表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/176

大預言者、前世とお別れ。

 もうこの世界に居たくない。


「マックがね、パーティ誘ってくれたの」


 そう嬉々とした声で話す亜里沙。


 嫌だった。嫉妬って言葉では言い表すことが出来ない程、真っ黒な感情がわたしのなかで蠢いていた。


「ジェフは瑠璃ちゃんに気があるみたい。良い人だしきっと楽しいよ。ねーいっしょに」


「やめて!」


 いままでそんなふうに亜里沙に大声をあげたことがなかった。


 亜里沙も驚いて。


「ごめん……」と亜里沙。


 ダメ。そんな顔させたいわけじゃない。わたしは彼女に笑顔で居てもらいたかった。筈。


 はじめてのわたしの激しい拒否に、亜里沙はしょげて。情けなさそうな顔で。


 ああ、嫌だ。彼女にそんな顔をさせてしまった自分が、もう、嫌。




 彼女が誰にでも優しいのも、そしてすべて良かれと思っての行動であることも、わたしは充分知っている。


 きっとこれからも、わたしの為にと、男の子を紹介しようとするだろう、そんなことも。


 悪いのはわたし。亜里沙ちゃんじゃない。それも充分理解している。


 だから。


 寄りかかっちゃいけない。


 だから。


 わたしなんて、居なくなれば良いのだ。それが最善。




 ステイ先で何かあった? と、心配して何度も声をかけてくれた亜里沙に何も答える事なく、わたしは始終自分の殻に閉じこもり帰宅。


 そのまま、自殺を決行した。


 眠くなる風邪薬を、とか思ったけど、最近の薬は大量に飲んでもなかなか死なないらしい。


 そしてネットで調べて見つけたとあるカフェイン錠剤。比較的簡単に買える上に、これを150錠も飲めば死ねるらしい。


 そして……そのままこの世界とお別れした。


うーん。

もっと暗い設定も候補にしてたのですが、描ききれませんでした。

おはなしだとしても、これ以上の不幸を与えることができなかった、、ので。。

(あれ?アリシアの記憶とちょっと違うよね? そう思ったあなた、正解です。これは今後の伏線なので。。まだないしょデス^_^)


とりあえずここで瑠璃のお話は一旦終わりです。転生後はネタバレになっちゃうので、もうちょっとお話が進んだらまた挿入する予定です。


ここまで読んでくださってほんとにありがとうございます。

お話は、再びアリシアの本編に戻ります。 よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ