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教室1

 教室だった。

 窓はあるのに、外の景色は見えない。白くぼやけているだけだ。

 僕は椅子に座らされている。いや、座っているというより、固定されているに近い。

 足は動かない。背中も動かない。

 動くのは、手と腕だけ。

 (いや、どういう状況?)

 声に出してみる。誰も反応しない。

 周りには生徒がいる。クラスメイト、だと思う。

 全員、前を向いている。

 誰も、僕を見ない。

 (無視されてる?いや、そういう感じでもないな)

 ただ、そこにいるだけ。

 妙に静かだった。

 チャイムが鳴る。

 その瞬間、教室の空気が少しだけ変わった。

 机の上に、いつの間にか皿が置かれている。

 バランスの良い食事。肉、野菜、スープ。

 (給食か)

 違和感はある。でも、腹は減っていた。

 手は動く。

 食べることはできるらしい。

 (まあ、食べれるならいいか)

 何口か食べたところで、気づく。

 壁に、小さく数字が表示されていた。

 ー-残り、三分。

 (何の時間だろう?)

 その意味を考える前に、教室の照明が落ちた。

 一気に暗くなる。

 残り一分。

 どこからともなく、低い音が流れ始めた。

 心臓の鼓動みたいに、ゆっくりと。

 (,,,,,,なんだ、これ)

 皿の上を見る。

 食べ残した食べ物だけが、赤くライトアップされていた。

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