7話 神様?!
転移したのは、洞窟だった。どこかの街に行けばいいと思っていたのだが、ここはダンジョンだ。ダンジョンとは魔物というものがおり、冒険者が入り素材などを回収するものらしい。
だが、魔物はいなかった。
レフィカは奥に進むと、前世で見たことがある大型テレビがあった。つーか、でかっ。
急にテレビの電源がついた。テレビに髪の長い男が映った。
「君はこのダンジョンの主になった。まぁ、詳しいことはのちのち、って待って!」
そこから去ろうとすると、その男は私を引き止めた。
どうやら私に話していたらしい。
「なんか用?」
「君はこのダンジョンにあるじと選ばれた。あぁ、君は転生者だね、しかも進んでる世界からの」
「で、あんた何者」
「俺はこの世界の神だ」
こいつ、頭大丈夫か??私が転生者だと分かるってことは只者ではないけど。
「証明してやろう」
急に大型テレビから出てきて私に水晶を見せてきた。そこには私の前世の家族が映っていた。
「どうだ?」
神と名乗る変な男はドヤァと効果音が着きそうな程のドヤ顔をした。めっちゃムカつく。
「君がこのダンジョンの主となってくれるなら前世の家族に挨拶出来るよう、その世界の神に話してやってもいいぞ」
かなりムカつくが悪い話ではない。了承というようにレフィカは首を縦に振った。
ちなみに出てくる神様はまぁまぁな美形です。