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12話 レフィカ、奴隷を買う

レフィカはディーズルピロルを異空間に入れた。


私のダンジョンは最下級ダンジョンらしいせめて中級がよかったなぁ、いや!上げてみせる!

今日の晩飯の肉は手に入ったけど、緑そう野菜がないのだ!しょうがない、街まで転移して野菜の種を!と思ったのだが、世話をする時間はあるのかとか考えてしまう。数分うーんうーんと唸りながら考えていたけど、やっぱ買いに行かないという発想に至った。だって私、めんどくさがりだし一週間で枯らすわ。

でもどうしよう。野菜も食べたいし、まぁ街には行ってみよう。



シュッと街に転移した。レフィカはふとギルドの入口を見ると、さっきは気づかなかったけどもう4時じゃないか。この世界にも時間という概念がある。一般家庭には時計はないけれども。私の家にはあった。昔のことだけどね。今はもう全部取られちゃってるかも。

「リンリンリンッ!」

いらないことを考えていると、右の方からうるさい鈴の音がした。首を回して右を見ると

「いらっしゃい!奴隷市の始まりだよ!」

最悪だ気づかないうちに奴隷市の方に入ってしまったらしい。この世界にはもちろん奴隷がいる。国は許可してるわけじゃないけどしてはいけないとも言っていない。しかも奴隷市はきまって4時半から始まる。いつも4時までには家に帰っていたのに。

はやく奴隷市から抜けたくて、早足で歩いていると横から

「いらっしゃい、いらっしゃい!今日は珍しい南国の奴隷が揃ってるよ」

南国はここからかなり遠く、行くのに時間がかかるためいけない。私の転移魔術は使った場所から300キロ以内であれば大丈夫だが、それ以上になると失敗する可能性があり、危険なので私でもいけない。本気で行こうと思ったら行けるけど興味はない。

南国の人見たさの好奇心と興味でそちらを見ると、南国人と思われる浅黒い肌の隣に傷だらけだがとても白い肌の男が座っていた。その人も売り物の奴隷だろう。思わず近づくと、奴隷商の男に声をかけられた。

「気に入ったのがあったかい?」

「いえ、その白い肌の男の人は?」

「ああ、こいつかい、やめときな使えないよ」

「何故ですか?」

「こいつは声もでないし、体力もない労働奴隷も出来ない。しかも目が見えない。顔は綺麗だから客寄せくらいしかならねぇんだ。お嬢ちゃんだったらこの見目のいいのはどうだい?」

「いえ、その白い肌の人の値段は?」

「使い物になんねぇから買うんだったら安くしとくけど、お嬢ちゃん優しいな同情か?」

「ええ、そんな感じです」

「そうか、安くしといてやるよ1500liLだ」

たいてい奴隷は5000liLはするけどかなり安くしてくれた。

ぴったりの代金を渡すとちゃっちゃと奴隷首輪の主人を私に変えてくれた。

奴隷はみんな奴隷首輪を付けている。奴隷首輪は主の命令に逆らった時の罰や、逃げ出した時のGTSみたいな機能を果たす。主が望めば外すことも出来るので、ダンジョンに帰ったら外す。

「ありがとう」

君名 言葉さん感想ありがとうございます!towaさんも感想ありがとうございます!(≧∇≦)1話の量ですね、多くなるよう頑張ります!

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