case:54.5 【×文化祭準備への場合(番外)】Act.1
★藤間智
留学生を巻き込んでの京ちゃん争奪戦が始まって早数週間。
今更考えてみて、なんで留学生のアヴィさんが京ちゃんをそこまで・・・。
とも思いもしたが、今回の難敵はアヴィさんでもちろん妹も論外。
一番勝ち筋が見えているのは同じ学年、クラスで一緒に居る時間が長い私であることは間違いない。
と、思いたいのだが。
そこで思わぬイレギュラーが生徒会長である高嶺さんである。
夏休みのペンションの時もそうだったが、彼女の京ちゃんに対する執拗さは私達姉妹の協議を超えている。
そこんところあのクソ妹はきちんと守っているから私もあの阿保も京ちゃんが本当に迷惑だと思われるような行為は控えるようにしている。
しかし生徒会長、高嶺さんに関してはその範囲を知らないだろう。
一応それに関してはアヴィさんも同様なのだが、そこは一番京ちゃんと居た時間が短い故逆に心配ないともいえる。
がしかし、高嶺さんは別だ。
夏休みのペンションでもそうだったが、彼女の頭の中には理性というブレーキが存在しないように思えてしまう。
それに彼女に関して、あまり好ましくない噂を耳にしたことがある。
いわゆる薔薇趣向だという旨の噂を!
故、今回の一番の難敵は生徒会長・高嶺椿姫であろう。
「うぉぉおおおおおおお、京ちゃんはこの手で守る!!」
『センセー、授業すすめてくださーい』
いかんいかん、授業中でした。
教頭先生に連れ去られでもしたらシャレにならない。
だから今は自重しよう、自重。
『センセー、てが止まってまーす』
「はい!!ごめんなさい!!!!」
★アヴィ
正直言って、この勝負私にとってはとてもアウェイであることは間違いないデショウ。
シカーシ!
そこでこの私がケイのハートを一番に射止めることができれば他の面々も納得せざるを得ないはずデス!!
そうなれば私とケイは晴れて相思相愛。
誰にも邪魔されることもなくなるのは之、必然。デス!!
装と決まればさっそく京のハートを射止めるためにケイが好きなものを調査しに行かねばならない、のデスが・・・
「アヴィさん、よかったら俺と一緒に文化祭回りませんか!?」
「アヴィさん、文化祭の予定は・・・」
「アヴィさん一目見たときから・・・」
「アヴィさん!」
「アヴィさん・・・」
「シーーーーーーーーーーット、これじゃあケイの事を見に行けないじゃないデスかデス!!!!」
まったく今の日本男児には慎みというものが無いのでしょうか!!
それに比べケイは・・・・・・ぽっ。
はっ違う違う、京の好きな物デス!
こうなれば外堀から梅に行くしかないデスね。
一クラスメイトとしてクラスの出し物のお手伝いもしないとイケませんし。
しかしまったく。
ケイと同じクラスだったらこんな苦労もしなくて済んだのに・・・。
否、これは愛の試練!!
そう思い頑張るとシマショウ!!




