カエデ女王国の発展
ストックがなくなってきましたがプロットはラストまでできました。応援をよろしくお願いいたします。
さて、二日間のお祭りだけど一日目の夜から二日目の夜までだから実質丸一日、深夜はやらないから実はそんなに長い時間じゃないよ。花火は二日続けてやるけどね。
町にはすでに屋台が準備され始めている。みんなワクワクと浮き足立ってるね。
ボクは早起きしてパンをチャージしたらいろいろ巡ることにした。カエデ女王国の発展を確認していくよ。
学校は敷地が増えすぎたのでいくつか増やすことにした。とりあえず小学校から大学を全部分けて、それぞれ更に四つに分ける予定だ。勉強したいなら四十才からでもできる。
大学は専門性を高めて、関連した専門学校も作る。教育は中学まで義務化するが給食費は無料、売店も用意する。余ってる兵士を警備に当てた。
ちなみに学校、訓練施設、研究施設は南の外れに作ってる。魔法使うから危ないからね。
病院も受け入れ人数が増えたので増やした。学校で学んだ人を送り込みたいがもう三年はかかる。うちはまだ一年目なんだよなぁ。それでも成果は出つつあるらしい。住民の向学心が高まっている。
うちの政治形態は立憲君主制という、ボクには権力が集中しない仕組みになっていて、モアリースト司教を議長とした議会が運営を担っている。ハスターくんは宰相ね。セレナは開発担当大臣。アイリスは役職なんにする? ハゲーン公爵も領地を息子に任せて王都カエデ市で勤めることになってる。
カエデ、ランシン、ペリテー、アーミング、ダブロド、ハゲーン、ハングリー、グラット、セメレーナを領有したことでカエデ女王国は間違いなく大国になってる。一年で。
クレモット帝国はクレスタール公国も含めた三国で取り分けになる予定だ。まるでハイエナだね。勝ってからね?
パンは増産せざるを得ないなあ。休み前に作った感じだと二千万はなんとかなりそう。問屋のメニューは減らすことになるかな。
お店はランシン本店だけはメニューが豊富ということで、注文数はお店は一日で五十個までとする。何人も並ばせるズルはあるかも知れないけどね。
発覚したら最大注文数を十個に減らすと脅しておこう。問屋なら一万でも十万でも買えるんだから。このルールは商業ギルドでも認められていて、破ればギルド追放。商売はできなくなるだろう。
人気があるのはクリーム入りジャムパンとかメロンパン、カレーパン、スタンダードなハンバーガーとサンドイッチ。この辺りは外せないね。
あとは焼きそばパン、あんパン、ふわふわパンとかも売れている。ハンバーガーやサンドイッチもベーコンとかカツとか魚フレークとか玉子とか種類が豊富だし、飽きないだろう。
あと、政治の中枢でシンボルともなる城を作ろうという話も出ている。みんなでまとまって話し合う必要もあるからね。ただ玉座とか座りたくないよぉ。
人口が増えたから各ギルドも拡張しようという話が出ていて、それぞれのギルドの総合ギルドマスター、つまりギルドマスターを束ねてる人がよく面会申請に来るらしい。会う場所に困るわけである、大国の女王だからね。ちなみにモアリースト司教とセレナが話すことを話すだけだけど。モアリースト司教とかだいぶ狸らしいから楽しみだ。
そういうわけでリンゴが主導して城が急ピッチで建てられている。土術はこの方面では最強だよね。もの作りスキルだよ。戦っても強いし。
そんな土術師が二十五人も集まってるらしい。あと一週間もあれば内装まで整うとか。ストレージ持ちが品物は運び込む。やっぱりスキルはすごいね!
外観ができてるんだけど真っ白でスマートな感じのお城だよ。エレベーターも付いてるらしい。十二階建てだって。ダンジョンはムバウばあちゃんに任せてお城に住みたいね!
他には問い合わせ窓口みたいな部署を作って目安箱なるものを設置して住民の要望を聞き入れるらしい。
施設としては遊戯施設も考えられている。遊園地とか劇場とか闘技場とか、ダンジョンに温泉施設とかも作る。リンゴが土術で温泉を掘った。リンゴ働きすぎ問題。
区画整理も進んでいて、カエデ市中央公園というお祭りには屋台がいっぱい並ぶ公園がランシンとカエデ市の間にあるんだけど、そこからカエデ市までの中央大通りは商業区になっていて、北にランシンまでが北大通り。こちらも日用品や服飾のお店が並ぶ。南は新開発地区、工業区で、東に住宅街が並ぶ。
中央大通りの北西には貴族街を作った。犯罪からお互いを守るためにも区画は分けないとダメらしい。貴族に対する人さらいとか暗殺、横暴な貴族の暴力や囲い込みとか……。うちにはそういう問題がほとんど起こらないけどね。横の繋がりがすごいから。貴族がゴブリンと酒を飲む国だよ。
今は一般人にも逮捕権があるんだけど、緊急時のみに変えていく方針らしい。いたずらに冤罪が起こったら司法が大変だしそれで経済活動も鈍るからね。
市街地以外では山賊即殺だけど。カエデ女王国には山賊来ないけどね、なぜか。
貴族街の入り口に神殿を設けて、各地に教会も建てるよ。大学に入りたい大人たちが教会で入試の資格を得るために勉強するらしい。孤児院もカエデ市に新設したよ。国立の施設だから変な借金取りとか人さらいは近寄らせない。まあ町は警備兵だらけだけどね。
中央公園には串焼きとかホットドッグの屋台があるよ。平日でもここは賑やかだ。露店とかは南区の北側に並んでる。冒険者とか開発担当者がよく通るから儲けはあるそうだ。
あ、お城はダンジョンの北側に建ててるよ。西は森とエルエーナの山たち、南はエルエーナの森と、自然豊かな景色が見られ、東はカエデの町並みが広がっていて、とてもいい立地だよ。
川を利用して堀も作ってるし城壁も堅固だ。金属が入ってるコンクリートというのを使って自然岩を張り付けてコヨリ姫のブレスに耐えるように作っているそうだ。すげえ。
堀で錦鯉飼いたいな。
倉庫は問屋の裏に集中して建ててるよ。馬車が東から入れるようにしてある。倉庫の北はなにか建設する予定らしい。
今年は食料を各国に輸出しまくったので二百億グリンほどボクだけで稼いだ。他の輸出品、税を合わせると五百億グリン(一兆五千億円相当)。これはニターナの税収に迫る。立派に大国だ。
人口は二百万人なのですごい額だ。ニターナとか二千万人超えてるはずだからね。
南から城壁を作ってるんだけど、畑とかも守るからとても広大だ。これを作るのに土術系の人を中心に労働者を集めている。
それでもお金が余るので投資もしてる。利率は低く貸し出してるよ。踏み倒そうとしても精霊が見つけるので逃げられません。ブレアは逃げるけど。テレポート使いはそんなにいないからね。
それで投資が成功したら利子以外に返礼金とかをくれる人がいてお金がさらにふえるぅ……。
セレナがヤケになってカエデ、ランシン、ハゲーンを繋ぐ魔石鉄道なるものを建設する計画を進め始めた。区画が空いてるところがあるからなに作るんだろうと思ってたけど計画してたみたいだよ。
中央通りもやたら広いと思ったらそこに自動車?なるものを作って走らせたいらしい。セレナが天才過ぎてついていけない。
一通り回ったので仕事に行こう。二時まで働いたら夕方まで決裁して、お祭りだよ!
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