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25章 紅い糸

 僕は君と初めて来た桜の木があった

中立の国で1番高い山の上に来た。


桜は咲いてはいなかったけど、

僕は君の血で染まった紅い糸で

桜の木に糸をはった。


僕と君の力でできた紅い糸は

真っ赤に染まる歪んだ愛の巣を作った。


僕「ほら これで君は僕のもの

  これで僕らは離れない

  言ったでしょ?

  僕はここでは絶対!

  だからここで作った

  君との愛は絶対!

  これは「真実の愛」という名の

  「絶対の愛」だ

  君は僕のもの 僕だけのもの」


この紅い糸に縛られ、僕は

君の所に行こう。

約束したでしょ?僕と君は離れない。

君は僕のそばから離れちゃいけない‼


変わらないものはあるよね?

あるんだよ、もう2度と離さない!


また、僕らを突き放す者がいたら

今度は神でも許さない。


みんな消してやる…。

僕と君以外全部消してやる。

そして楽園を作るさ。


おじいちゃんとおばあちゃんになっても

手を繋いで歩くんだよ?

あの世じゃ、年を取るのか

わからないけれど。


 君は僕を信じてると言った。

だから、君と僕を突き放す者から

助けたんだ。


 ほら、見てごらん?

君の指と僕の指…

紅い糸で繋がっている…

これは紛れもなく僕らの

運命の紅い糸!

君の血と僕の糸でできた紅い糸…。


ないものなら…

存在してはいけないものなら

僕らで作ればいい。


君は神は信じるのに、運命を信じない

タイプだったけどさ


僕は神は信じないけど、運命はあると

思う。

どっちもどっちか?


ねぇ…?

僕にこうして欲しかったから

僕を騙して深くわざと

傷つけたんだよね?


ごめんね…遅くなって…


君は最後に僕に言ったんだ


君「愛してる 信じてる」


その意味がわからなかったんだけどさ

今わかったよ

こういう事だよね?


僕「愛している 信じている」


それが神に逆らおうが、どんな間違い

で、罪であろうが、地獄に堕ちようが

僕には知ったこっちゃない。


だって、僕は蜘蛛。

悪者、嫌われ者、闇の世界で

1番罪深き者。

自由を求め、命を全てを喰らう蜘蛛だもの‼

今更、偽善者は気取らない。


君が僕の全て

僕が君の全て。


僕は君のいない世界でなど生きられない!

君は僕のいない世界で生きていちゃ

いけない。


だって、僕は君の愛した蜘蛛。

弱い醜い臆病な蜘蛛。


そして、君は僕の愛した紋白蝶。

弱い醜い臆病な紋白蝶。


それでいいじゃないか…?

それでいいんだよ…。


空を見つめ、綺麗に光る月を写した。

そして、月に手を伸ばした。


僕「ほら 君と僕は運命の紅い糸で

  繋がっている…」


だから、あんなに離れられなかったんだよ。

僕らは繋がっている。


身も心も…

この紅い糸(愛の運命)で…。

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