スージー殿下到着。ボクはアイリスとセレナに拉致られて洞窟の奥に籠る。
ルーフィアはかなりヤバいですね。
ついにアイリスとセレナが帰ってきた。スージー殿下を連れて。スージー殿下はピンクの髪にアクアマリンの瞳、ちょっとぼんやりした感じで童顔。超可愛い。すごいな王族。輝いてる。ゴリラ美容してるボクらもまあまあ輝いてるけども。ゴリラすげえ。
誘拐とか言ってたけどさすがセレナ、お遊びの周遊とかいう名目で殿下を自然に連れ出したらしい。
セレナ頭よすぎない? マジすげえ。本当に尊敬するわ。
そもそも聖女アイリスがボクのダンジョンに止まっているのが全く問題になってないんだけど、誰かに力を貸されてる?
へえ、第三王子のハスター王子様が味方なんだ。……スージー様しっかり自分の意思でついてきたの? 本当に誘拐になってる気がしたけど最初から誘拐する気だっけ。
……まあセレナとかモアリースト司教が絡んでるので安心な気がするけど。ボクもっとモアリースト司教と話し合った方がいいかも? なに企んでるの、くらいは聞いた方が良さそうだよ。
聞いてみたがなんかぼんやりした回答しかくれなかった。国が許せないとか。新書派は潰したいとか。メルフィーナ子爵の養父さんが友人だったとか。
それで、ここに来て大問題が起こる。予測はしていた。しかし、ここで来るとは思わなかった!
影でこっそりリンゴとキスしてたら思いっきりアイリスとセレナに見つかった!
えーと、ボク本当に何故女の子にばっかり襲われるの?
襲われてしっかりチューした。
軽くさ、軽く! ボクもう女の子に襲われた時は軽くされたことにするから以下は想像で補ってください!
イチャイチャはするけどね。女の子好きだし。たっぷりすることにした。
なぜかスージー殿下が寂しそうだったからした。するな。王女にするなボク。
でもほら、与えられない不幸って許せないじゃん。自分的に。求められたら与えたくなっちゃうんだ、ボクは。だからな、求めてはいない。変態的な流れを真面目な話にするな。ボクだ。
そんな話してる場合じゃないだろうって。スージー殿下を誘い込んだ時点で政治的な動きが出た。まあ普通に起こるよね。
ソックセン伯爵、新書派で過激派な奴らがボクがダンジョンで聖女とスージー王女を監禁してるとか言い出して攻めてきた。ちなみに新聖書を聖書とは認めない原典派のボクたちは新書派と呼ぶようになった。
まあな、まあ、分かってはいた。巡礼の旅をしてるはずの聖女アイリスがここに止まってる上にスージー王女までとどめているんだからね。なんとでも言い分は立つ。で、昔の戦争って領地対領地がほとんどだったらしい。人間の欲望は際限無いから理屈さえつけば喧嘩売ってくる。それが起こっただけなんだ。
でもね。ボクは言ったと思うんだ。
理不尽は許せない。
当然反撃するとなった。
……あの、ボクはパン屋の女の子なんだけど、どんな方面に進ませようとしてるの? まあスローライフ無理な流れなのは分かった。
「ハンバーガー食べたいな。トマトチーズバーガーがいい」
「ねえメルフィーナ子爵、そんな場合? 積むけど」
「積むでない!」
リンゴは薄情だなあ。ハンバーガーくらいただで積むさ。お世話になってるし。戦費はもらえてないけど。タダだし。
「美味しそう! 私もいただくわ!」
「アイリスの天然ボケについていけない」
「ボクもその気持ち分かるよセレナ。アイリスって天然でボケ倒すのなんなんだろ。天才なのに。天才ゆえ?」
「ルー、その天才は貴女を殺さない?」
「殺られそう」
「私がルーを殺すわけないでしょ? ルーの出したものが美味しいのが悪いのよ!」
「やめて! エロじゃないのにエロセリフ!! 本当にすごい天才的な天然ボケだな!?」
「その辺にするのだ。ルーフィアの血管がもたない」
「ボク死にかけてるの?!」
リンゴまでボケるしボクもボケるとなるとツッコミで死ねるからね。是非やめて。やめよう。
「あのう、私はボケた方がよろしいでしょうか?」
「新人がいた! ボケないで!」
スージー殿下もすごい天然ボケしそう!! さすがにヤバいから!!
「それでソックセン伯爵との戦争の話なのだが」
「なんなんだろ、メルフィーナ子爵って真面目な話しかしてないのにすごいボケっぽい」
「天然ボケであるな」
やめて欲しいの。死ぬよ? 死んだらみんな悲しむよ?
「ルーフィアが死ぬなんて許せないわ! 私が全面的にボケる!」
「アイリスが一番に殺しに来る!」
「それで戦争の話なのだが」
うん、そうだよね、メルフィーナ子爵の言う通りソックセン伯爵との戦争の話をしよう。
「それで、どれ程の戦力なのだ、ソックセン伯爵とやらは」
「農奴までかき集めて二万は来る」
「多い」
「セレナが多いと言うんだから多いのね。なんかみんなで殺ったら狩れそうな数だけど」
「ねえ、アイリスってこんなに狂暴だったっけ?」
「昔から」
「セレナの発言が無情だよぉ……」
「お主ら、真面目な話をしておる時にボケはやめるのだ」
そうだねえリンゴ。真面目な話はボケたらダメだよねえ。
それで、真面目な話、あんまり虐殺とかはしたくないんだよね。例えば農奴がボクの家族を殺そうとしたら苦しませずに殴り殺すけどさ。
そう、無理やり戦わされている人を殺すなんてボクにできるはずないよ。誰かの屍の上に立つなんて、ボクは死ぬほど嫌なんだから。
「気持ちは分かるのだ、ルーフィア殿。しかし、殺さなければ殺される。例えばその農奴が人を殺すなんて嫌だ、と言いながら刺してくる、戦争ではそういうことはある。同情を誘いながら攻撃してくるんだ。それが戦争だ」
「メルフィーナ子爵は殺すって言うの?」
「家族が、もしレイプされた挙げ句ズタボロにされ、犬のエサにされてもお主は許せるか?」
「そんなもの、される前に殺すけどさ。そういうことなんだね、戦争って……」
「優しいお主には苦しいだろうが、頼む。容赦なく殺してくれ。なにも返してやれぬのが心苦しいが」
いらないよメルフィーナ子爵。攻めてくる奴が悪い、それでいいよね。
ソックセン伯爵を血祭りにあげることがボクの中で決まった。
「お主を苦しませはせぬ。魔王たる我が殺し尽くしてやろう」
「いつの間にリンゴが魔王になったの? クラリスさん元気なのに引退?」
「心構えの話だ。まあおかあさまに話したら喜んで交代すると言われたが」
「クラリスさん疲れてたんだね……」
まあ王様なんてめちゃくちゃ疲れるよね。リンゴは大丈夫なのかな。
リンゴに殺させるくらいならボクが殺すけどさ。
面白いな、って思ったら、ブックマーク、評価、感想をよろしくお願いします!
評価は☆☆☆☆☆→★★★★★でお願いします! ルーフィアが王族ともイチャイチャちゅーちゅーとしま……せんよ?! しないからね?! あ、するわ。
ルーフィアがやりすぎてやばいのかルーフィアの方やられ過ぎてやばいのかと言えば後者!




