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日常盛大シリーズ

要塞

作者: 遊佐

少年は息が詰まる思いだった。

見付かる訳にはいかない、その思いが彼の判断を狂わせようとする。

今はまだ出る場面ではない。

早まる鼓動を必死に抑えながら相手の動向を盗み見る。

大丈夫だ、まだ気付かれてない。しかし相手も最大限警戒している。


………やらなければ、やられるんだ。


すぐに動けるように攻撃態勢を整える。

反対側を見た隙に、音を立てず少しずつ忍び寄る少年。

しかし、それ以上先に進む事は出来そうにない。

相手の防禦壁が固く、下手に近付けばやられてしまうのは目に見えていた。


そんな中反対側から攻撃態勢に入っていたチームが、微かな物音を立ててしまい、一気に襲撃を受け壊滅してしまう。

囮にして襲撃をかければ良かったが、近くに行き過ぎたのが仇になってしまい、少数でものの1分もしない内に全滅されてしまった。

今の失態のおかげで相手は更に警戒心を上げることだろう。

意識が一瞬反対方向に向けられたものの既に定位置に戻っており、振り出しに戻る。いや、味方を失った分、後退したと言うべきだろう。


その時だ、全滅と思われたその方向から突如別働隊が現れる。

防衛陣は突如現れた別働隊に浮き足立つ。

混乱し、突如現れたアクシデントに全員が同じ用に動き出す。

それで勝負は決した。

高い音と共に、()()ははるか高くに飛ぶ。

鬼は負けを察すると、そのまま無言で項垂れるのだった。

正解は『缶蹴り』でした。

日常を盛大に見せるって結構難しいですね^^;

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― 新着の感想 ―
[良い点] 答え見て、タイトル見て、どうしてこういうタイトルになったのだろうかと首を傾げつつ、もう一度楽しめました。 [気になる点] 最後の方で答えが搾れる形になっている上、そこが無かったら絞れない作…
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