北へ南へ
「また寝てた作者がいるらしいな」
「ストックももう一話ですすみませんごめんなさい」
うるさい。北もゾンビが溢れ南もヤバい魔族や魔物の勢力が増長している。
パン屋させろや!
いや、パン屋辞めたかったわ!
まあやるけどもお! パンを毎日三千万個とかこれもうボク半分寝てる状態でテンプレのハンバーガーとか出しまくってるんだけどこれボクが今日死んだら大変なことにならない?!
ボクの作る分は減らしていこう?! セレナによると最初からその予定らしい。なのに領地獲得が早すぎるんだとか。生きてるうちにパンを作らないでもいい日が来るだろうか?
まあ食料が増え始めた。気候も少し暖かくなってきているようだ。
女神様がコントロールしてくれれば、とかつい思うけど、気候が突然かわったら災害が起こるし、そこは精霊が決めてるところなので手を出さないそうだ。お姉さん本人が金魚すくいしながら言ってた。
精霊もさすがに気の使い方が不味いと気づいたらしい。金魚たちはしっかり逃げ回ってお姉さんは一匹も救えなかった。なぜか喜んでいたが。不自由が幸せになるとかあるのかねえ?
精霊ってあんまり賢くないよね。シルフェイスもなぜか一緒に金魚すくいしてるし。ちなみに二人が救った金魚はうちの池に放たれるよ。二人ともうちに水槽がないらしい。女神のうちってどこだよ。あの世かな? ブレアも水槽買う余裕もないの?
なんか今日は小さな縁日らしい。住民が起こすイベントが増えてきてるようだね。まあ申請があってやってるみたいだね。
ひっじょーにイヤなんだけど戦争シーズンだ。ニターナとの話し合いだと北から攻めることになってるけど、南もわりと緊急事態である。
結果、北に大きな攻撃を当てて再起不能とはいかないまでもダメージを与えたらニターナに一旦預けて南を抑えることにする。明らかに南の方が勢いが強いもんね。
北はセレナに行ってもらうことにした。大規模に焼けるし敵だけを倒せるセレナの業火は今回の作戦には向いてる。
クラリスさんも行かせたいんだけどレグイーナンさんと連携を取れるので南に行ってもらう。戦力の小出しとか分散は良くないことぐらいは教わってるんだけど、さすがにこれは戦力分けないと無理でしょ。
戦力としては弱いしニターナもいる北はさっさと潰したいけど、北は下手につつくとデーモンも出てくる。デーモンと精霊化を直に組み合わせるとヤバいんじゃないかね。デーモンもほとんど精霊らしいけど。ブレアも研究にてこずってるし逆に相性悪そう。
力のみを追い求めているブレアの最強戦力が光の戦士とかいう皮肉。
まあいいや。ボクらは戦うだけだ。家族を守るために。
実際カエデ市がヤバいのは南だ。テルナ様には申し訳ないけどボクらは南に向かう。……セレナを北にやったの大丈夫かな。最近セレナはどんどん戦争嫌いになってる気がするんだよね。
平和に幸福に生きるために沢山のものを発明しているセレナは素晴らしい女の子だ。彼女にしてみればいつまでも争いを続けるボクらが滑稽に見えるんじゃないだろうか。
でも襲われる以上倒さないと死ぬ。
普通の光景だ。平和に抗うのはとても難しい。
ボクがパンを作らなくても、奪い合わなくても、みんなが豊かに暮らせる。そんな世界を作れたらいいけど、悲しいけれどどこまで文明が進んでも人間は戦争に逃げる猿並みの生き物でしかないって。猿はひどい、と思ったけど……戦争をなくせるように進化できないなら、ボクらは猿なんだろう。
セレナは強い。でも強すぎるから悲しい。炎の力を授かった彼女にできることは、焼き払うことだけだ。
戦争も、火種も残さず焼き払うしか消す方法がないのだろうか。
なんとなくだけど、この戦いさえ終われば百年程度なら戦争のない時代がくる気がしている。この大陸だけは。魔族のリンゴたちには短すぎる時間だけどね。
豊かになってもブレアみたいなのはいる。……奴を倒さなきゃ。楽しみのために人の命を弄ぶ、ブレアは私の敵だ。
でもふと考えてしまうんだ。みんながなぜ戦争をしたがるのか。ブレアは率直にいって、戦争とかどうでもいいはずだ。研究のことしか言わない。にっくきニターナを滅ぼすべし、とか、にっくきルーフィアを消し去るべし、なんて、聞いたことないんだね。忘れてるだけ?
あいつ、なんで戦争してるんだ? まあ今は逃げ回ってるだけだけど。
ブレアの逃げ方って本当に節操がないんだよ。東へ西へ、北へ南へ。
ラムネ売ったくらいでブレアがあの組織(ルーフィアに挑む者と言いたくない)を維持できるわけがないよね。シルフェイスが自分でお小遣い稼いでたし。ドラゴン倒して。
正直さ、みんながみんなおんなじ考えで動いてるわけないよね。
北の帝国は潰したいけど、もちろん帝国はそんなチマチマした攻撃では潰れません。カエデ女王国の開発区間に攻められたくないから結界を張ってるのも大変です。
ニターナも軍の数は今は大陸一位ですけど、四面楚歌です。帝国は二ヶ所、魔王国は一ヶ所とにらみ合い、ぶっちゃけうちのことも無視はできない。こんな若いのに強い国、暴走するかもしれないと普通に考えるよね。しないけど。しないよね? しないでね。
仲間のゴブリンが倒された、とか言って冒険者がオーク倒したことあるけど。うちはもう特殊な国。魔族、人族、亜人族、魔物でさえも仲良しだ。デーモンや天使や神様もいたわ。カオス! カオスぅ!
「それで、作戦はどうする?」
「段取り大事だね。セレナはアイリスと北を抑えて欲しい。ボクとリンゴとクラリスさんとエリメータさんらで南を片付けてくるわ」
「北をニターナに任せて、……ブレアと決着をつけるのね?」
「あいつももう逃げない気がしてるんだ。だって本気を感じるもん」
今回の魔王国への侵攻ははっきり言ってめちゃくちゃ速い。魔王国はニターナ並みに大きい国だからね。それがもう四天王が撃破され魔王が戦術とはいえ王都を捨てエルエーナ街道に逃げてきている。
大胆な戦術だけどそうしないと抑えられない計算ということだ。ピンチだね。
だからブレアは本気なんだ。……シルフェイスがここにいるのも証拠かな。
戦いの終わりを、ブレアも見つめている。
さあて、じゃあ、ボクらも本気を出しますか!
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ストックもついに尽きそうです。ちなみにプロットは終わりまでできてます。書けないけど。
最後まで書きますすみませんごめんなさいお付き合いお願いします!




