ボクは王様になるらしい。女王様な? ちなみに嫌だが?
いろいろハスター王子に巻き込まれそうです。
昨晩も女の子一杯の温泉でくつろいでウォルイの狼ベッドでリンゴたち抱き枕と寝たが……多くない? 魔王クラリス陛下と王女スージー殿下を抱き枕にしたらさすがに多くない? アンデッド勇者エリメータさんも含めて六人は多いよね?
ボクは百合レズハーレムに一切期待してないんだが? ちなみにクラリスさんはもちもちして気持ちいい。リンゴも体温高くて気持ちいい。魔王親子を抱き枕にしてるっておかしいよねやっぱり。腰はアイリスとセレナが抱きついてる。暑いが? スージー殿下とエリメータさんも遠慮しつつ狼ウォルイには乗ってくる。ウォルイすごくない? ボク入れたら七人だよ? 七人の女の子とかなんかの物語になりそうじゃない?!
朝からゴリラ美容を受けてゴリラ?! って毎回のように驚いたけど、だってミドリちゃん身長二百三十センチあるからね? 朝イチに見たら驚くよ。律儀に整えてくれる。
でもまあきゅるん、と可愛くなって出かける。髪型も肌もスキルで整えられるんだよね。謎ゴリラ。
はあ、狼ベッドとゴリラ美容に慣れる気がしない。無敵のロバも。
セレナがロバを引き連れてボクはウォルイに乗ってランシンの町に向かう。うーん、この移動時間もけっこう好きなんだ。今日も涼やかで天気がいい。そろそろ冬だけど。時候の挨拶とか必要? めんどくさい。
今日も店員ですよー。さあパンをザクザクと積みましょうね。ちなみに問屋をダンジョン横、カエデ村に開いたからそこで毎日五万近いパンを出してるよ。もうね、ボクなにやらかしてるのかなって。だってボクが死んだらこの事業お仕舞いになるんだよ? なんでそんなに食いつくのか不安になる。
このカエデ村復興事業みたいなわけの分からない仕事もボクに任されることになったんだけど。まあ問屋をここに置いたのはボクだけど。問屋で毎日数万個のパンを置いてるボクはなんなの? 作業員なの支配者なの? 謎なの。
ちなみに食料品余って物価は下がってるらしい。
気づいたんだけどボクの周り王族多いんだよ! なんでこうなってるの?
ハスター王子様にはこの地の領主となって女王と宣言してほしいとか言われた。ちょっと待って話が急展開しすぎ。ボクはパン屋だよお!
ペリテーさんとかメルフィーナさんとかも賛成らしい。マジで?!
王族なんて忙しそうだから興味ないよ! ハスター王子様がやっていいよ! って言ったらハスター王子様が可愛らしい顔でにんまりと笑った。なんか地雷踏んだ気がするわ。
まあハスター王子様を中心に軍隊組んで新書派と戦うことは決まったようだよ。別にそれは構わない。戦争嫌いなのに異様に戦争に詳しい人もいる。セレナとか。
新書派なんて現国王が無理矢理作った派閥なんだしボクも全然興味なかったし、だからハスター王子には期待してるんだけど、ボクがハスター王子の嫁扱いになってるんだけど? 結婚はしないよ? ボク男の子嫌いだし!
ボクはレズハーレム築いちゃってるから今さらなんだよねえ。男の子だけどショタなハスター様なら入れていいとかアイリスが言っちゃってこれ困るんだけど? 浮気?
ボクは男の子苦手なの! アレスだってあんなことになったのに……。ボクは傲慢だ。ボクが一番じゃなきゃ気が済まない。一番だからみんなにおごってやれるんだから。
だからね、一番だから王さまは嫌なのだ。自由が一番!
まあね、戦力として期待されるのは仕方ないかなってくらいは強くなってしまったけど。それはもういい、覚悟はしてる。
「トンカツサンド八十個」
現実に引き戻されたよ! ボクはパン屋さん!
「イチゴジャムクリームパン五個」
メニューに自分で書いたのによく知らないパンが売れていくよ?
なんかレアなパンを売るとボクの経験値も貯まるみたいなんだ。レベルもう上げたくないんだけど上がっていく。ブラック企業だしめちゃくちゃ上がる。問屋でもバカみたいに上がってる。
この上で政治なんかやってられるかー!!
「ホットドッグ千個」
「問屋の方で買ってね!」
問屋まで開いたボクは忙しすぎだと思う。カエデ村復興待った無しだし、ボクなぜかカエデ村の村長扱いなんだけど?
いずれ女王様とか忙しすぎるからキャンセルで!
はあー、たまには休息を。定休日来たね。
なんだろう、戦争してる方が楽な気がする。ヤバイね。
今日も家に帰ったらダンジョンの進捗を聞くんだけど知らない間に五階層まで掘られてた。ゴブたち頑張ったねえ。まあ五百匹のゴブリンとか住んでるんだからそれくらいの階層は必要なんだろうけど。
ねえ、これボクが魔王なんじゃないの?
だから! 王族なんて忙しいからいやー!
なんなの、ボクを忙殺するイベントでもやってるの?
「忙しくて疲れたなら我が抱き枕になるからゆっくり眠るのだ!」
「リンゴが女神に見えた!」
「私はいつでもルーフィアのものよ!」
「アイリスってちょっと暑苦しくない?」
「ひどい! 誰がカイロを積んだ馬車のようなゴリラ聖女よ!」
「そこまで言ってない!」
アイリスと話してると頭おかしくなってくるよ。言ったらさらに暴走しそうだから言わないけど。さすがに聖女は頭がおかしいね!
「私もいるけど?」
セレナも無視できない! 炎術のせいかセレナも体温高いね。
「我もいるが」
なんで魔王クラリス様を抱き枕にしてるの? おかしくない?
「わ、私もいますぅ」
スージー王女も抱き枕。うん、ボクがおかしいね!
「私、体温低くて、すみません」
ちょっと気持ちいいからバンパイア真祖のエリメータさん!
寝る時まで忙しいとか殺す気まんまんだろ!
「なので、えーと、王族とかボクには無理かな?」
「この地の支配者は誰がどう見てもルーフィアさんだけど?」
「譲るから! 勝手に王様になっていいから!」
「僕もそろそろ成人だし奥さんもらおうかな」
「やめて! この地にはボクの奥さんしかいないからね!? ボク女の子だよお?!」
「ひとりで大変なことになってるね?」
ハスター王子さまとのコントが止まらないよ。
ほんとだよお。ボクはスローライフしたいんだけどハーレムって全然スローじゃないよ。だからなんで女の子なのに女の子ハーレム作っちゃってるの? それはもうツッコんでも無駄な気がしてきたけどね。
パン屋も忙しいのに夜も忙しい。ボクもうやめていいよね? ゆっくり一人で暮らしたい。
今日も問屋に売れた分のパンと注文が入ったパンを一万近く積み上げたらパン店を営業します。誰か休みをくれ。
「さすがにこの忙しさはひどいんじゃない?」
「王子様、来年のスキルはパンと水にしてボクの仕事引き継いで?」
「ユニークスキルって他の人に発現しないからね?」
つまりは来年もボクはパン屋ということだ。辞めたい。
「もうランシンの町はルーフィアパン屋がない生活は考えられないみたいだよ?」
「ハスター王子様もなにかそれ系統のスキルに目覚めてボクの忙しさを実感すればいいんだ!」
オレンジお姉さんにお願いしておこう。例えば丼系統のスキルとかを王子様に与えて!
「忙しそうなのは嫌だけど?」
「ずるい」
「だって丼屋王子ってなんなの? そんなことになったら女神さまの思惑が分かんないよ?」
与えられるスキルはランダムだけどね。まあ生産系統のスキルに目覚めたらこき使ってやる。王子様だけど。
面白いな、って思ったら、ブックマーク、評価、感想をよろしくお願いします!
評価は☆☆☆☆☆→★★★★★でお願いします! ハスター王子がごろりんこしますから!
ミーヤ「……ライバル?」




