避けずに棒立ちやがって。俺の名前は、キリウ・スチーレ!!覚えとけよ。」
「…」
「も、もう終了でいいかしら。朝の会終わりましょうっ!じゃぁ皆さん次の授業へどうぞー」
さ、最悪なスタート!!!???うわぁああどうしよぉおお
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3話目 学校
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