表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三姉妹方程式  作者: 蝉時雨
二学期
66/133

case:53 【×文化祭準備の場合】Act.1

留学生を交えての私の周りの過激派達が起こしたひと騒動から数週間。

我が姉兼クラスの担任でも有る藤間智先生はなんでか本来楽しんで取り組むはずの生徒を差し置いて職人顔負けの真摯さで意欲的に文化祭の準備に取り組んでいた。


とは言っても基本が生徒主体であるということはきちんと念頭においてあるのか、きちんと一歩引いた場所からでの対応である。


正直に言って普段からこうであると私としても助かる物もあるのだが・・・。

まぁ、今のところは意欲的に手伝いを買って出たり徒実に教師らしいことをしているから変に口出しはしないのではあるが。


ん?私達のクラスが何をするかだって?

それは


「買い出し組行ってまいりました~京ちゃんいたわってくんろ~」

「ご苦労様です、では法月さんだけは引き続きクラス内の装飾をお願いします」


「ファッ!?殺生じゃね!?」


「貴女達は混ぜるな危険ですからね」


「無慈悲で無根拠だしょそれ!!!!!」


なんか途中でどうでもいい委員長とよっちゃんの会話とかあったけど気にしない方向で行こう。



それで話は戻るが、私のクラスでは何をやるかというと、何とも面白みのない喫茶店ということで落ち着いた。

まぁ、喫茶店ということで”メイド喫茶”がまず男子の手で上がったが女子の冷ややかな目で却下。

なぜか姉も残念な顔をしていたが見なかったことに。


そこで私は全く知らなかったのだが、このクラスに現役の読者モデルがいるらしくギャル系の方々に壮絶な人気を持っているとかでテーマとしてはパリコレ的な雰囲気で給仕していくという何とも斬新な”モデル喫茶”となった。


ちなみによっちゃんは運動部で運動神経がいい以外説くに何もなかったので装飾や買い出しに回ることに。

そして私はというと姉が面倒なことに私が休日などは料理をしている等口を滑らしてくれたおかげでメニュー考察兼ねる調理組のリーダーへと委員長命令で回されてしまった。


正直面倒臭いが任された以上全うしないわけにはいかない。

という義理はないのであるがそうしないと委員長がうるさいっていうのが本音であるというのは言わずもがな。


それより厄介なのはなんでか小鳥遊さんもそこに立候補してきたことである。


最初こそ、料理好きなのかな?とか思っていたのだが蓋をあけてみれば包丁の握り方すら危うい料理のりの字も知らないほどの所信者なのだ。


これ完全に私を監視したいがために立候補しているでしょうに。

まぁ、小鳥遊さんに関しては生徒会長の時みたいに正体がわからない、というわけでもないし私が下手な行動をとらない限り無害だから問題はないだろう。

が、うっとうしいことには変わりないのが悩みどころではある。


最終的にはどこかのバカな幼馴染が変に言いふらしてでもいるのか料理が下手でも立候補したのは私と裏ではデキているからだとか変な噂までたつ始末。


それが変な方向で過激組、特に今現在私を勝手に商品にして競いあっている方々の耳に入ってしまったらと思うと怖いところがある。



思うのだが、なんでかそうはならない、というよりそれよりももっといやなことが起こりそうなそんな得も知れない恐怖感を感じてしまうのはなぜなのか。


きっと気のせいではないのだろう。


というのも姉が真面目に先生やっていることも一つの要因になるのだが、あの五人による争奪勝負宣言があってから、学校ではおろかあの妹ですら家でも私への接触がめっきり減ったのである。


今までは、何があろうと。

それこそ姉妹喧嘩をしようともたったの数秒で私に謝りべたついてきていた姉妹が・・・いや、それは姉妹喧嘩ではないのか?

いや、とりあえず、四六時中私にべたつく事しか考えていないような姉妹が家ですら普通の姉妹みたいに数言交わした程度でここ最近が終わっていく。


正直うすら寒さしか感じない。

そのせいでここ最近本来の調子が出ないというかなんというか。

・・・はれっ!?なんかそれが当たり前すぎて忘れていたが本来これが当たり前のことなのではないだろうか。


もう正直何が何だか分からなくなってきている。

私はどこへ向かってどうしたらいいのだろうか・・・。


「ちょ、ちょっと藤間さん!?」


「ど、どうしたの大丈夫?てか手を止めて!!怖いからぁ!!!」


そんな感じでボーっとしていたら皆が必死の形相で私を止めているのが目に入った。

いったいどうしたのだというのだろう。


と思ったらどうやら無心で生クリームをホイップしていたせいか、どうやらそれが至る所にそれが飛び散り調理室に胸焼けしそうな匂いをまき散らしていたようである。


「・・・あー、あはは。ごめんなさい」


怒られることを覚悟で謝ってはみたが皆同情の目で口をそろえて『仕方ないよ』なんて励ましてくれた。



・・・いや同情するぐらいならこの状況を変わってはくれまいか。






お気軽に感想等お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ