18話 ご飯どうしよう
なんと!?拾ってきた卵はファフニール・バハムートだという竜種のなかでも最高で最強の竜種の卵だった。竜種と言うだけでもモンスターの中では最高位なのに。ファフニール・バハムートともなれば、たった1匹で大国を潰すという。てか、神話にも乗ってるくらいだ。
でも、神様いるんだし何とかなるか。
「いや、無理無理!幼竜でギリギリ勝てるくらいだから」
これは絶対心を読まれている。
「心読まないでくださいよ!!」
「ええぇ」
「とにかく、また読んだら格闘技かけますよ」
「はーい」
今後ろに1歩下がったのはなんですか?的な顔で微笑むと神様 いや、フィルは顔を青くした。私そんなに怖いかなぁ。
グゥー
忘れてた。朝ごはん!
フィルをおいて、隣の部屋の台所(今更なんだけど私の部屋に台所はなかった、フィルが作ってくれたのかな)に走って行くと、昨日の残りのマユトラルの実が置いてあった。
朝ごはんの材料も何も無いし、マユトラルの実でいっか。マユトラルの果実の皮をサバイバルナイフで剥いて口に入れた。
うん!めっちゃ美味しい!
口の中で甘酸っぱい果汁と弾け歯ごたえのある果肉がフィーバーだ!
マユトラルの実をひとつ食べ終わった頃にフィルも匂いにつられるようにこちらへ来た。
「フィルも食べる?」
「いや、僕はいいよぉ」
「そう」
でもこれからどうしよう。肉はモンスターを狩ってくるしかないんだけど、野菜は....
「フィル、野菜ってどうすればいいの?」
「植物型のモンスターとかからとればいいんじゃない?」
「あぁ、そういう手があったか!」
でも植物型のモンスターだったら洞窟であるダンジョンでは住んでくれそうにないしなぁ。
卵の中から仔竜の生まれる予定はまだ未定です!