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9章 変わりゆく心

永遠なんてない事くらい知ってるよ?

僕もいつかは永遠を夢見た事がある。


ずっと一緒なんだって…

けど、愛は変わってしまう。


愛には期限がある。


そして、無くしてしまう事だってある。

望む事しか叶わないって、

全部口に出してしまえば嘘になるって

「真実の愛」なんか最初から

存在しないんだって。


だけど、ここで君とこうして出会えて、

お互い好き同士になれた事だけは

確かだよ?

それだけは真実だ。


君が誰を好きでも僕は君が好き。

もしも、運命の相手が君なら

また巡り会えるよ。


好きになっちゃいけなかったかな?

「運命って信じる?」

想いってそんな簡単じゃないんだ…。


誰かを傷つけて、自分を守るのは辞めるはずだったのに

どうして僕はこんなに弱いんだろう?

自分がわからない。


気持ちがそんな風に変わってしまうなら

ずっと一緒なんて簡単に言わないでよ


そばを…

僕のそばを離れないなんて言わないでよ


 こんな僕でも君の幸せを作れるかな?

君の笑顔を作れるかな?

泣かせてしまうかな?

傷つけてしまうかな?

傷ついてしまうよね?

ホントにごめんなさい。

なのに、好きになって僕は何をしてんだろうね?


僕の事好きになってくれてありがとう。

好きでもどうしようもない事があるんだ

どんな別れが来たとしても、

出会った事には必ず意味がある。


そう信じなきゃ全部意味がなくなってしまうから

君との全てがなくなっていってしまうから…


嘘だらけの世の中だ

変わってしまうのが当たり前の世の中だ


信じる心と信じられない心しかないんだよ。


好きだからワガママ聞いてとか、

好きなんだったら理解してとか

無理なんだよ。


そんな簡単な想いじゃなかったんだね

どうしてわからなかったんだろ?


失わなきゃわからないなんて

生き物ってバカだね


僕はバカだとわかっていたけど

ホントにバカだね…


真っ直ぐな自分の為だけの愛を

僕は求めていただけだった。


てか、蜘蛛なのに何を真面目に自分に

酔ってんだ?


単純に考えよう。

僕は君が好き

君は僕のもの

僕だけのもの…


変わらないでいて欲しかった

あの頃の君のまま


僕は変わらなきゃいけなかった

蜘蛛だからって逃げる自分から


君は神の王国にだけあるという

「真実の愛」の事を教えてくれた。


それと初め闇に染まっていた

僕の心を慰め支え、いろんな事を教えて勇気づけてくれた。


君「本当の愛は簡単に言えば自分を

  犠牲にしても相手を守る事が

  できる事 それほどに愛せると

  自分も常に幸せでいられる」


僕「じゃあ 僕には無理だから

  君だけそうやって愛してよ」


君「けどね?相互の関係じゃないと

  バランスが崩れる」


僕「そっか 僕にはあまりわからない

  けど、難しいんだね」


君「心が大事なの 目に見えない

  ものが一番大事なの

  例えば心が無くなったら

  あなたに何が残るかな?」


僕「目に見えないものなんて

  信じられるはずがないよ

  こんなくだらない世の中だ

  苦しいだけ 

  だから色んな生き物を食べるんだ

  孤独を苦しみを消したいから

  心なんて僕にないよ」


君「こんな世知辛い世の中

  何も感じない生き物の方が

  少ないよ

  けど辛い苦しいと言ってどんどん

  自分を追い詰め 自尊心を

  失っていくくらいなら

  孤独の方がマシ」


僕「まぁどうせ僕は蜘蛛だから

  悪者 嫌われ者だから

  関係ないかな」


君「あなたは悪者じゃない

  怖がりなだけ

  苦しい事だって沢山あるけど

  それも自分を造り上げる要素

  自尊心を持てれば周りの状況が

  どうであろうと芯の強さを

  保つ事ができる」


僕「…僕は悪者だよ

  いい所なんてないもの」


君「自分のしてきた事

  現実に向かい合うのは容易な

  事じゃないけど

  あなたが自分の荷が重く辛いと

  感じる時に一緒にその闇を

  背負う事はできると思うんだ」


僕「そこまでなんで僕に

  優しくしてくれる?」


君「私はあなたに目に見えない部分で

  感じるものがあるんだよ

  あなたの良心はちゃんと正しい

  道を知っている

  ただその方向に素直に身を

  委ねれば楽になれるし

  幸福に満たされるのになって

  思う」


僕「素直ね…もし愛など信じて

  裏切られたらどうする?

  時間の無駄じゃないか」


君「達成できない時は

  また改めればいい

  バランスを持って固執し過ぎない

  事 そのうち他に自分が思っても

  みない道が出てくる

  行き方は様々でも 目的地に

  着けばいいじゃない?」


僕「…ふむ 行き方が様々でも

  目的地に着けばいいか…

  なんとなく理解できる」


君「それでいいんだよ それでいい

  今はピンと来なくても

  あなたには私がそばにいるから

  望む限りそばにいるから」


君は優しく微笑む

聖母のように微笑む。

こんな僕に、こんなにちゃんと教えてくれたのは君が初めてだった。


初めは君も凄い好きになってくれた

はずなんだ。

どこかで誰かが邪魔さえしなければ

最初の頃みたく仲良く幸せを

感じていれたんだ。


君が僕の闇を払ってくれて

いつもそばにいてくれる。

それでよかった。


僕はそれを終わらない時間にしたいだけ

あの頃みたいに一緒にいたいだけ


なのに、君は少しずつ変わってしまった

ココ(過去)に僕を残して…。

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