case:50 【×留学生の場合】Act.1
引き続き新学期早々濃いい新キャラが出てきます。
毎度騒がしの中間考査を終え。
今回は席替えのおかげもあって余計騒がしかったがここは割愛。
特に委員長の絡みはなかったのだがどこで勉強会の事を聞きつけたのか小鳥遊さんが乱入してきて妹との大戦争だったり、よっちゃんに変な勘繰りを入れられる以外はいたっていつも通りだったので割愛。
決して話すのがめんどくさいとかそういうことでは無いということは理解いただきたい。
とりあえずテストを終えいよいよ文化祭、とクラスの皆も浮足だって来ているところにさらに皆のテンションが上がるニュースが舞い込んでくる。
「えーっと、来週から留学生がこの学校に来ます。クラスは違うけれど日本には不慣れだろうから何かあったら皆手助けしてあげてくださいね」
なんでもイギリスから留学生が来ていたらしく、ちょうどテスト期間とかぶってしまっていたため今までは別室で一人寂しく登校していたらしいのだが来週からとうとうクラスに正式に編入することになるらしい。
噂好きの男子曰く美人の外国人を見たという話からクラスの男子生徒のボルテージもマックス。
まったくやかましいものである。
「へーイギリスかぁ~・・・京ちゃん今回は興味なし?」
小鳥遊さんのこともあってかニヨニヨとよっちゃんが訪ねてくるが、小鳥遊さんは別件だし同じクラスだから気になっていただけで留学生は別のクラス。
別段警戒する必要もないだろう。
「クラス違うしね、あと小鳥遊さんとの事もよっちゃんが思っているようなことはないから、何度も言わせるな」
とりあえず正直に、むかついたので少し強めにチョップを脳天にぶち込んでおく。
がよっちゃんはにやけた顔を崩すことはなかった。
むかつく。
とかなんとか無関心を気取ってはいたが、私が何かをしなくても向こうが動いてくると私としてはどうしようもないというかなんというか。
「Hey!貴女がケイ・フジマさんデスネ?ケイちゃんって呼んでもいいデスか?」
様はこういうことというか。
なんでも向うさん、お名前はアヴィ・トゥワイスマンさんというらしいのだが。
夏休みの初めごろに一方的に私を知ったらしく、学校が一緒だったときは運命を感じたとかで。
教室は三つ離れているのだがわざわざ私のいるクラスを突きとめてはやってきたといういきさつである。
それが彼女が正式にこの学校の留学生としてクラスに編入してきた初日の事である。
ただ、それがある程度顔を知っている人の方が親しみやすいとかそういう理由であればよかったのだ。
けれども現実というものは得てして思うようにいかないというのか。
これがお前の運命だとでも神様あたりが嘲り笑っているとでもいうのか。
「Heyケイ!今日はどこでお昼食べるマスか?」
まるでいつも一緒に食べているような口ぶりから始まって。
「ケイ、私にもっとケイのことを教えてほしいデース!!」
君は日本のことをw知りたくて留学してきたのではという突っ込みを我慢して。
「ケイ!今週末はデートいきまショウ!!」
挙句にはもはや彼女の興味関心が100%私にしか向いていないことを気づかされた。
しかもこれはあれだ、姉と似たようなタイプだ。
妹はあれで周りに気を使ってはいる。たまにというか結構な頻度で周りが見えなくなるだけだが。
けど姉は最初から周りなんて気にしていない。
だからこそぶっ飛んだ行動も簡単に実行できてしまえる。
彼女、アヴィさんはそっちよりだこれ。
だってさっきからこの人私の教室で周りの目なんか気にせず私に後ろから抱き着きながらデートプランの話なんか始めているのだから。
とりあえず、スキンシップは激しいし私にそこまで個室する雌雄が見当たらない。
それになんだか私の今まで培ってきた第六か第七あたりのセンスがこの状況はかなり危険だと告げている。
とりあえず今この場から逃げだしたい・・・
何て呑気に考えている暇なんてそもそも私にはないことに気が付くべきだった。
「お姉さま今日もお昼・・・」
「京ちゃ~ん、今日はお姉ちゃんと一緒に・・・」
「京様ぁん、たまには生徒会でご一緒に・・・」
一つだけ言い訳をさせてもらうとまさか今日このタイミングでこの三人がいっきに来るとは誰が予想できただろうか、いや誰にもできないだろう。
だって、あのよっちゃんでさえも苦笑いして逃げ出しそうに否、今すぐにでも逃げ出そうとチャンスをうかがっているくらいだ。
「「「あああああああああああああああああああいええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?????????」」」」
だからこれは仕方ないこと、そう仕方ないことなのだ。
いつかはこうなる運命受け入れるしかもう道は残っていないのだから。
「騒がしいデスネ?あ、ケイは水族館デートと遊園地デートどっちがいいデスか?」
頼むアヴィさん、今だけは黙ってくれ、胃が、胃が焼けただれてしまうからっ!!
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