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新作なのですが、特にタイトルはありません。

作者: ロック

本心、職場に行きたくない気持ちで胸が詰まる。


むしろこの作品を描く動機だって、職場をやめてからの収入を印税で賄いたいから、という不純なものである。

職場の何が嫌いか、雰囲気だ。アットホームな職場というのは居心地が悪いし、この職場であと何年僕が働けるかもわからない。


そして、僕は株式投資を行っている。

だが、単元単位では、ない。あくまで1株~10株単位で投資を行っている。

今日僕は風邪で会社を休んだ。普通の風邪だ。

新型肺炎ではないらしい。だが、少しだけ給料が減ってしまうが、稼ぎ口ならいくらでもあるからそこは一切心配していない。

心配しているとしたら、この職場にずっといてほしい父と私の摩擦である。

僕はとにかくやめたいし、やめたら、小説家になりたい。


本編(仮)


ここ最近は、新型肺炎感染拡大防止のため、様々な店舗が休業を余儀なくされている。

だから、やることがない。

やることがないから何をするかって、このパソコンのメモ帳に一種のファンタジーでも記述しようかなと考えている。

だから僕の書き方に関心がないのであれば、ここで本を閉じることを“強く”推奨する。

正直誰からの指図も受けたくないし、この小説そのものは僕が描きたいように描く。

某有名作家は、「様々な小説からインスパイアしなさい、いろんな人からアドバイスを受けなさい」といったが、小説に正解はない。

それに誰かが描いているような小説に需要はあるか?


僕は自己流を貫きたいし、世間体に左右され稚拙な文章を書くやつは、みんな変態だと思っている。

ちなみに僕は変態ではない。至って凡人である。

小説は主にパソコンに搭載されている「メモ帳」を使って書いている。Wordを使って直接入力する奴は全員変態だと思っている。

別にWordを使って書けなくはないが、僕はメモ帳で書いてWordのテンプレートにコピペする方がいいと思っている。

やり方は人それぞれだが、少なくとも事務職で資料を作ってる方々はメモ帳の偉大さをわかってほしいね。僕も前職事務職だったからメモ帳の使い方は誰よりも理解しているつもりだ。


さて、今日の僕はやることがない。

3本のショートピースが吸い終わり、タバコを買わなければいけないが、どうも億劫だ。

仕事に行きたいという感情は、自分にとって仕事は暇つぶしに他ならないからである。

なんなら仕事中に寝ていても叱られることはないし、何のための仕事かはっきり言ってわからなくなる。

これでも給料はいい方なのだが、うちの部署には仕事があんまりない。

だから暇である。

そして、僕は風邪を口実に会社を休んだが、それは医者が「休みなさい」とドクターストップのようなものをかけたからである。

僕は暇だから休みたいとは思ってないし、体が健康なら暇つぶしのために仕事に行ってもいいとさえ思える。

・・・本だって幾冊かは読んだ。

これを記述した後だって、僕は本を読みながらスーパーマーケットに行く予定だ。

・・・友達とか、家族はいない。私は孤独な人間である。


僕は学生時代金持ちになりたいと夢を見ていた。だから金持ちになる方法を調べつくしたが、どれも自分がやっているような方法で本当に金持ちになる方法が記載されているわけではない。

起業しろだの、投資しろだの、このご時世それを夢見て敗れた若者が何万といることやら。

だが、少なくとも親父に言われていることは「この会社に勤め続けれれば安泰だ!」と。

こんな職場早く抜け出したいし、ここに価値があるとは思えない。


こうして、煙草を吸い終えた私はスマートフォンを手にする。

幾数人かにブロックされている。

SNSでブロックされるのは、正直不快である。

無言ブロック、ブロ解をする人に一定の規制を設けてくれればいいなと考え、執筆をつづける。(万年筆は持っているのだが、パソコンに入力している、これを執筆と定義づけてもいいのだろうか)

僕はおそらく病んだ人間だ。

タバコと清涼飲料水で心を汚した凡人だ。

そして、陰湿かつ、僕はコミュニケーションが苦手だ。はっきり言って人とかかわるほどの苦痛はないと思う。だが、はっきりと誰かを見下したい感情があるのも事実。

僕が過去に誰かに見下された分、誰かを思いきり見下したいし、本来なら自身が崇高でありたいと信じたい。

だが、現実の僕は陰湿でコミュニケーションに難ありの孤独な人間である、それは僕が一番よく知っていることだ。

僕は先ほど買ったショートピースをくわえ火をつける。

う・・・美味い。

煙草の煙に心を奪われながらも執筆をつづける。


まぁ、さて、そんなところで今日はある日のことを話したい。

だが、そこで僕の人生は大きく変わったわけじゃないし、仕事を辞めたわけでもない。

解雇という形で一度だけ会社を辞めたことはあるが、僕から会社を辞めたいといったことはないね。

前職にやりがいや安定性はなかったものの、喫煙休憩が許されたから、思う存分煙草を嗜めた。

それが前職の一番好きなところ、と同時に自分が解雇される理由になるが。


煙草休憩の長さが問題だったらしい。

理由はそれだけではない、会社と僕の雰囲気が非常に合わなかったらしい。

だから僕は一時‬的に無職になったが、僕の転職先は会社を辞めて1か月以内に決まった。

そして入社までは、本当に堕落した生活を行っていた、というかそうせざるを得なかった。


パチンコ、競馬、競輪、ガールズバーにキャバクラと様々な娯楽を嗜んだが、自身のニヒリズムを解消できるわけでもなく、少女に自身の苦痛を訴えたり、ギャンブルで一攫千金を狙ったところこで自分が満足するはずもなく、そのまま中途社員として、今の会社に入社した。

今の部は嫌煙者が多く、煙草がロクに吸えないのがきつい。

煙草こそ、僕を幸福に導いてくれる存在だったのに・・・、僕はきつかった。


さて、そんな僕だが、一攫千金をあきらめたわけではなかった。

ある会社帰りに宝くじを買った。

「これで僕の人生が変われば」と期待を抱いた。


そして宝くじを購入したことさえ健忘した、4日後‬。

僕は、名刺入れの中にある宝くじの存在に気づき、売り場へと足を運んだ。

そして売り場で高額当選が発覚。

僕は小さくガッツポーズをし、その後の流れを確認。

そして今週の休日、最寄りのみずほ銀行で、受け取りの手続きを行い『「その日」から読む本』を受け取り、一読して破棄した。


当選金額は6億円。

だが、貯金があった僕は、その金をしばらく使うことがなかった。

一般人の描く夢の大半が叶えられる大金を手にした僕だが、僕はそのお金を自分よりも最初に個人的に好意を抱いている少女由衣が、欲しがっているものに使いたかった。

僕は由衣の欲しいものを幾数か買うと、彼女は喜んでくれた。


だが、それ以上のことを僕は求めなかった。

僕には殆ど欲がなかった。

欲は0ではないにしろ、僕が見たいものは少々アブノーマルでおそらく世間から異常と思われる性癖であり、その性癖は『顔が写真で体がイラスト』の所謂「顔だけ実写」と呼ばれるジャンルの広告を見ることと、写真やクロマキー合成などで顔が巨大化、体が小さくなり2頭身になっている女性の画像や動画を見ることであり、それがたまに電車の広告等で掲示されると、私は悦びを覚える。

だが、僕は最近無欲に近くなっていた。

10代、20代前半の頃と比べると、性欲そのものは落ち着いており、猪突猛進な行動は控えるようになっていた。


僕は受け取りを確認すると、家に帰る。

小さなマイホームだが、住み心地がよく、引っ越したいと考えても、現状維持がベターだと思い、引っ越そうとは思わなかった。

転職はしたいと考えてはいる。給料はどうであれ、とにかく若い女性が多い職場がいい。

高齢者が多い職場だと、老害が僕にマウントを取り始めるから窮屈でたまらない。

部署異動も検討している。

とにかく会社が肌に合わない。だが無職は退屈で死にそうになることも記述したはずだ。


僕はニートにもなるつもりはないし、高年収を目指しているわけでもない。

ただ凡人でありたいだけ。

若い女性に囲まれハーレムな環境で、幸福を感じながら業務を行えればそれでいいだけなのである。

さて、ここまで僕以外の登場人物が出てくることがなかったが、つまるところ僕の作品というのはこういうものだ。

小説ではなく、もはやルポルタージュに近いものだろう。

登場人物の大半は僕の人生には、僕だけなのだ。

そういう意味では僕は孤独だと思うし、結婚も望まない。とにかく、今日もショートピースがおいしければそれでいい。


作品としてのオチというオチはないにせよ、ここで作品を終わらせたいと思う。


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