それでも戦うの。
フェスト暦98年、私たち人類と魔族の戦いが繰り広げられていた。
理由は、文化の違い。
そんなしょうもないことで争っている。たくさんの人が苦しんで死んでいく。
私たちは違う、そんな人間じゃない。人の命を軽く考えるような人間じゃない。
その気持ちが広がり「全人類共栄軍」は結成された。
「これから、時代が変わる。人のために戦え、正義のために戦え、世界のために戦え」本当の正義とは何だろうか、そんな疑問は打ち砕かれた。けど生きているから、きっと。
「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
正義のために集った戦士たち、その数、およそ10万人。全勢力をかけて、自分の命を避けて、約800万の軍と戦う。
「全軍前進!!」私の掛け声で全軍が進む。
私が、私たちが世界を変える。
「アリア!!」
友達の声が聞こえた。思わず後ろを振り向いた。
「フレア!?どうしてここに?治療は?」
フレアは過去にあったことで、精神を病んでいた、そんなフレアがここにいたのだ。
「私なら大丈夫だよ」
「でも!」
「ううん。私はね、確かに、完全に治ったわけじゃない。けど、それでも戦うの。世界のために」彼女の弱そうな言葉で言われた強い発言に、気をもらった。
希望はすぐそこだ。
「行こう!!」
「うん!!」
立ち向かえ、正義を害する悪どもを。
たとえ死んででも、必ず世界を変えるのだ。