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32話 召喚士の杖
他にも熱火石が使われている、庶民の家ではお馴染みのストーブもどきやコンロ、オーブンetc。
前世の地球の電気みたいなもの?いや違うか。
「魔道具ってなに?」
そこから!?
うん、そうだよね。ギリスさんは300年前からこのダンジョンにいることになる。
ギリスさんの中での文明は300年前で止まってるわ。
そういえば魔道具が開発されたの150年くらい前だ。魔石の利用方法が分かったのが200年くらい前で、やっと開発できたのがその50年後。
「魔道具は魔石を使った道具や魔法を付与した道具のことです」
「じゃあ、これも魔道具になるのかな」
「そうですね」
「あっ、そうそう。これはフィエロニケの杖だ。古代語で、僕が名付けたんだ。」
「古代語ですか」
どうりで聞いたことがない言語なわけだ。
「どういう意味なんですか?」
「フィエロニケはね、召喚士という意味だ」
召喚士。召喚士は遥か250年前にいなくなった者達だ。召喚士は並行する異世界から神獣や幻獣を召喚し使役する職業だった。今になってはその力、術は消え去ってしまった。何故か。それは権力者による召喚士狩りがあったからだ。




