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三姉妹方程式  作者: 蝉時雨
二学期
71/133

case:57 【×文化祭準備の場合】Act.5

あの後殴られ気絶した私は打ちどころ悪くそのまま救急車で病院へ搬送。

なんてことはなく。


次に目覚めたときは学校の保健室のベットの上だった。


傍らには何とも疲れた表情をしたよっちゃんが心底安心したような表情で私の無事を喜んでいた。

なんでも軽い脳震盪で済んだとか。


ということは、だ。

よっぽどのことがあったはずである。


まずはそこのところ詳しく聞くとしようじゃあないか。

さて胃薬はっと・・・。




時間はさかのぼって私が男子生徒に殴られたその瞬間によっちゃんが教室に来たらしい。


「ちょ、ちょっとこれどういうこと!?京ちゃん大丈夫!?」


それはもう凄惨たる状況だったとか。

クラスの女子はざわざわとしつつも誰も動こうとするような人はいなかったらしい。


まあ、パニックになればどうすればいいとかわからなくなるからな。


しかし、そんな中小鳥遊さんは私を心配して保健室に運ぼうとしていたらしい。

何というかまぁ、お礼言っておかなきゃ。


で、まぁ騒然とした状況なのだが、気絶した私をほっぽってモデル子さん藤崎さんというのだが。

彼女が殴られた私を見てなのか、激昂して殴った男子生徒につかみかかったらしい。


もう一触即発、殴り合いもかくやという雰囲気だったそうで。


けどまぁそこで我らが担任藤間先生が騒ぎを聞きつけてやってきてくれた次第ということで、一応今は落ち着いて生徒指導室で話を聞いている状況というらしい。


ただ、よっちゃん曰くあそこまで激怒している智ちゃん先生は久しぶりとの事。

まぁ、だいたい予想はできるけど。


それに一番に私の心配ではなく場を収めるよう尽力したそうで。

普段お茶らけているような人間が本気で怒ると逆に普通になるっていう典型的なものだから始末が悪い。



生徒指導室での話合いはまだ続いているらしい。


「ってことは私そんなに寝てない?」


「あ、うんだいたい2~30分くらいだよ」


まだ話合いが続いているなら創育ことだろう。

よっちゃんもスマホの画面を見して現在の時間を教えてくれている。


しかし、その何というか。


今後の展開が恐ろしい。


正直、今回の件に関しては私のでしゃばりも大きいと思う。

けれども、だからどうした。

といった連中が私の周りにはほとんどなわけで。


とか呑気している間にも保健室の外から聞きなれた声とか騒々しい足音とか


「「「「京ちゃん・京様・ケイ・お姉さま!!!!!!!」」」」


出来事は放課後の出来事だったし時間的に皆に情報言っているだろうなとは思ったが、寝起きにこのうるささは身に染みる。

心配してくれるのはうれしい限りなのだが、今にも私を殴り倒した男子生徒の顔面の形状を変えに行くとか物騒なことを抜かしている阿保妹がいるし。

他二人の生徒に関しては過剰なボディタッチが目に余る。


唯一姉だけが現状での状況を教えてくれたぐらいで、それが終わったとたん教師の顔を崩す始末。


目覚め一番にこの面倒な人たちを抑えるのに必死である。



かくして、学園祭前だというのにいらない喧騒を呼び込んでしまった。


が、最後の最後、皆が帰りしたくにと教室にそろって戻ったとき。

そんな時を見計らったようにモデル子さんが私の前に。


「あー、あんたもさ、藤間さん。意外とアグレッシブなんだね」


いきなり苦笑いでそう述べるモデル子さんに私は呆ける事しかできないでいた。


「あ、いや、なんていうか唯一まともっていうかおとなしいと思ってたし、こうとっつきにくいオーラも放ってたじゃん藤間さん」


そんな覚えはない。

いったい彼女は何を言いたいというのだろうか。

というかやっぱり出しゃばりすぎたのかな?とか思ってしまう。


「ていうかさ、男子相手にさ喧嘩売るとかさふつうしないよ?それも殴られそうになっても逃げないとか正直バカだとおもったよウチ」


ああ、うんそういうことだ。

完全に出しゃばりすぎだってディスられてる私。


「まぁ、でもさ」

「えっと、モデル子あ、いや藤崎さん?ごめん余計だった、謝る」


ここはとりあえず誤っておこう。

自身がいいことしたと思っても有難迷惑ということは多々あるのだから。

とかおもっていた。

「は?いやいや違うって藤間さん、てかモデル子って・・・ウチの事?あははは、何いつもそう呼んでたの?受けるわー」


のだがどうやら違うようで。てか笑われたぞ?

いったい何度ディスられるのだ私は。


「あーいや、ごめん違うよね。ウチも言い方悪かった、藤間さんかばってくれてありがとう」


・・・・・・おや?


っは、一瞬思考停止していた。

よくわからなかったがどうやらお礼をしたかっただけ?みたいだぞ。


「藤間さん、大丈夫?」


あまりに硬直しすぎて心配されたが、ああ、大丈夫だいたい飲み込めた。

うん。


「いや、大丈夫。うん、どういたしまして」


「そか、じゃあそういうことで。また明日」


また明日アとお互い手を振りさよならの挨拶を。

しかしお礼を言いたかっただけにしては大分失礼なことを言われた気がするが気にしないことにしよう。


まぁ、いろいろ問題もあるがモデル子さんも学園祭を楽しめるだろうさ。



あとは私と問題の四人の件をどうにかしなくては、ね。

感想等良ければお願いします。

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