表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/176

転生少女、と、あきさんの話。

 あれから。


 とりあえずわたしとあきさんは泣きながら待ってたサーラを宥め、応接室に向かった。


 人払いしてもらい三人でソファーに座る。


 サーラはわたしにくっついて離れなかったので隣に並び、向かい合ってあきさん。


 まあ三人っていっても、結局ここにいるのはサーラ、カッサンドラ様、わたし、ナナコ、あきさん、ともさかさん。あ、クロコもいる。


 クロコは今わたしの中で寝てる。


 結局クロコ、影、どころか、わたしのインナースペースを自由に出入りできるようになってた。すごいよね。


 そんで今はわたしの中ってこと。




 わたしの魔法少女の格好はとりあえず解除できたけど、それでも以前より身体が軽い。運動なんて苦手だったのに、今ではたぶんその辺の人より強い? かもしれない。なんかどんどん人間離れしていっちゃうけど、しょうがない、か。


「結局魔王を魔法少女で上書きして、で、悪いプログラムを押さえ込んだ格好だな」


 と、そう、あきさん。


「ですが、終末プログラム自体が無くなったわけではありません。今回の魔石に取り込まれていたのはほんの一部、いえ、コピーの一つ、です。根本的に解決したわけでは、まだ、ないでしょう」


 カッサンドラ様か。


 って、そうなの? ちょっとふにゃぁ。


 ……それよりも。あきのこと、知りたいかも。


 え? ナナコ? ひょっとしてあきさん好きになっちゃった?


 ……ばか。そんなんじゃないわよ。 エンジェルレイヤーの事とかそのマッドな博士の事とか、色々聞いておかなきゃ困るでしょ?


 そっか。そうかもね。


「あの、あきさん? このレイヤーの魔法とか、マッドな博士の事とか、ちょっと教えてほしいな」


「そう、だな。ちょっと話長くなるけど、いいか?」


「もちろん。お願い」


「ま、そんなに期待されるような話でも、ないんだけどな」




 でも、ちょっと、興味ある、よね。やっぱり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ