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仲間との邂逅

ここら辺自信ないです

「というわけで、こちらが最後のメンバー、佐藤律君です!みんな仲良くしてあげてね。それじゃあ私はいろいろ準備してくるから10分くらいしたらメインに来て!あとは大空、任せた!」


大空と呼ばれた子供が親指を立て、それを見た男が去って行く。あれだけうるさかった男が去ってしまったので、一瞬部屋が静まり返ったかのように感じた。そ少しの間をおいて大空がコホン、と一つ咳払いをする。


「それじゃあお前ら、まずはオーソドックスに自己紹介をするぞ!」


大空に合わせるように女子高生が拍手をしたので、正直まだ状況を飲み込めていないが、とりあえず俺も合わせて拍手をする。


そして二人分の拍手を受けながら、大空は机の上に上った。


「俺様の名前は瀬名大空。完全無欠のエリート12歳!お前たちのほうが年上だろうが、ここでは俺が一番偉いし一番強い!だから俺様に敬意を払うことを忘れるなよ、いいな!」


なかなか濃いキャラが出てきたな。変なポーズで変な被り物をかぶって変なことを言っている。今のところハイテンションマジック白衣男と性別不明犬被り物人間、プラスしてちびっこライオン被り物俺様人間だぞ。


不思議と悪い人たちのようには思えなくなってきたが、それでも変なものは変である。あと性別不明犬被り物人間のときも思っていたが、何なんだその被り物は。


「ん、律、なにか聞きたいことがあるような顔じゃないか。質問することを許す!自由に発言したまえ。」


目をつけられてしまった。


「なんでそんなライオンの被り物?かぶってるの?」


「なんでって。そりゃかっこいいからに決まっているだろう。

「なるほど。」


「おいなんだその反応は。反論があるなら聞こうじゃないか。ここのスタッフは全員俺様が考えたマスクをつけてるんだぞ。」


なるほどあの元凶はお前か。


「はいはい、もういいでしょそんなの。価値観なんて人それぞれなんだから。次行こ、次。」


「なっ、俺様の番はまだ終わってな」


「私の名前は北野若菜。16歳の高校2年生。いろいろ縁があってここに来ることになりました。なんだかよくわからないバイトだけど、これからよろしくね。」


とりあえず拍手だけしておいたが、本当に普通。THEシンプル。でもここに来るまでキャラの濃い人たちしかいなかったから逆に目立つまであるね。


「で、君は?」


「俺は佐藤律。北野さんと同じで16歳の高2。ほぼ誘拐みたいな感じで連れてこられました、よろしくお願いします。」


「別に若菜でいいよ。でも律もそんな感じなんだね、私も選択肢なくて来ちゃった感じだから今何してるのかよくわかってなくて。大空はちゃんと知ってるんでしょ?」


「当たり前だ。俺様はここの人間だからな。」


「じゃあさ、私たちにもっと詳しくここの事教えてくれない?」


「ん~、あとで博士からちゃんとした説明があると思うが、まぁとりあえず一通りは説明しておいてやろう。」


そういって大空はこの組織について語り始めた。


エークス・エリファ博士をトップとした、怪物を倒すために作られた名もない組織。あの男、意外に博士とは名ばかりでなくちゃんとした研究も実績もあるらしい。


組織にはスタッフもそれなりにいるらしいが、普段は見かけないようだ。どうやら大空もここに来たのは数か月前らしく、あまり実態を把握できているわけではないっぽい。


ここまで聞いたところで博士が言っていた10分がたっていたため、俺たち3人は皿を先頭にメインと呼ばれている部屋に向かった。


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