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時間潰し? 必要ないね!

 戦力が整います。ミーヤちゃんのごろりんこは忙しすぎるので休憩です。



 時間潰し? 必要ないね! 今日も地獄の仕事だよ!! 販売を誰かに任せることもできないしよそに行くのは今さらだし、どうしろってゆーのよー!


「鬱だ死のう」


「突然どうしたー?!」


「ふはははは、ボクは死なぬわー!」


「仕事ノイローゼだ!! しっかりしろ!?」


 ふはははは、大丈夫、時間潰しも必要だし働くよ。救済を願って与えられたスキルで地獄に落ちるってよくある話だけど、身をもって知ったけど自分のせいだね? 大抵の物語だと神を恨むけど。神様とんだとばっちりだよ、逆ギレかな?


「おお、そうだ、我は良いことを思いついたぞ!」


「その心は!」


「定休日作ろうぞ?」


「うん、なんで今まで作らなかった」


 あの忙しさなら二日は休まないとそりゃ死ぬわ! あと接客誰かに任せよう! なんてこった、仕事の割り当てがグダグダだ!


「今日は定休日を週に二日作ってローテーション見直ししてから開業しよう!」


「七日に二回か、多い気もするが、なにせパンを作れるのがルーフィアだけだからな」


「二日休めたらバッチリ!」


「よし、いくぞ、ライム、非常食」


「本物の非常食を申し訳なくて蓄えられないよ」


「自業自得だからな?!」




 そしてボクたちのブース。


「みんな、定休日決めよ? いつがいい? シスターウィンリー」


「そうですね、礼拝のある日曜は休みたいですね」


「でもお姉ちゃん、日曜日は忙しい日だよ」


「そうなんですよね」


「でも仕事なんだから別に構わないよ。無理を言ってるのボクだもの。でも定休日にしないでボク以外三日休むとかしたらどうかな?」


「賛成です~。仕事量多すぎます~」


「セトラさんが潰れそうだよ?!」


「我としては中二日、水木と定休日とするのが良いかと思う。告知は早めにせねばな」


「定休日についてはボクもその二日を推すね、個人の休みは事前に決めておこう。あとさ、配置を変えたいんだ。ボクが接客と製造やるのはかなりキツい……」


「そ、そんな仕事量に堪えていらしたんですね……」


「無理があるわね~」


「あ、みんなコップだして。疲労回復ポーション」


「美味いのだ」


「おお、助かるぅ!」


「これは良いものですね」


「元気になるよぉ!」


 さて、その後の話し合いでボクは接客をやらない、注文を書いた紙をボクの前に貼る、その場で作る、他の人が袋詰め、お客に渡す。お客は注文場所に番号を振っておく。1から5で注文した人を把握する、ボクとリンゴ以外はポジションを固定しない、これで決まった。


「さあ、今日も1日、よろしくね! あとさ、ボクがけっこうもらいすぎだからボーナス出すね!」


「やったあ!」


「さすがですね!」


「ありがたくいただきますわ」


「じゃあ、今日も1日、よろしくねい!」


「おう」


「はい!」


「はーい!」


「女神様のご加護がありますように」


 全員がそれに元気に応じて、今日がまた始まるよ! 個性豊かだなこの五人!


「チーズグラタンパンを十個!」


「ネギのせホットドッグ三本、ここで食う、あとドリンクはシードル二つとミルクティひとつ!」


「店長、オーダー入ります!」


「カレーパン二十個!」


「アイスティー三人前お願いね!」


 だんだんイートイン使う人が増えてきたなぁ。細かい注文も入るようになってひたすらに忙しいけど、なんか楽しい。


 ……人嫌い、治せるかなぁ。


「オーダー入ります!」


「はい!」


 こうして今日も忙しく回したよ。本当に時間を潰すなんて考えるまでもなかったね。


「ふう、ミルクティー冷たいの、うまー」


「疲れてると甘いのが染みますね」


「終わった終わった~。てんちょービール飲んでいい?」


「いいよ」


「やっほーい! ドプドプ(グラスジョッキにビール注入)…………きゅっ、と。んぐっ、んぐっ、んぐっ、ぷっはー!!」


「てんちょーさま、ビール飲んでいい?」


「ミーヤちゃんは三年後にね?!」


「ちぇー。じゃあ今日は蜜柑ジュースにしよ」


 セトラさんの飲みっぷりがよさ過ぎて美味しそうに見えたんだろうなぁ。そういえば炭酸ジュースとかもあるんだよね。新メニュー作ろうかな? 数を増やしすぎるとしんどくなりそうだけど。


「メニュー削ろうかなぁ」


「それも一考に入れておこうか」


「どうせお金貯まったらやめるしねー。スローライフしたいのになんで働いてるんだっけ」


「人らしく生きるため、だな」


「そうだ、そうだった」


 これからなにかが起こる予感はある。魔物を集めすぎてるし、テイムしてると言いはっても数が多すぎるんだよねえ。


 さあ、後始末して帰りますか!




 そして帰還した。ゴブリンたちは帰ってきてるようだ。エサ場はどれくらいできたのかな?


「おお、お帰りなさいまし、主様。いくつか収穫があるようで御座いますよ?」


「ぎゃぎゃ!」


「ぎーぎー!」


「うぉふ!」


 おお、ゴブリンと狼たちがいくらか生け捕りに成功したらしい。しかし。


「蛇はやだなあ、しかもここは春でも寒いから使えなさそう」


 エサの理由で冬眠する生き物ならいいけど、寒さで寝ちゃうのはね。まだ養ってられない。そういうわけでゴブたちの食事になりました。


 次は……ゴリラ? いるんだこの森に。力強いし頭もいいから使えそうだけどよくこんなの捕まえたなゴブたち!?




名前 ミドリ 種族 背緑ゴリラ 性別 女 年齢 15


レベル 36


HP 251/512

MP 163/815


職業傾向 僧侶


現職 中級モンク


神授スキル ハント ランク C


一般スキル 治癒魔法 身体強化 ダンス 美容 投擲 種族スキル(ゴリラ)


称号 愛しか見えない ゴリラの中のゴリラ 強襲女王 ラブリータイフーン 珍奇な狩人 色欲の邪神候補




 ヤバいツッコミが追いつかないパターンだ、てかゴブどもすごいな、どうやって捕まえたのこれ?! 罠にはめたのね。ゴブ賢くない?!


 まあ勝てばよかろうなのだ。昔の偉い人もそう言ってた気がする。これはモンクなしのテイム! モンクなのに! はい、有り難う御座いましたー!


「ルーフィア、すごい悪寒を感じたぞ」


「誰がおかんやねん! 駄々滑り?!」


「眠くなってきた」


「仕方ない、では次に行こう!」


「次は鹿だな。普通の鹿」


「今日はゴブリンの食卓が賑わうってことで」


「慈悲もない!?」


 慈悲などいらぬ! マネーにならない! このままだとまたボケになる!!


「ゴリラがすごい。これでかつる!」


「オーガくらいならゴブリンと連携したら簡単に倒しそうだな。普通のドラゴンならいける」


 これならどんな戦いでもいいとこまで持っていけそうだね!






 面白いな、って思ったら、ブックマーク、評価、感想をよろしくお願いします!


 評価は☆☆☆☆☆→★★★★★でお願いします! ゴリラのみどりちゃんとロバの非常食が手を取り合ってダンスします! 非常食後ろ足だけで立てるの?!



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― 新着の感想 ―
[良い点] ミドリちゃんのステータスにツッコミが追いつきません! 僧侶…………僧侶なのね………… [一言] ミドリちゃんと非常食ちゃんのダンスかわいいでしょうね。見たい^^
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