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転生少女、と、異世界転移。

「じゃぁ」


 って去ろうとする魔法少女。


 いやいや。ここで逃してたまるものか。


 ……そそ。もっと話し聞かなくっちゃ。なんとしても引き止めるよアリシア。


 うん。ナナコ。


「ちょっと待って。助けてくれたお礼に、甘いものでも奢りますよ。そこの喫茶店行きませんか?」


「うー。どうしよう。……お言葉に甘え、よっかな」


 ちょっとにこにこしてる。甘いものに釣られてくれたらしい。


 じゃぁちょっとこのままじゃ、とかぶつぶつ言いながら彼女、ブーンと境界がぼやけたかと思うと姿が変わった。


「こっちの姿の時は『秋』って呼んでくれ」


 と、全く違う、男の子?男の人?っていうか男装の麗人? 身長もすらっと高い。18歳くらいのカッコいい人。


 声は女性みたいに聞こえるけど……。雰囲気は男性、だ。


「流石にあの格好じゃ街中歩けないしな」


 と、ちょっと恥ずかしそうに言った。


 ☆


 という事で。


 リーザと秋さんと三人で、路地を降りたところにあった喫茶店に入った。


 テラって名前。地球?お寺?建物の形はお寺っぽいかな。


 サイフォンがカウンターに並んでる。美味しいコーヒーが飲めそうだ。


 メニューはコーヒーと、あとは軽食が少し。甘いものはチーズケーキとイチゴタルトだけか。


「わたしチーズケーキ」


「わたしも」


「俺はイチゴタルトがいいかな」


 コーヒーホットで三つ。セットでデザート。


「あは。秋さん俺っていうんだ。なんか新鮮」


 リーザはもうすっかり秋さん、だ。


「あの、あなたはいったい何処から来たんですか? っていうかさっきのって」


 ここでなんとしても色々聞いておかなきゃ。この世界救うためにも情報が必要だ。


「ああ、俺はいろんな世界を渡ってる。この世界、最近できたみたいで不安定だからちょっと様子を見に来たんだけど」


 え?


「元々は地球ってとこの日本って国が出身地さ」


 って、この人異世界転移してきたって事、だよね?


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