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違和感

 眼が覚めた。

 

 手探りで枕元に引き寄せた目覚まし時計を、もぞもぞと布団の中で確認する。

 短針は「11」を指していた。

 薄暗い部屋に外から太陽の光が差し込んでいて、そのことから午前11時台であることが分かる。

 勉強机の上には、苺のヘタが残された皿が一枚乗せたままだ。

 あんな言い方をしておきながら、昨晩良介は桃子が部屋まで持ってきた苺を平らげた。

 ベッドに倒れ込むと、突然襲いかかってきた睡魔にあっという間に飲み込まれ、目覚めるとこの時間だ。

 今日が日曜日で学校が休みであることが、何よりの救いである。

 あの苺には睡眠薬でも入っていたのだろうか、そう良介は考えた。

 そんなはずがないと思い直す。

 考えること自体、馬鹿馬鹿しいと思った。

 

  着替えもせずに眠ってしまった彼は、とりあえず風呂に入ることにする。

 机の横の箪笥を開けると、どこか違和感を感じた。

 ……妙に、家中が静かだ。

 そういえば、母親には予定が入っていた。

 あの男との約束だ。


 二人が会うのを阻止したかったことを思い出す。

 しかし、どうやら寝過ごしてしまったようだった。

 彼を紹介されてから、二人の初めての予定である。

 ここで許してしまえば、結局二人は結婚してしまう気がしていた。

 だから、どうしても阻止したかった。

 寝坊というどうしようもない理由で失敗してしまった悔しさに、奥歯を噛み締める。

 サナについては、友達か彼氏とかとでも遊んでいるのだろう。

 何も言わずに良介を家にひとりにしたのは少し冷たい気もするが、家を独り占めできるのは何よりの楽しみだから、許すことにする。

 箪笥からスウェットの上下を引っ張り出す。

 とことんくつろいでやろうという算段である。

 

 

 

--------

 

 

 サナは夜の8時を過ぎても帰って来なかった。

 良介もシスコンではないので、いくら妹でもそのくらいの時間になることだってあると言うのは分かっている。

 だが、何も言わずに出て行って、今まで連絡が無いという事実には違和感を感じる。

 何しろサナは良介と違って、成績も生活態度も優等生なのだ。

 

 (なにをしてるんだ?もしかして、事件に巻き込まれたり……道に迷ったのかもしれない。さらわれたのかもしれない……)

  

--ガチャリ

 

 玄関から金属の音が聞こえて、良介は胸を撫で下ろした。

 彼氏と遊んで遅くなったのだろうか。

 なんと言ってからかってやろうと思いながら、玄関を覗き込む。

 

「ただいまー」

 

 桃子がいる。

 思っていたよりも、早く帰って来たようだ。

 良介の不安はさらに高まる。

 とりあえず、桃子に伝えなければならない。

 彼が口を開こうとしたその時、

 桃子の後ろで、もう一度ドアは開かれた。

 開けたのは、サナである。

 たくさんの荷物を持って、背中でドアを支えて、そして、どこか満足げな表情を浮かべている。

 桃子も特段驚いてはいない……

 

 つまり、この場で状況を理解していないのは、良介ただ一人である。

 

短いですごめんなさい……

あんまり推敲しても無いし納得しても無いので、後々変えるかもしれません。(もしかしたら、消すかも。)

ストーリーには影響ないようにしておきます。

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