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プロローグ

この作品は長編です。

第一部を咲視点。

第二部をセレス視点となります。

第三部は第三者視点です。

 コンスタントに更新できる保証がない為、それに付き合える方でないと辛いかもしれません。


 痛みはあまりなかった・・・。

 ただ喉が焼けつくような感じがしてかすれるばかりで、ちゃんと声が出ない。

 息苦しくて少し咳き込むと、胃から逆流してきた赤い液体が大量に口から吐き出され床に広がった。


 ゴボリ。

 ボタボタ・・・。


 喉に詰まっていた液体を出したおかげなのか、少しだけ呼吸が楽になる。

 けれど、もう体から力が抜けていき、立っていられずにその場に崩れた。


「おい、アンタ!」


 私を殺そうとした兵士が心配そうに私を覗き込んでいるのがぼやけた視界でもわかった。


 自分でもわかっている。

 もう私は助からない・・・。


 自分の心臓を貫く剣。

 体は傷だけで出血して服は血まみれだ。


 さっき見た時、一緒にいた2人も私と同じように血まみれで目を見開いたまま床に倒れていた。

 2人がすでに生きていないことはそれだけで分かる。


 そんな状況で、自分が死ぬとわかっていて脳裏に浮かぶのはたった一人だ。


 とても、とても大切な人。


 サファイアのような瞳。

 薄い金の髪は長く、あのさらさらとした感触が好きだった。

 穏やかにそっと笑う笑顔が好きだった。

 やさしい風のような声で私の名前を呼ばれると胸が苦しくて、何度も泣きたくなった。


 最後に向けられた怒った顔。

 それだけが悲しい・・・。


「セレス・・・どうか・・・幸せ・・・に・・・」


 私の命とすべてあげるから、どうか神様。

 セレスを幸せにしてください。


「セ・・・レス・・・」


 何も見えなくても。

 何も感じなくなっても。

 死んでしまっても。


 私はあなたが好き・・・。



 まだ新作なので、しばらくはコンスタントに更新予定^^;

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