19話 植物型モンスターの種、採取
いや、でもう~ん、どうしよう。
まぁ、種収穫したら大丈夫そうだしいっか。
「じゃ、私また探索?してくるわ」
「うん、待ってるね~」
ダンジョンの出口まで歩くと、フィルが追いかけてきた。
「この卵持って行っといた方がいいと思うよ、刷り込みできるし」
こいつ、卵が怖いんだな?まぁ、いいや。
持っていった方が面白そうだし。
植物型モンスターが大量に群生している所に転移しよう。
【我は植物型モンスターの群生地を望む ラフィエガ】
森の中にいた。
うん、どこか全くわからない。
歩き回ってみると、かなりの種類の植物型モンスターが生い茂っている。
美味しい実を付けるのはどれかなぁ。
ひとつずつ【鑑定】して行く。
ここ付近の【鑑定】が終わった。
食べることが出来る種類はシーフルという小さい栄養満点の木の実を実らせる木と、リルリルベリーという前世のいちごの2倍は大きい木だけだった。どちらも市場に出回るから大丈夫だろう。
運良く2つとも木の実なるし種子があったので採取していく。
ちなみに植物型モンスターと言うだけあって動くし、低いけど知能もある。そう言えば植物型モンスターは魔力で育つから日差しがなくても実を付けるって誰か言っていなような。まぁ、それが正しければ嬉しいけど。
【我はダンジョンに行くことを望む ラフィエガ】
ふっと森の景色が消えて、見慣れた洞窟の入口にいた。よっしゃ帰ってこれたぜ。魔力が謎のの ∞ だからどんだけ長距離移動しても疲れない、これは便利ね。人間業じゃあないけど。