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妄想論

イキリと言う言葉について

作者: とびうお君

 そろそろこれに手を付けたい。結局生意気、偉そうな主人公は嫌いに尽きる。だったら何故イキリって言葉で区別しなくちゃいけないのか?ここになろうへのレッテル張りがある。なろうは特別不快な主人公で他とは違うって言いたいんだ。だから差別するための差別化が必要になる。そのため生意気、偉そうってどこにでもいる主人公への言葉じゃ困るんだ。


 イキリは見事になろう系の台頭によってネットに増えてきた言葉。論より証拠となる。偶然か?ならまず無い見事に一致する。それまでイキリなんて聞いた事も無い。不思議な事にSAO登場でも出なかったのに、なろう系台頭からその元祖であるSAOのキリトまでイキリトと呼ばれるようになったんだ。


 本当に馬鹿馬鹿しいに尽きる。ネットは感情論を煽るだけの論しか大半無い。大半の人間は騙されてるんじゃない。正しいことなんて知りたいと思ってないんだ。酒飲みの愚痴の言い合いと変わらん。実際画面の向こうでは酒飲んで書き込んでいる連中も多数居ると思ってる。これを正しいと思って真に受けるやつが馬鹿なんだ。


 さてじゃ誰でも生意気で偉そうな好意より嫌悪に結びつきやすい。何故なろう読者は?そこで以前は自己投影と書いてきた。自分なんだから他者を嫌う態度を当てはめなくて当然だろう。でも、自己投影と言うのは漠然として分かりにくいんだ。


 もっと効果的な言及は出来ないのか?そこで考えたのが、要するにそういう人物は嫌われる。じゃそれを想定して前もって嫌われないように多くの大人はそういった態度を避けるんだ。これが苦痛なんだ。こういった他者の目を気にした気遣いからの解放。多分そこになろう小説のそういった態度=イキリの面白さががあるのじゃないか?と見ている。


 集約すると異世界に行って好き勝手やりたい。わがままになりたい。これこそがなろうファンタジーのツボなのじゃないか?と見ている。私の言及に近い人でヒーロー論の言及してる人が居るがその人が近い。何故なろう主人公はヒーローじゃないのか?で最初から動機が無いってのが私のコアになる。あるわけがない、むしろ悪人の要素がある。


 だが、普通の凡人大衆は進んで悪をなしてその目で現地の人にでも見られるのを嫌がるわけだ。それもまたストレスになってしまう。それゆえお年どころがある。そのあたりの上手さもノーストレスと深く関係する。それゆえにその方向性で至りきってしまう作品としてオーバーロードがあると見ている。


 だがオバロは作者が批判的ではあるらしい。その辺りどうなのか?とは見ている。私は編にこういったまともな感性は良くないと思ってる。デスノートもそうだが作品を締める為の作者の都合の良い言い訳の部分があると見ている。アリキタリなピカレスクロマン的ラストにしかならないワンパターンに陥りがちだからだ。


 オバロのあくの棟梁ってやり方も絶対大事とは言わないが、そういった方向性にふった作品がありきたりな破滅エンドを向かえる作者の姿勢は私はなろう作品としてはあまり感心しないなとは思ってる。


 他者に嫌われないようにする配慮。このわずらわしさからの解放こそがイキリの正体だと見ている。そうなると自己投影が繋がってくるのが分かる。だが自己投影だけじゃなんか良く分からないんだ。具体的じゃない。そのための一番のキーが紐解けたと見ている。


 イキリが分かったじゃない。イキリと言うのはレッテル張りで重要じゃない。誰もが嫌う偉そう、生意気って態度こそが本質で、イキリはなろう作品だけを差別的に攻撃するための便利ワードに過ぎないと見て良い。まるで分析的な的確な言語じゃない。これを的確だと思ってるのは、差別したいだけの嫌ってる人間だけである。


 私はズット不満だった。なろう主人公の特徴は多くの漫画で共通するアリキタリな主人公像だからである。少年漫画の主人公などはほぼ当てはまるのじゃないか?と思う。


 改めてイキリに触れた事を述べると、私はデスマーチの評判が悪くないのが気になっていた。おもしろくないが攻撃されない。そこにこの主人公基本態度が低姿勢だなって点が大きい。そして嫌われる作品は見事に主人公がイキリ系とされているのだ。特に転スラとなる。転スラは特に強い嫌悪感を生む言動が無い。


 だから何故こんなに嫌われるか?謎なんだ。アインズ様は基本悪党で外道なので、その流れに進めば嫌う人が居て当然となる。魔王主人公の典型だからになる。だがリムルはモンスター主人公であるのに基本種族を区別しない友愛姿勢になる。だがすごく嫌われてる。何が?はさっぱり分からないがイキリ主人公だかららしい。


 そこで紐解いていくと、なるほど多少気になる部分があるなと言うのを見出すと、それが特になろうに特徴的なものじゃない。なろうの主人公はイキリ系であるは間違ってない。だがなろうの外には居ないのか?ならむしろなろうの外の作品でも頻度が高い。なろうだけにイキリ系主人公がいるわけじゃないんだ。


 なろうが何故嫌われるか?で主人公がイキリ系が多いからになる。だがじゃ外には居ないのか?で妥当な指摘じゃないと分かるんだ。無理矢理レッテル張りをして印象操作をしてるが答えになる。ネットの基本論理は正誤ではない印象操作の論理をいかに上手くくみ上げるかだ。しかも騙されてるわけじゃない。合いの手いれてる周りも正しいことを知りたいを思って無いからだ。


 受け手の多くは観客型と自己投影型に分かれるから、自己投影で楽しめない観客型にとってなろうは他人のむかつく態度でしかないからが答えになる。それはイキリじゃない単に生意気、偉そうってだけのありふれた言葉に過ぎない。

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