表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/12

6日目 朝

 ヒビキは、誰よりも早く、朝起きて、ホテルの前で待ってると、奈々(ナナ)とハヤテが二人仲良くホテルからでてきた。

「おはよう、おふたりさん」

「「お、おはよう、ヒビキ」」

 二人のぎこちない会話で察したヒビキは、詮索はすまいと、リイナがホテルから出てくるのを寂しく待った。


 ヒビキは長く待った感じだったが、実際はそんなに時間はかかっていなかった。しばらくすると、リイナがでてきたため、魔馬車に全員で乗って、迷宮都市で困っているであろう、姫様たちの元に向かった。

 徒歩でも、数刻で着くぐらいの距離をあえて、魔馬車で向かうと二刻もかからず、着くことができた。


「歩いても、よかったんじゃない?」

「まぁ、それでも、よかったんですけど、

 あんまり遅いとダンジョンに出発できなくなるんで」

 ナナさんの質問に対し、軽い感じで回答し、迷宮都市に到着するなり、3人を酒場前で待たせ、酒場にはいっていった。


 案の定、オオストラトさん含め、姫様一行がおり、困り果てていた。前回の冒険より、一日遅いせいか、悲壮感が漂っていた。

「こんにちは」

「なんじゃ。われらに用事でもあるのか。

 魔法使いでも、ないんじゃろ?」

「魔法剣士では、ありますが、魔法使いの女性を紹介できます。

 いかがでしょう」

「なんですと」

「それは、誠でござるか?」

「ええ、超一流です。100メートルを超す大魔法すら唱えることができます」

「何を馬鹿な、王宮一の私でも、唱えれらないのに。

 そんなことがあるわけない」

「まぁ、まぁ、話だけでも聞こうで、ござる、ペテ殿」

「見てもらうしかありませんが、

 一点だけ、お願いがあります」

「なんじゃ、仕事をしたい20人の冒険者がきますので、

 8階のダンジョンで雇ってもらいたいのです」

「むしろ、願ったり叶ったりじゃ

 そんなことで、いいのか?」

「あと、ペテ様ほどでは、ありませんが、職があぶれている魔法使いが王都におりますので、

 部下に雇っていただきたいのです。

「うむ、会ってみて、決めてみよう」

「はい、それでかまいません。

 では、呼んできます」

 ヒビキは、リイナを連れて入って行くと、二人の美少女たちが声を荒げた。

「リイナ姉」

「リイナ姉さん」

「僕の婚約者のリイナです」

「え、リイナ姉の!!!」

「姉さんの!!!」

「ご紹介にあずかりました、婚約者のリイナです

 よろしくお願いします」


 二人が駆け寄ると、どうことかと、アドアとアンナの詰問がはじまった。

「まぁ、積もる話は、ダンジョン内でするにして、

 ダンジョンに出発しましょう」

「わかった、なの」

 つまらなさそうに欠伸をするエレメールを筆頭にダンジョンに向かった。


「じゃ、リイナ、そっちは任すよ」

「わかったわ」

「さっき、説明したけど、15階のスライムだけ、気を付けてね」

「うん、任しといて」

 都市に向かう魔馬車の中で、ヒビキが苦労した点を念入りに説明した。といっても、危険なのは、一点だけなので、説明は簡単だった。


「じゃ、奈々(ナナ)さん、ハヤテ、行こうか」

「ヒビキは、行かなくていいのか?」

「ああ、リイナが少し活躍すれば、あとは、姫様。

 あの正面でカンカン音を鳴らして歩いてる美少女だけで、十分だよ」

「ねぇ、ヒビキ君、あれって、重たいやつでしょ」

「ええ、僕では、ダガーですら持ち上げれませんでした」

「だよね、大剣を二本軽々と持つって。

 恐ろしいわね」

「俺も、あのスキルを持てば、尊敬させられるかな?」

 ヒビキは、危険な思想に気づき、どうやったら説得できるか、考え始めた


「ハヤテったら、何言ってるの。

 あんな化け物みたいな力持ったって、普段の生活で困るだけよ

 そんな力をもって、あなたは、何をしたいの?」

「いや、何もないけど。最強って憧れるでしょ?

 ねぇ、ヒビキ」

「ハヤテ。

 彼女は、あのスキルを持ってることで、人から畏怖され、近づいて貰えないしし、

 意見を交わすことすら、させて貰えないんだよ。

 君は、強い力をもったら、弱い僕やほかの人たちの話を聞けるのかい?」

「判んないよ、そんなの。

 なんで、そんなにマジになるの?」

「それだけ、強力な力は、心が強くなきゃ、抑えられないって話なのよ、ハヤテ」

「そうだよ、あの力をもったら、

 ナナさんを抱くこともできなくなるんだよ。

 触っただけで、相手が吹っ飛ぶんだから」

「え、そうなの。

 それは、嫌だな」

「そうよ、だから、ハヤテは、そのままでいてね♪」

「うん」

 二人が見つめあうと、お邪魔虫感が多様に出て、いづらくなったヒビキは、二人をおいて先を急いだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ