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始まり

 今回はバッドエンド。

 って言うとネタバレしてる気がするけど、いつも通りのラストを期待している人がもしいたら申し訳ないので事前告知。

 なるべくぼかしてるけど残酷描写もあるので注意。

 気にしない人だけ読んでください。


 勢いとノリで書いたので、いつも以上にわけわからん、かつわかりづらい話になってますが、作者の座右の銘は、

『見せない傑作よりも見せる駄作』。

 全力で時間を無駄にする気構えで読んでくださいね。

 彼女は追われていた。

 追跡者に心当たりはない。

 それでも、時間が経つにつれて追いかけられているということは徐々にわかってきた。相手も、気づかれていないとは思っていないだろう。

 追跡者はいつでも彼女に追い付けるのに、わざと距離をとって歩いているように思える。彼女をいたぶるためか。それとも他に何か理由があるのか。それはわからない。

 周りに助けを求めようとすると、その気配は不意に消えてなくなる。不気味なくらいに突然に。

 追跡者がいないのに助けを求めても信用されない気がして、女性はつい躊躇ってしまった。

 しかし、それが悪かった。だんだん人通りも少なくなって、この辺りには逃げ込める店もない。

 周りに誰もいなくなると、再び気配は後ろに現れる。

 恐怖に駆られて彼女は走り出した。

 家や交番の方向に向かう余裕もない。追跡者から逃れるため、彼女はとにかく走った。

 ふと、他に誰もいないのに追跡者の気配が消えた。諦めたのだろうか。

 それからしばらくして彼女は立ち止まり、漸く息をつく。

 そして、今いる場所がどこなのか気がついた。

 ここは誰もいない、行き止まり。

 女性は振り返る。

 追跡者が再び現れた。今度は、実体を伴って。

 初めてその姿が視界に入った。女性は、息を飲む。

 追跡者は手にカミソリを持っていた。

 女性は後退る。しかし、その先には塀しかない。

「いや···、やめて·····」

 足がすくんで動けない。

 追跡者が動く。

 悲鳴を上げる暇もないくらいの速さで、追跡者は女性の首を掻き切った。


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